少し楽器のお話。
上がEHEのベルと現代の製法で作ったパイプのヤード(U字の管)とD調のリードパイプとクルーク管を組み合わせた物。
下はHASSのベルに手打ちのヤードとDes調(a=415のD)のリードパイプとクルーク管を組み合わせた物。
EHE, HASSは当時のマイスターの名前です。
ベルは用途を考えて完全手打ち(ヒストリカル)で無いベル。後からベルを変えたり、用途で入れ替えられる様にベルチェンジシステムに変更。何年後かにヒストリカルも良いかな~
と言ってもこの組み合わせが相性が良く入れ替えても今一つピンと来ないのだけど。
本来のナチュラルトランペットは普段はこうはバラせ無い。でも、これ、"移動"! やメンテナンス、道具選びに便利。特にこの3孔システムはコンパクトに収まるので助かる。また、完全とは言え無いがナチュラルになるパーツも有り使い易い。
音はハースは煌びやか。
エーは華やかさの中に少し陰りが有る。半音の長さの違いでも音色は変わり短いと明るく硬くなりがちなのがベルの違いでかなり雰囲気が変わる。
バロック音楽を"聴く"のはモダンよりこれやナチュラルの方が好き。吹くのはどちらも楽しいけど(笑)