唇の調子はイマイチ(笑)
これは、この何日か意識的にバロックトランペットとピッコロトランペットと両方で同じ曲をさらったり、バロックトランペット、ピッコロトランペットのそれぞれでマウスピースを取り換えたりしてたからで、今日と明日の調整で戻る。
全体のバランスは戻った。
理由は2つ。
1つは音の感じ方。
耳の感度を上げる事と何を聴くか、そして音をどう感じるか。音が鳴る前から聴いてなくてはいけない。鳴った音を追いかけて居ても遅い。吹いているより声に近い感覚。スラーの半音階でこの音を感じる感覚を取り戻す。
これ、防音室で練習してると空気感が薄いから感じ取り難くなったりする。
もう1つは呼吸とエネルギーが感覚と頭の中でハッキリと結びついた事。今まで、調子の悪い時に失いがちだった感覚が自分の意思で再現出来る。
エネルギーを身体に取り込む感覚で息を吸う。これが無いとたくさん吸っても身体の中が動か無い感じ。エネルギーが取り込めると身体の中にエネルギーとそれに伴う支えが生まれる。
唇も開き気味な感じから上手く閉じる。最小限の動きと負担になる。
エネルギーを取り込むには自分自身のメンタル、フィジカルのコンディションが良く無いとキツイ。身体が耐えられない。
逆にエネルギーを意識する事により、フィジカルやメンタルのコンディションが良い方向にも向かう感じがする。
これ、ステージでの緊張(あがり)にも有効だと思う。もちろん、普段から出来てないと駄目。
このエネルギーが有る状態の音と無い音は格段に違うと思う。
一言で言うと響くか響か無いか、かな~。
一生懸命に奏法を考えれば考える程こう言う感覚を忘れがちになる事がある。