こんにちは!裾野市ハルポピュラー音楽教室ピアノ講師の山田千春です
「初級者用の楽譜とあるのになんだかむずかしく感じる」
「どことなく見づらい」
こんな思いをしたことありませんか?
今はネット上で1曲から好みの曲の楽譜をカンタンに購入することができます。
初級~上級者用とレベル別で購入ができて便利です
初級とあって購入したのに、どうも弾きづらい、むずかしい
弾けないにはセンスがないから?
いやいやいやいや
弾けないのはセンスの問題ではないです!!
→ピアノを両手で弾くのが苦手、私ってセンスないのでしょうか?
→
思うようにピアノが弾けなくてイライラします。原因は?改善のための5つのステップ
思うように弾けないその原因、もしかしたら楽譜自体に原因があるかもしれない
今回はそんな話題です
私が思う初級者用ピアノ楽譜のレベルとは
・全体的に音数が少なめ
・リズムが簡素化されている
・シンプルな伴奏型
・音域が狭め
・調号(#、♭)をできるだけ使わないキーに変更
なぜ初級者用でもむずかしく感じてしまうのか?
こんなケースが多いです
フレーズとは音楽でいうひとつの文章みたいなものです
音読に例えるなら「、」や「。」句読点のところまでがひとつの文章ですよね
フレーズはそんなイメージに取っていただければと思います。
このフレーズが段をまたいで書かれている場合、はっきりいってすごく見づらい!
できるだけ紙面を節約したいというのが意図でしょう
論より証拠でお見せしたいところですが、市販の楽譜を掲載することは著作権違反にあたる、申し訳ないですがご了承下さい
初心者さんはわかりやすさ重視で選びましょう
下記の画像の楽譜のように1段が4小節でまとめられているとすっきりして見やすいです。
なぜならフレーズは2小節、4小節と偶数単位でまとめられていることがほとんどだから
※こちらの楽譜は自作アレンジ譜面です
赤い線でつなげたひとくくりがフレーズ
写真の楽譜の下段を見てください
5小節というハンパな数になっています。
にもかかわらずそんなに見づらさを感じないはずです
なぜならフレーズを意識して書かれているから
フレーズのカンタンな見分け方として
歌詞のついている曲は「、」「。」句読点まで
あるいは一息つきたくなるような箇所、これが1フレーズです
セクション記号が書いてない楽譜も見づらいです
セクションとは文章でいう段落ごとの区分け
ごくたま~に数字で表記されてるのもありますがスタンダードは英語表記です
曲としての全体のつくり(専門用語で形式といいます)の理解、分析するときにとっても役に立ちます
これが表示されてないとまたとても見づらい。
どこまでがひとくくりか見分けがつきにくい、特に初心者さんはまだそこまで頭が回らない場合が多い。
初心者さんはセクション記号がついている楽譜を選ぶことがおすすめです
これがむずかしさを感じる要因ナンバー1!かも
初心者さん用に音数少なめ、リズムもシンプルに作られているのに・・なぜかみづらい
ですがFill-inや経過音などおまけ的な要素が意外と多く入っている傾向あり
Fill-inや経過音は別になくても差し障りはなし、むずかしいなら省略してしまいましょう
(その代わり聞こえはややさみしくなってしまいますが)
それでもどうにも市販の譜面では気にいらないという場合もけっこうあったりします
自分流にアレンジしてしまいましょう!
J-popやアニソンなどポップス系の曲はメロディーとコードの概念があっていればあとはなんでもOK!のジャンル
譜面はあくまでたたき台です
最初は書かれているとおりに弾く、気にいらない箇所が出てきたら直せばいい
全然OKなんですよ♪
まとめ
思うように弾けないのはセンスの問題ではない!
できないのは譜面に問題がある場合も
身の丈にあった譜面を選ぶ
楽譜通りに演奏する、そうすれば目当ての曲は弾けるようになります。
にたいしてポップス、ポピュラーは修正が可能
せっかくなら自分好みで弾きたいって思いません??
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