幸福とは、多くの時間、楽しい考え方ができている心理状態である。
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私が大好きで、また読み直している本で引用されている文章です。
著者は形成外科医の方です。
冒頭の引用文は、ジョン・A・シンドラー博士という方がおっしゃった言葉だそうですが、とても端的にわかりやすく“幸福”を定義しています。
お金があるとかないとか、恋人がいるとかいないとか、そういうことダケでは、人間の幸せを定義することはできません。
「幸せになりたい」と人が思ったとき、具体的な「幸せ」な状態を思い描いたときに表面的な「用件」は千差万別でしょう。
ある受験生は、東大に入ることが幸せだと思うかもしれないけど、東大生が全員幸せというワケではないし。
ある女性は「結婚して幸せになりたい」と思うかもしれないけれど、既婚女性が全員幸せだというワケではありません。
「楽しい考えができる」状態が多ければ、東大に入らなくても、結婚していなくても、「幸福」を感じることはできるのです。
そして、著者はこんな風にも言っています。
「そもそも幸福というのは降って湧いてくるものではない。自分自身の手で実践し確定するものだ」(P.151)
「幸福」は、誰かがもたらしてくれるものでもなければ、外的要因によって自然にそうなる、というものでもなく、自分の手で獲得するモノ、ということのようです。
また、「見解」と「事実」についても述べられています。
何かについて「それは不可能だ」と、誰かにいわれた場合。
それは、「その人の見解」であって、「事実ではない」という事。
客観的真実かどうかはおいといて、そう思うことによって、やりもしないで、「不可能であると思い込む」ことが、人間には多い、ということです。
自分には無理だ、と思い込んでしまって、「英雄の資質を持っているのに、一歩も踏み出さずに終わってしまう人」が多い、とも言っています。
自分には手に入らない、と思う前に、小さな一歩でも、とにかく一歩前に踏み出してみることによって、世界は変わり始めるのです…
ありがとうございました。^^