前回ご紹介した中村澄子さんの「千本ノック」シリーズは、600点前後くらいの方もどんどん利用できると思いますので、ぜひぜひチャレンジしてみてください。
新しいシリーズがどんどん出ているので、新しい版からされるのも良いかと思います。
今回は、も少し上級レベルをめざしたい、という方向け。
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中村さんの「緑本」(←というらしいです)は、文庫サイズですが、こちらは新書サイズです。
この本は、端から端まで(つまり、問題・解答解説 以外の部分も)全部熟読してください!
4ページから始まる『「上級者」の弱点が詰まっています』という部分と8ページからの『本書を使った効果的な学習法』は、頭に叩き込んでください。
リスニング問題で、パート1は絶対に落とせないように、リーディング問題でもパート5&6は、全問正解の勢いで答えないと、高スコアは望めないようです。また、効率よく解いていかないと、長文読解に時間が足りず、白紙回答という痛恨のミスを犯す原因にもなります。
パート5は14分以内(1問あたり20秒)、パート6は6分前後で答える、これが、パート7で充分な時間を温存するための時間配分となります。
前職の予備校で受験指導をしていたとき、得点率の悪い子ほど、「回答の順番にこだわる」「わからない問題を後回しにすることができない」といった傾向が見られました。
1問に必要以上時間をかけすぎると、他の「絶対解ける」問題まで落とすリスクがあります。
「解ける問題は絶対に落とさない!」という鉄則は、どんな試験にも適用されます。
わからない問題に関わりすぎて、時間を無駄にし、解ける問題を落とすのは、愚の骨頂です。
とはいえ、プロのアナウンサーでもないかぎり、感覚で「20秒」を計るのは困難です。
そこで、普段からストップウォッチ(キッチンタイマーでOK)を手元に用意して、計時しながら問題を解く、という練習をしておくと良いです。大体の感覚がつかめるようになります。あとは、実際の試験のときに、時計を見ながらあと何分…と考えながらやっていけば、「時間が足りない」ということは無くなります。
この本のお薦めポイントとしては、パート6が実際の出題形式の長さで掲載されていることと、目標タイムが付記されていることです。また、上級者が落としやすい問題が厳選されているので、平易な問題は正答できることを大前提として、「この問題をおさえておけば、高スコアが期待できる」という点です。
760点ぐらいから、800点超えを意識し始めると思いますが、意外に厚いのが800点の壁。
リーディングがネック、という方はぜひ、お試しを♪
ありがとうございました。
まだまだ続きます。