8月連続絵本紹介企画♪
【平和への願いシリーズ】の第16回ですウインク
 
 
 
子どもの目から見た
戦時中の生活。
 
 
映画監督の故・大島渚さんが
お子さんの宿題で書いてあげたという
子ども時代の想い出。
 
子どもが読むことを想定して
難しいことは抜きに書いたのでしょうか。
 
当時の出来事をそのまま描いた文章に
伊藤秀男さんの力強い絵が印象に残ります。
 
 
 
 
【タケノコごはん】
文:
大島 渚
絵:
伊藤 秀男
出版社:
ポプラ社
 
 
 
 
自分の国が
戦争していることがあたりまえ。
 
大人になったら
戦争に行くもの。
 
強いことがいいこと。
 
そのための教育。
 
 
友達のお父さんも
学校の先生も
 
突然戦争に行く。
 
そして、亡くなる。
 
 
 
子どもにとって『死』は
そう身近なことじゃない。
 
 
お葬式で泣いている人を見たって
その雰囲気はなんとなく伝わって
しんみりはしても
どこかピンと来なかったり
するのかもしれない。
 
 
しかも戦時中は
戦死は誇らしいこととされていて
 
周りの大人もみんなそう言っていて
 
 
そういうものだと
思ってしまうよね。
 
 
 
 
けれど、
死をはじめて身近に感じた
友達の変化には
気づく。
 
その言葉に
様子に
心を動かされる。
 
 
 
子どもだから言えたこの言葉。
 
子どもだから純粋に流せた涙。
 
 
 
この想いを
大人が塞いでしまっては
ダメだよね。
 
 
大人だって
押し込めたら
ダメだよね。
 
 
 
最後のページの先生の表情が
目に焼き付いて離れません。
 
 
 
誰もこんな顔、したくないよね。
 
こんな想いは、抱えたくないよね。
 
 
 
いまこの国は
本当の気持ちも
どんな意見をも
自由に語れる国になったはず。
 
 
得体のしれない何かに恐れず
嫌なものは嫌だと
間違っていることは
間違っていると
言っていけるはず。
 
 
もしそれが
できくなってきているのなら
再び戦争は
近づいているのかもしれないよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございましたラブラブ

 







 

 

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