すっかり忘れてしまった正月休みの過ごし方。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 今年は大晦日が夜勤明けで朝帰り。年が明けて元日と翌二日に渡り連休。突発的事態が何も起きなければ年末年始にまとまった休みが取れそうだ。今までは大方の元日が宿直。上手くいっても日勤か夜勤、あるいは勤務明けが重なっていたので、元日が丸一日休日となるのは、現在の職に就て二十一回目にして初めてだ。ましてや大晦日は朝から自由で、更に元日の翌日も丸一日休日。つまり人並みに年末年始の休暇が取れるかと思うと、それなりの感慨が湧く。別に狙っていたわけでなく、たまたまシフトの流れでそうなっただけだが、自分で勤務シフトを作製しておきながら、完成後その事実に気づくと狐につままれたような気分に束の間陥った。
 え、嘘?……今回の年末年始、まとまった休みがボク取れるの?……と。
 まぁ正直言うと年末年始に休みが取れるのが、そこまで嬉しいわけでもない。大晦日から三が日は動きも止まって、出勤しても殆どやる事もなく、ほぼ留守番程度の勤務。寧ろ平日の通常勤務より気楽でストレスも少なく有り難く感じるほどだ。些少ながら年末年始の特別手当も発生する。家族のいない身としては尚更、まぁいいか正月休みにこだわらなくても……となる。
 それでもせっかく取れた年末年始の休暇。次はいつこんな僥倖が巡ってくるか知れたものじゃない。というか今の仕事に就いている限り、今回これが最初で最後のまとまった年末年始休暇になる気がする。その可能性は極めて高い。二十一年前の最後の正月休みを一体どう過ごしたかも今は既に思い出せないし、途惑いが先立つのも正直なところ。しかし出来るだけ今回は正月気分に自分も浸りたい。
 と言う次第で今回は大晦日から元日にかけて飲む目的で、何年振りかでワインを購入。クリスマスに恵子と食事したあと、ぶらり買い物した時に購入したスパークリングワインだ。さて、そして何をしようか? いや、何もしないのが正月休みの醍醐味か? 二十一年ぶりに、本当に正月休みの過ごし方を忘れてしまっている。