2022年の大晦日に。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 三十日から入っている夜勤も日付けが変わって大晦日に入った。朝の八時に引き継ぎ終われば今年の仕事納めも完了。突発的トラブルに見舞われることなくこのまま無事に終えたいものだ。
 最も既に世間は正月休みに入っていてオフィスビルは実に静か。僕も今回の夜勤は既に正月休み前夜祭気分。半ば留守番坊やと化して、のんびり過ごさせてもらっている。こういう勤務が一年を通してずっと続くのなら、仕事のストレスとも無縁で気楽に日々を過ごせるのにと、つい甘い夢想も抱いてしまう。こんな風にスマートフォン片手に退勤時間が来るまでをずっとサボって過ごせたなら、この怠惰さが至福の勤務が毎回繰り返せるなら、鬱に陥ることもなく、早期退職を夢見て焦燥感に苛まれることもない。定年を迎えるまでをマイペースで淡々と過ごすことが出来るだろうに。
 休日も家に引き篭もることで精神の安定を取り戻そうとする必要もなくなるだろう。なぜって勤務で精神が削られることもなくなるのだから。外出も自然に増えるだろう。ポケモンGOのジムバッヂコレクションも俄然増えてゆき、休日を、もっとアクティブなものに様変えることが出来そうだ。……気持ちもすっかり緩ませて時間潰しに職場で過ごす現在、更に夢想はそんな風に助長されてゆく。
 要はまぁ働きたくないのだ。生来の怠け者気質は今さら如何ともし難いのだ。しかし生活費を得るため、あるいは孤独な老後の侘しさを紛らわす貯金のため、仕方なくも働かねばならない。その現状を受け入れるとして、それでも出来るだけ楽をしたい。それが偽らざる本音だ。
 仕事での自己実現を夢見ていた若い頃は僕にも確かにあった。しかし今はそれも遠い昔。仕事での自己実現など、今はとっくに夢の埒外だ。
 今は仕事に何らやりがいを求めていない。こんな風にサボって過ごせるのが職場の理想の在り立ちだ。
 最も更なる理想は出来るだけ働かず過ごすこと。今は残業で稼ぎたいという気力も失せている。生活費プラス少しばかりの貯金が月々に出来たら、今はそれでもう十分。それくらいなら残業代を当てにせずとも、何とか現状なっているのだ。
 そういう意味では今年は年明け早々から年末の現在に至るまで勤務時間が長すぎた。休日もことごとく潰されてね。
 今は確かに人数的には落ち着いている。しかし少しは楽になると一安心したのも束の間、やれコロナでしばらく出勤出来ないだの、突発的トラブルが発生して休むだの、断続的にそんな連絡が同僚から入る。今もそれで三日連続職場で夜を過ごしている。通常のシフトは二十八日が宿直、二十九日が宿直明け、そして既に日が変わったから昨日の三十日が夜勤というオーソドックスなものだった。しかし二十九日の夜勤者が急に出勤できなくなり、僕が穴埋め。
 つまり宿直明けて一度帰って、その日にすぐ夜勤で出勤。更に明けて同じくその日に夜勤で出勤という慌ただしさ。今年は結構これ、こんな感じの勤務が多かったが、一年の締め括りにまさか又だ……。
 お陰で今年は三日、更には四日のアルコール断ちが、ちょくちょく発生。これに関してはあるいは健康に良いのかな?……うるせー馬鹿野郎! 酒が飲めないのがストレスなんだよ!……って感じだ。
 何事もなく今回はこのまま仕事納めを終えて、予定通り自宅で大晦日の夜を酒飲みながら過ごしたいものだ。そのためのワインも既に購入してあるのだから……。
 そういう次第で今年は一年に渡って慌ただしいばかり。残念ながらあまり充実感を得られぬまま終わってしまった。来年はもう少し余裕ある一年を過ごしたい。コロナ禍の完全終結は来年も難しかろうが、せめてウクライナの侵略戦争はロシア撤退という形で終結してほしい。世界にもある程度の秩序と平和が戻ってほしい。
 あと個人的にはもう少し株価も戻って、精神的にもゆとりが得られたならば……。
 短歌は別として、記事としては今年はこれがアメブロに落とす最後の記事となるだろう。誰とも交流なく、そもそも読み手も一人もいない場で若干気恥ずかしくもあるが、取り敢えず、「今年も一年お世話になりました。来年もよろしくお願いします」と年末定番の挨拶で、今年最後の記事を締めさせてもらいます。お粗末さまです。「よいお年を!」