下書きのまま放置されていた未完成の記事。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 このアメブロはテーマ毎に記事を振り分ける事が出来る。せっかく付いている機能だから僕も利用していて、今まで、
「映画・ドラマ・テレビ番組」
「人物」
「夢の記述」
「詩」
「一言ネタ」
「ツイッター関連」
「音楽・書籍・短歌」
 と七つのテーマを設けて、書き上げた記事の内容に照らせ合わせて、それぞれのテーマに振り分けて来た。どのテーマにも当て嵌まらないような内容に関しては、普通に「ブログ」に落とすような形でね。
 もっと細分化して、テーマの内容を増やす事も可能なのだけれど、なにぶん根がずぼらなので、このアメブロを利用し始めた当初に設けた七つのテーマ以上に増やす事なく、まぁ、あまり難しく考えず惰性で振り分けて来た案配だ。
 しかし今年に入ってすぐ、久しぶりに新たなテーマを一つ設けた。
「下書きのまま放置されていた未完成の記事」
 というタイトルで、要するにそういう事だ。
 特に短歌が多いのだけれど(後で注釈を付けてアップしようと放置していたら、そのまま忘れ果ててしまっていた歌の数々だ)、下書きのままこれ以上寝かせても、もう膨らませる術もなさそうな記事に関しては、ほんの少し手直しをして、潔くアップする事にした、下書きのまま放置されていた日時そのままの状態でね。
 こういう落ち穂拾い的な事を突然思い立ったのは、まもなく現在勤務している職場から別の場所へ異動になる故の踏ん切りの気持ちが働いているのは言うまでもない。特に現在の勤務地に異動になった去年の4月以降からの9ヶ月ちょいの期間に落とした歌の数々は、その歳月の中にアップしてきちんと成仏させてあげたいかな……と。
 たかが今から9ヶ月以内に落とした歌ばかりだけれど、読み返せばその時の心境が思い出されて、やっぱり懐かしい。こういうその都度その都度の吐息のような歌の数々は、へたに寝かせて膨らませようとするより、吐息の状態のまま、その吐息が落とされた日時にそのまま刻んだ方が懸命だろう。
 一つ、また一つ、……と季節の経巡りの中で忘れ果てていた歌の数々を拾い上げて成仏させる、こういう作業は一種独特の感慨と共に心地よさを覚えた。また下書きが貯まり、人生の節目みたいなものを感じたその時は、今回と同様の営為を行おうと思う。その時まで、「下書きのまま放置されていた未完成の記事」というこのテーマに関しては、この説明記事が最新のまま当分動く事はないと思う。
 このテーマが再び更新される時、僕は一体どこで何をやっているのだろう?……
 楽しみなような不安なような気持ちで、この記事を締める。