映画『主人公は僕だった』(更に補足)。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 もしも現在の私が、誰かに文章で操られているのだとしたら、差し詰め、恐ろしく退屈な私小説を懲りもせず延々書き続ける愚鈍な素人作家、といった所か。当然その日常は私と寸分違わぬうだつの上がらぬ日常なのだろう……あぁ考えるだに、ぞっとする!
 だけど今ふと思ったけれど、カート・ヴォネガットに散々な目に遭わされ続けていたキルゴア・トラウト、あいつも結構悲惨な奴だったよな考えてみれば。