小鳥というハンドルネームを使用してツイッター利用している幼なじみの女のアカウントを見つけた男が、「お前、ツイッターで小鳥と名乗っているだろ」と指摘したら、幼なじみの女の顔色が一瞬で変わり、絶交された…というエピソードをネットで拾って読んだけれど、男がその女のアカウントに辿り着いた経緯に私も慄然とする。
幼なじみの女は、自分が最近出かけた旅行話を男に話したという。で、幼なじみのその女の体験談で耳にした幾つかの単語を並べて男が試しにネット検索を掛けてみると……これが簡単に女のアカウントに辿り着いてしまった、というのだ。
このエピソードを読んで、男のデリカシーのない言動うんぬん以前の問題として、匿名アカウントがこんなに簡単に面割れしてしまう事に対する驚きと不安の方が大きかったな。
このエピソードは、とても他人事ではない。匿名アカウントが身近な人間にばれてしまった女の狼狽する気持ち、凄くよくわかるのだ。私も又、春田蘭丸というハンドルネームを使用してこのアメーバブログを利用しているけれど、もしもアカウントばれして、リアル社会の身近な誰かに読まれたら…と考えるとぞっとするものなぁ……。
だけどこの前、私がこのアメーバブログの記事の一つの中で使用した言葉を三つ並べて、なにげにネット検索してみたら、私が書いたその記事がトップに表示されて驚き慌てた経験をしたばかり。
固有名詞を控えて、日常の細部に突っ込み過ぎないよう心がけ、ばれないように細心の注意を払って利用していても、匿名アカウントって、案外、私が思っている以上に簡単に面が割れてしまうものなのかもしれない。
まぁ、ばれないように今後も細心の注意は払って利用するつもり。しかし最近は、ばれたらばれたで仕方がないか…と、ある程度のリスクを受け入れて、腹を括ってこういう世界を楽しんでいる。
実際、あの人になら別にばれてもいいや…と思える相手もいるからね。寧ろ、貴女にならば積極的にばれたい…と思う相手がね。
先生、貴女の事ですよ。
願わくば、貴女にはこのアカウントを見つけてほしい。ここまで辿り着いてほしい。