皆さんおはようございますニコ

 

 

昨日、米国のテレビショーを対象とした最大級のアワードであるエミー賞の授賞式の様子が日本でも大きく取り上げられました。

 

 

ディズニープラスで配信されたドラマ、SHOGUNが史上最多の18部門で受賞するという快挙を成し遂げたためです。

 

 

 

 

戦国時代末期の日本を描いたこの作品、俳優の真田広之さんが制作統括と指揮を務めたことで、これまでのハリウッド映画では見られなかった精緻な日本描写が米国のみならず世界で大反響を巻き起こしました。

 

 

作品賞はもちろんのこと、真田さん自身も主演男優賞を受賞されています。

 

 

世界での大反響と比べると、日本では配信時に社会現象を起こすほどのブームは感じられなかったのですが、ここに来てまたこのドラマに対する注目度がグッと高まりそうですね。

 

 

 

思い起こせば4月下旬に最終2話を映画館で上映するというイベントがあり、ディズニープラス公式にご招待を受けて参加したことがあるのですが…

 

 

 

 

ステージトークにおいて、この時点で「エミー賞候補とも言われるほど話題になっている」とのお話があり、授賞式を心待ちにしていましたが、まさか18部門で受賞するとまでは思っていませんでしたびっくり

 

 

 

このように、本作品は「ハリウッドに衝撃を及ぼした日本の歴史ドラマ」と評されていますが、翻って日本の目線で見ても、漂着した英国人航海士の目を通して、当時の先進海洋国であるポルトガルとスペインの覇権争いの最前線に戦国時代の日本を位置付けている点が、日本の時代劇では中々見られない新鮮な描写となっていると思います。

 

 

上記の過去記事でも、その点について作品中に登場する場面を少し紹介しながら触れていますので、興味のある方は合わせてお読みいただけると嬉しいですほっこり

 

 

 

こうしたユニークな日本描写は、本作品の原作が1975年に米国で出版されたJ. Cravellの同名小説であることに由来しています。

 

 

 

 

この小説のラストシーンは、天下分け目の関ヶ原の戦いを回想するシーンで幕を閉じます。

 

 

ドラマの方は、現在シーズン2を制作中とのことですが、シーズン1の最終話は小説のラストシーンと同様に、主人公の吉井虎永(徳川家康がモデル)がこれまでの策略を回想し、合戦の帰結を展望するシーンで幕を閉じました。

 

 

シーズン2が天下分け目の合戦を描いた内容となるのか、はたまた関ヶ原の合戦後、大坂夏の陣・冬の陣辺りまでを描く、原作には無い全く新しい内容の物となるのか、現時点では全く分かりません。

 

 

 

 

 

いずれにせよ、原作小説とほぼ同じ場面でシーズン1が幕を閉じたことを踏まえると、シーズン2は真田広之さんを始め、制作陣の創造性が原作の筋書きに縛られることなくフルに発揮される作品となるはずです。

 

 

新展開に期待しつつ、続報を待ちたいと思います!!