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ディズニーランドパリの構想当初のコンセプトアートなどを基にパークやホテルの芸術的側面を解説する公式本 The Art of Disneyland Paris を読んで、西部開拓時代をテーマとしたホテルやエリアについての記事を書きました。

 

 

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最近、この本を読むのにハマっていて、今回はディズニーランドパリの最新のテーマエリア、アベンジャーズ・キャンパスについての解説をご紹介したいと思います。

 

 

DLPのアベンジャーズ・キャンパスは2022年7月にオープンしました。

 

 

その1年ほど前、2021年6月にカリフォルニアのディズニーランド・リゾートにもアベンジャーズ・キャンパスがオープンしています。

 

 

双方のアベンジャーズ・キャンパスに行ってみると、スパイダーマンのアトラクション、ウェブ・スリンガーズがあるのは共通しています。

 

 

こちらはカリフォルニアのアベンジャーズ・キャンパス。

 

 

 

 

こちらはパリのアベンジャーズ・キャンパス。スパイダーマンに扮するピーター・パーカーへのインタビューがフランス語で書かれています。

 

 

 

 

 

ところが、カリフォルニアのアベンジャーズ・キャンパスにはタワー・オブ・テラーを改装したガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのアトラクションがある一方、パリにはロックンロール・コースターを改装したアベンジャーズ・アッセンブル・フライトフォースというアトラクションがあります。

 

 

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レストランやショップも全く違うお店があったり、ピム・キッチンのように店名は同じでも営業形態が全く異なるものがあったり。

 

 

2つのアベンジャーズ・キャンパスの関係はどうなっているのかなはてなマーク

 

 

と思いつつ、The Art of Disneyland Paris を読んでみると、面白いことが書いてありました。

 

 

 

 

 

 

同書によると、アベンジャーズ・キャンパスは、アイアンマンことトニー・スタークが新たなヒーローをリクルートするために世界各地に設置した、相互に関係を持った施設なんだそうです。

 

 

 

 

 

そして、世界各地に作られたキャンパスの母体となったのは、トニーの父、ハワード・スタークが第二次世界大戦中に作った施設。

 

 

これは、マーベル映画に登場するスーパーヒーローを統括する国際組織S.H.I.E.L.D.(Strategic Hazard Intervention Espionage Logistics Directorate)の前身組織SSR(Strategic Scientific Reserve)の活動拠点として作られた場所のようです。

 

 

この解説を踏まえると、カリフォルニアのアベンジャーズ・キャンパスとパリのアベンジャーズ・キャンパスは全く同じ場所なのではなく、相互に関連しつつも別の場所に作られた2つの異なるキャンパスということになります。

 

 

 

そう言われてみると、カリフォルニアとパリ、それぞれのスパイダーマンのアトラクションのキューラインにアベンジャーズ・キャンパスの施設の地図と思しきプロップスがあるのですが…

 

 

こちらがカリフォルニアのもので…

 

 

 

 

こちらがパリのもの。

 

 

 

 

 

それぞれにトニー・スタークの父ハワードの名前が記されているのも注目ポイントですが、何と言っても建物の形や配置が全く違っているのが目に付きます。

 

 

 

フロンティアランドやファンタジーランド、アドベンチャーランドなど、異なる国のディズニーパークに共通テーマのエリアが存在している例は多いですが、同じ場所でもなく、パラレルワールドでもなく、相互に関係した複数の場所であることが明確にされたテーマエリアは珍しいのではないでしょうかはてなマーク

 

 

意外な設定にビックリですびっくり