皆さんこんにちはニコ

 

 

今日は過去記事でも紹介したディズニーランドパリディズニーホテル・シャイアン(Disney Hotel Cheyenne)について書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このホテル、「米国の西部開拓時代がテーマのホテル」と紹介しましたが、実はこの表現は厳密には正しくありません

 

 

 

構想・設計当時のコンセプトアートなどを基に、ディズニーランドパリのパークやホテル、ショーの芸術的側面に光を当てた公式解説本、The Art of Disneyland Paris という本があります。

 

 

 

 

 

DLPのパークやホテルのグッズショップで50ユーロ(約8,000円)で販売しています。

 

 

この本の中で、ディズニーホテル・シャイアンを紹介したページがコチラ。

 

 

 

 

ここに、次のような記述があります。

 

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Disney's Hotel Cheyenne transports us to the American West, but not just any West. It's the West seen through the lens of a movie camera.

 

The design of the hotel is loosely inspired by Hadleyville, the small town in the film High Noon, complete with bank, sheriff's office and various local businesses.

 

(和訳)

ディズニーホテル・シャイアンは私たちをアメリカの西部へと連れて行ってくれますが、単なる西部ではありません。そこは映画の撮影カメラのレンズを通して見た西部なのです。

 

ホテルの設計に大まかな着想を与えたのは、映画『真昼の決闘』に登場する小さな町ハドリービル。そこには銀行や保安官の事務所、そして様々な種類の商店があります。

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これを読むと、ホテル・シャイアンは、ワイオミング州の州都シャイアンに因んで名付けられてはいるものの、実在の米国西部の町を再現しているのではなく西部劇の映画に登場する町をモチーフとしていることが分かります。

 

 

確かに、ホテルの敷地内の光景は、1952年公開の映画『真昼の決闘』に登場する町のような雰囲気に溢れていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、西部劇の世界観はディズニーホテル・シャイアンだけではなく、開拓時代の米国西部をテーマとしたディズニーランドパークのテーマランド、フロンティアランドにも大きな影響を及ぼしています

 

 

ホテルのデザインに着想を与えた『真昼の決闘』のテーマはフロンティアランドのBGMにもなっています

 

 

 

 

『真昼の決闘』はディズニーの作品ではありませんが、こうしたものをテーマランドやホテルのテーマに取り入れる辺りは、ディズニーランドパリのパークやホテルの世界観の懐の広さを感じます。