今日は、映画 「ニッポニア・ニッポン フクシマ狂詩曲」 の上映会+監督対談に行ってきた。
「吾輩は猫である」 の朗読会の後にパンフレットを配っている人がいて、それから気になっていたのである。
この日は会津里花さんのライブに、清沢朗読祭にも来てくださる和笛のスペシャリスト松尾慧さんほかがゲスト出演するし、夕方からはピースリーディングでごいっしょしたかたの読み芝居もあって、どれも悩むところだが、映画を観にゆくことにしたのだ。
魅かれたのは、「フクシマ」 はもちろん、それから、いくつかの実験的アニメと実写のコラボ作品ということ。
私の好きな寺田農さんも出演しているし。
ニッポニア・ニッポンというのは、絶滅危惧種の朱鷺の学名だそうだ。
‥‥‥‥
すごい映画だった。
ここまで言っていいのか?と思える内容だった。
しかして、監督は、およそ人前で話をするのが得意ではないという感じのかたで、誠実さがこぼれ出ているようだった。
上映会の後、会場の外で、この場に居合わせた友人と話をしていたら、打ち上げにゆく監督とスタッフたちとすれ違って、友達が、今度東京へ訪ねてゆきます、と声をかけた。
監督はうれしそうに立ち止まって、ぜひぜひ来てください、おごります、飲みに行きましょう、と名刺を渡してくれた。
「よいひとだねえ」 と友達と顔を見合わせる。
目に留まったかたは、ぜひぜひ、この映画、観に行ってください。
(いつまで観られるだろうと‥‥)