村山ニンジンは長かった |  みねやまみちひとりごち (峰山道独言)

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   峰山鍼療所 (みねやまはりいやしどころ) のひとりごとです ♪

 患者さんに珍しい人参をいただいた。



 「村山ニンジン」という、富士宮で作られているものらしい。

 記事にしてもいいかと患者さんに尋ねたら、ぜひ、作っている人がよろこぶ、とのことだったので、フェイスブックにもアップさせてもらった。


 どういうものなのか、検索してみたら、次のような記事(2012年の6月6日の静岡新聞)が見つかった。

 以下は、抜粋。


  村山ニンジンは長さ80センチほどに成長する伝統野菜。 村山地区は富士山の火山灰が降り積もった石の少ない土壌で根の物野菜に適し、特産として栽培してきたが、収穫作業が大変なことなどから次第に生産者が減少した。
 現在、唯一の生産農家となった鈴木昌知さん(70)によると、鈴木さんが就農した1960年ごろは地域全体で栽培していたという。 鈴木さんは「自分も高齢になった。後継者が育ってほしい」との願いを託す。
 このような危機的な状況を知り、富岳館高野菜研究班の生徒が昨年度から耕作放棄地で村山ニンジンの栽培に挑戦。 「地域の伝統野菜を何とかして残したいが、高校生だけでは限界がある」として、市民参加型のプロジェクトに発展させた。

 村山ニンジンは味と香りが濃く、煮くずれしないのが特徴らしい。

 いただいたニンジンを、まずは、生(なま)でかじってみた。

 びつくりする甘さと香り。

 我が家のニンジンも相当甘くて香ると思うのだが、最近ナマで食べていないから、余計に驚いた。


 種にまつわる法律に手が加えられて、これから日本の固有種はどうなるのか、わからない。

 よき方向につながることを祈る。