先日、武豊騎手の講演会に行ってきました
録音・録画・写真撮影が禁止されていたので
あくまでも生の声のそのままになりますが
非常に面白い講演会だったので
その一部を紹介したいと思います
私は競馬歴が浅いので解釈が違っていて
もしかしたら正確ではないかもしれません
そこのところはどうかご了承願います
●安田記念の話
『いろいろな着順はありますが
2着というのは本当にいろいろと
考えさせられます。
もう少し「ああ行くべきだった」とか
レーズ後もかなり引きずります。』
かなり悔しかったという印象でした
まわりではロマンチックウォーリアーの
圧勝だったとの意見が飛び交っていますが
武さん(ここからは武さんと呼ばせていただきます)は
勝てたレースだったという雰囲気でした
日曜日はずっと引きずっていたと
言ってしました
但し
「次の土曜日まで引きずることはない」
と言っていました
勝っても負けても次の馬に乗ると
前のレースのことは頭にないとのことです
●4,500勝の話
『確かに僕は騎手の中では1番勝っていますが
僕は誰よりも負けています。
多分2万敗はしているんじゃないかな。
むしろ競馬は負けることが
普通のことなんです。』
イチローも3割ヒットを打った分
7割の悔しい思いもしていると言っていました
ちなみに正確には20,072敗でした
('24年6月4日現在)
ほぼぴったりですね
やはり4,500勝は節目ではありますが
通過点でもあるのでしょうね
●馬と話ができれば
『本当は調教の時とかレース前とか
馬と作戦会議ができればいいのですが
調教の時も「これでよかった?」とか
レース後も「今日のレースはどうだった?」
みたいな会話ができればと思ったことが
ありました』
馬はその日の気分もあるし体調もあるし
ある意味馬次第のところはありますが
『自分は最高の騎乗をするだけ。』
とのことです
でも話ができた方が
レースはし易いとのことです
●実はギャンブルは好き
『僕はカジノもやりますし競輪も好きです。
大井競馬場でたまに馬券を買ったりします。
でも僕は原則的には競馬はしないです。
どうしてかと言うと
競馬は当たらないからです(笑)』
大井で馬券を買うとみんな後ろから
のぞきを見するみたいですが
「ほぼ当たらないですよ~」
とのことです
●競輪から学ぶこと
『競輪を見ていると
見る側の気持ちがわかります。
プロとして観客を満足させる走りをする
そんなことを競輪から学んで
自分にも生かしたいと思います。』
レースをする方ではなく、
見る立場としてどのように見せるのかも
大切だと、競馬ファンのことも考えて
レースをするそうです
非常に尊敬できますね
●ディープインパクトとの出会い
『新馬戦ではディープインパクトではなく
他の馬に騎乗する予定だったんです。
そこでディープインパクトの調教を見て
是非とも乗りたくなってお願いしたら
希望が叶いました。
ちなみに騎乗予定の馬は
1勝で終わりました。
ディープインパクトとの出会いは
僕の運命を大きく変えたと思います。』
競馬とはいろいろな出会いがあって
今の自分があるように言っていました。
騎手はいろいろな出会いがあると思いますが
特に馬との出会いは人生を変えますね
まだまだたくさんあるのですが
続きは次回にしたいと思います
私が初めて日本ダービーを見た時の
武豊騎手とドウデュースです
(馬券はドウデュースの単勝が当たりました😊)