ここでどうしても記事にしたい音楽があって、それを載せます。

私が度々訪れる世界の音楽を扱う「takeshi2393のブログ」があって、そこで紹介された映像(YouTube)だが、あまりに良いので記事にしたくなった。大観衆のライヴもそれなりだが、小規模の演奏はステージと観客との距離が近いので、何か心がほんのりと温まるひと時だ。

takeshiさん、紹介ありがとう!   そのブログは⇒ https://ameblo.jp/takeshi2393/ 

  

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スペイン上部の北西部に位置するガリシア自治州。ポルトガルから60km位北に位置するワイナリー「Bodegas Martin Codax 」でのライヴであると、最初に出て来る画面のポスターにガリシア語で書いてある。それによると白ワインで有名なワイナリーで、敷地内の海の見えるの丘にテラスがあり、毎週木曜日にワインを飲みながらのライヴを催している様だ。

残念な事に曲名が何処にも書かれてない。色々調べたのだが、どうしても判らない。が、苦労してスペイン語コメントから辿っていき分かったのは、キューバ生まれのSindo Garay1867年に作った Danzon Cubano(キューバのダンス音楽)だ。作曲者名をYouTubeで調べ次々と聴いていき、たどり着いた曲名は、やったぜ!「La Tarde / 午後の黄昏」曲名が記載されていないのはキューバスペインの植民地だったので地元スペインでも昔から愛され、よく聴く音楽なのでしょうね、きっと。

 

Silvia Perez Curz & Uxia / シルビア・ペレス・クルスとウーシア/ 2017年7月

※ダンソーン/Danzon:キューバ音楽でもっとも古い歴史を持ち、ソン・ルンバ・マンボ・チャチャなどダンス音楽の基軸とも言えるもの。

 

どちらにしろ良い曲で、映像も秀でていて、何よりも大人の観客ばかりだ。どの表情も和み、寛ぎ、演奏者と共に人生のひと時を楽しんでいる。この様なライヴは音楽とワインと観客が作り上げたものに違いないが、人々と共に音楽ここにありで、羨ましくも・・素晴らしい!

 

歌詞和訳: 

あなたの目に燃える光、

あなたがそれらを開くと、夜明けが始る

それらを閉じると、午後の黄昏には死にかけてしまう

 ※繰り返し

(転調)

私を苦しめる多くの悲しみ そして、それらが私を苦悩させる 

れは互いに干渉するのだ、だから私は生きながらえるのです。

(間奏) ※繰り返し

 

 

 

Silvia Perez Curz / シルヴィア・ペレス・クルス 1983生まれ38歳  

スペイン・カタルーニャ州出身の歌手で女優。カタルーニャ高等音楽院でジャズ・ヴォーカルを学び、スペインの女性フラメンコ・ユニットのラス・ミガス(Las Migas)に在籍した。

2016年に公開された映画『Cerca de tu casa』では主演を務め、ゴヤ賞で最優秀女優賞にノミネートされた 。2018年はスペインと日本の国交150周年にあたり、その一環として日本初来日記念アルバム「ジョイア/Joia」を発売。5月11~12日にブルーノート東京にて初めての日本公演を行った。

彼女はスペインの曲は元よりファド、タンゴ、ブラジルなどの曲も歌っている。

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 Uxia / ウーシア : 1962年生まれ58歳。スペインのガリシア出身の最も尊敬され、影響力のあるミュージシャンの1人であり、ガリシア音楽の大御所と見なされています。彼女の歌は常に伝統音楽の存在感を持っている。ガリシア州はポルトガルと海岸線で繋がっており言語も近いし、影響も受けている。

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Bodegas Martin Codax /ボデガ・マルティン・コダックス

このワイナリーは1986年に設立された。中世においてガリシア・ポルトガル語のもっとも古い

詩をつくった、この地方でもっとも有名な吟遊詩人にちなんで命名された。

設立以来、マルティン・コダックスは、この土地に住む人々や文化によって成長を続けてきた。

そしてワイナリーは、今や世界中でガリシア地方の象徴といわれるまでに発展した。

ここのワインは日本でも輸入・販売されている。