第38回 旨し、美し。 金沢・加賀・能登展 @阪急うめだ本店 9階催場
◎2023年1月11日(水)~1月18日(水)
※催し最終日は午後6時終了
に行ってきました。
今回は一点買いです。
能登輪島の至宝:柚餅子総本家・中浦屋さんの「丸柚餅子(ゆべし)」。
中浦屋さんは創業1910年(明治43年)、110年以上の歴史を持つ老舗です。
ユズがそのままお餅になったような、芳醇な香りがたまらなく魅力です。
控えめな甘味、深い旨味、穏やかで心地よい苦味のハーモニーが絶妙。
秋に収穫される旬のユズの中身をくり抜き、その中に餅だねを詰め、蒸し、約半年間(!)自然乾燥・熟成させるという、とんでもなく手間隙のかかった和菓子も、なかなかないのではないでしょうか。
民藝運動の立役者・
柳宗悦(やなぎ むねよし:1889-1961)の『手仕事の日本』(1948)にも紹介されています。
(略)輪島の名産として記しますが、この町の「ゆべし」は真に名菓と呼んでよいでありましょう。「ゆべし」と名附くるものは各地にありますが、ここのは日本一の折紙をつけてよいと思います。柚(ゆず)の中に餅を入れて作ります。形よく色よく、味(あじわ)いよく香(かおり)高く、それに長い月日によく堪(た)えます。この町を訪(おとな)うことがあったら忘れずに味って下さい。
他にもいろんな名店が出店しています。
おすすめします!