5/20に受検した心理検査の結果を聞きに、精神科に行ってきました。
知能検査(WAIS-Ⅲ / WAIS3:成人用ウェクスラー知能検査 改訂第3版)
の結果。
受検時45歳2か月の
わたしの知能指数(IQ)は
IQ 149(WAIS-Ⅲ SD15)
(キャッテル式(SD24)だとI Q 178)
でした。
全検査(FIQ) 149 99.9パーセンタイル ←いわゆる「IQ」
言語性(VIQ) 147 99.9パーセンタイル
動作性(PIQ) 131 98 パーセンタイル
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言語理解(VC) 141 99.7パーセンタイル
知覚統合(PO) 125 95 パーセンタイル
作動記憶(WM) 137 99 パーセンタイル
処理速度(PS) 127 96 パーセンタイル
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「よく物忘れはするし、イタリア語はなかなか上達しないし、理系のくせに図形問題を解くのが苦手だし、知能指数なんて大して高くないだろう。まあ、120あったら大爆笑かな」
くらいに思っていたので、お医者さまから
「もときさんの知能指数、149という……ねっ……」
と想定外の結果を聞かされたとき、
「何の数字?」
と耳を疑いました。
以下、お医者さまとのやりとり。
↓
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「結構バラツキがありますが……」
「でも基本的に平均以上ですから特に問題はないかなと。よくお出来になっていますよ」
「(検査)すごい難しかったですよ、全部出来なかったの(課題)結構ありましたし」
「知能検査っていうのは、全部出来ないように作られているというか、全部出来たらこちらが困るんで」
ただし
「論理的にものごとを考えていくことはお得意だと思うんですが、答えのない問題や非論理的な問題に向き合うときはストレスを感じられることもあるのかなと」
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今は実費でも、知能検査を受検できるところがあるようです。
「特に不安はないけれど、自分の知能指数がどのくらいか知りたい」
という需要はあるのでしょう。
少なくともWAIS-Ⅲ(ウェクスラー成人知能検査 第3版)は、
いわゆる「知能指数 IQ(FIQ)」だけではなく、
得意分野・不得意分野をかなり可視化してくれるので、受検の意義はあるかと思います。
わたしは受検してよかったと思いました。
あんなにきっちりとーー臨床心理士さんと1対1で、
2時間近くかけて知能を調べてもらっただけでも貴重な経験です。
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知能指数は視力のようなものだと思っています。
「視力は今でも裸眼で2.0なんです」
という中年男性がいたとして、
眼鏡なしでは生活できないわたしには彼がうらやましい限りですが、その程度です。
もともと、知的障がいの有無を調べるために開発されたのが知能検査です。
(後には発達障がいの有無を調べるツールの一つにもなります)
本来、知能指数(IQ)は80以上あれば十分なはずです。
知能検査は「頭の良さ」(?)を競い合うためのベンチマークテストではありませんし、実際に検査を受けられた方なら分かると思います、生活する上で必要な賢さや教養、創造性の程度は測れません。
※近年、知能指数(IQ)が70~84のひと(特に児童)には社会的サポートが必要だという「境界知能」(「知的障がいグレーゾーン」)問題が提起されていますが、そもそも知能指数がいくつであれ、サポートが必要なひとはサポートされるべき。