ヴィン・サント(デザートワイン)が届きました! 〜イタリア語教室の先生の解説も〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

先日、

ヴィン・サント(デザートワイン)が見つからない! 〜ビスコッティの罪作りな相棒とは?〜」で、神戸三宮のワインショップを回ってもヴィン・サント(イタリア・トスカーナ州で作られるデザートワイン)を入手できず、ネット通販で取り寄せることにした話をしました。

 

今日、届きました。

 

カステルグレーヴェ 

ヴィン サント 

デル キャンティ クラシコ 2013 

カステッリ デル グレヴェペーザ 375ml

 

Castelgreve 

Vin Santo 

Del Chianti Classico 2013

Castelli Del Grevepesa 

 

 

 

イタリア語の先生からいろいろ教えていただきました。

 

●もともと19世紀にイギリス人が(葉巻と相性のいい)甘いワイン、

酒精強化ワイン(シチリアのマルサラやシェリー、ポートワインなど)や

ストローワイン(干しぶどうから作るワイン)が好きで、彼らの需要に応えるため

特にイタリア南部では盛んに作られた。

 

●地域ごとに有名なデザートワインがある。

トスカーナ州は「ヴィン・サント」(白)

ピエモンテ州では「アスティ」(白のスパークリング)

ウンブリア州では「パオロ・ベア」(赤)

エミリア=ロマーニャ州では「カニーナ」(赤)

など。

 

●イタリアだけではなく、フランスやスペインでもデザートワインが作られている。

 

●トスカーナ州で作られる「ヴィン・サント」は名物のビスコッティ「カントゥッチーニ」を浸して食べることになっているが、実際は、甘くて固いお菓子なら何にでもあう。バターサブレ(バタークッキー)でもいいし、固くなったカステラやスポンジケーキを浸して食べてもいい。いろいろ試してみては?

 

●イタリアの味覚は、「甘いものには甘いものを」。

日本の「ぜんざい+塩昆布」のように、甘いものと塩辛いものをぶつける発想は、イタリアにはない。