先日、
「ヴィン・サント(デザートワイン)が見つからない! 〜ビスコッティの罪作りな相棒とは?〜」で、神戸三宮のワインショップを回ってもヴィン・サント(イタリア・トスカーナ州で作られるデザートワイン)を入手できず、ネット通販で取り寄せることにした話をしました。
今日、届きました。
カステルグレーヴェ
ヴィン サント
デル キャンティ クラシコ 2013
カステッリ デル グレヴェペーザ 375ml
Castelgreve
Vin Santo
Del Chianti Classico 2013
Castelli Del Grevepesa
イタリア語の先生からいろいろ教えていただきました。
●もともと19世紀にイギリス人が(葉巻と相性のいい)甘いワイン、
酒精強化ワイン(シチリアのマルサラやシェリー、ポートワインなど)や
ストローワイン(干しぶどうから作るワイン)が好きで、彼らの需要に応えるため
特にイタリア南部では盛んに作られた。
●地域ごとに有名なデザートワインがある。
トスカーナ州は「ヴィン・サント」(白)
ピエモンテ州では「アスティ」(白のスパークリング)
ウンブリア州では「パオロ・ベア」(赤)
エミリア=ロマーニャ州では「カニーナ」(赤)
など。
●イタリアだけではなく、フランスやスペインでもデザートワインが作られている。
●トスカーナ州で作られる「ヴィン・サント」は名物のビスコッティ「カントゥッチーニ」を浸して食べることになっているが、実際は、甘くて固いお菓子なら何にでもあう。バターサブレ(バタークッキー)でもいいし、固くなったカステラやスポンジケーキを浸して食べてもいい。いろいろ試してみては?
●イタリアの味覚は、「甘いものには甘いものを」。
日本の「ぜんざい+塩昆布」のように、甘いものと塩辛いものをぶつける発想は、イタリアにはない。