高島屋 京都店(阪急京都線・京都河原町駅から直結)7階の
没後70年 吉田博展
に行ってきました。
吉田博(1876―1950)の版画は、「空気・大気・空間」さらに「温度・湿度・香り」ーー皮膚感覚を刺激する諸要素まで刷り込んだような(「共感覚」って本当にあるんだ、と思わせてくれるような)、手間隙かけて作り上げた逸品ぞろいでした。
平均30数回の摺りは、江戸時代の浮世絵の平均摺り数である10数回を軽く引き離します。
「陽明門」など96回も摺って完成させたんだそうです。
気の遠くなるような作業・・・わたしが摺師だったら途中で脱走してしまいそうです。
京都会場での会期は明日(2021年1月18日(月))まで。
近畿圏の方はお早めに!
★東京都美術館でも
2021年1月26日(火)~3月28日(日)
見られます。