「インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢」@国立国際美術館(大阪)に行ってきました! | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

「インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢」

「コレクション―現代日本の美意識」

 

を見に、

大阪・中之島の国立国際美術館(大阪)に行ってきました。

 

現代の建築や都市計画の展覧会です。
ボツになったーー計画倒れになってしまったものですが。


金には糸目がついているものだし 、
「見たことのない気持ち悪いもの作るなよ」という保守的なひとは一定数いる。


(脱線*ザハ・ハディドさんの新国立競技場案が主に予算の問題から白紙撤回されたとき、もったいないことをしたなと思いました。あんな独創的なデザインないのに)


その上で、
建物はどうあるべきかーー機能性(有用性)とモニュメント性(美しさ)という、相反することの多い要素を止揚(発展的・『建設的』に統合)させていく課題の、エレガントな解の数々を見せてくれた思いがしました。


おすすめします!

 

以下、公式サイトより
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インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢
会期: 2020年1月7日(火)―3月15日(日)
建築の歴史を振り返ると、完成に至らなかった素晴らしい構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在しています。未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制約によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案など、いわゆるアンビルト/未完の建築には、作者の夢や思考がより直接的に表現されているはずです。
この展覧会は、20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称しています。ここでの「インポッシブル」という言葉は、単に建築構想がラディカルで無理難題であるがゆえの「不可能」を意味しません。言うまでもなく、不可能に眼を向ければ、同時に可能性の境界を問うことにも繋がります。建築の不可能性に焦点をあてることによって、逆説的にも建築における極限の可能性や豊饒な潜在力が浮かび上がってくる――それこそが、この展覧会のねらいです。
約40人の建築家・美術家による「インポッシブル・アーキテクチャー」を、図面、模型、関連資料などを通して読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望します。
出品予定作家
会田誠、安藤忠雄、荒川修作+マドリン・ギンズ、アーキグラム、ヤーコフ・チェルニホフ、ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール=ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース/OMA、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、村田豊、長倉威彦、コンスタン(コンスタン・ニーヴェンホイス)、岡本太郎、セドリック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、山口晃、山口文象(岡村蚊象)
主催:国立国際美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
監修:五十嵐太郎
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、安藤忠雄文化財団、ダイキン工業現代美術振興財団
協力:Estate of Madeline Gins / Reversible Destiny Foundation

 

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常設展の位置づけになっている「コレクション―現代日本の美意識」もおすすめです。

入れ替わる作品もあり、入れ替わらない作品もあり、

来るたびにちょっとずつ変わっているところがいいです。