【はり師・きゅう師 国試対策】生理学の勉強法 キーワードは「ホメオスタシス」と「免疫」 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

はり師・きゅう師 国家試験が迫ってきました。

 

第27回 はり師国家試験きゅう師国家試験の試験日は

平成31年 2 月24日(日曜日)。

(合格発表は、平成31年3月26日(火曜日)午後2時)

 

大半は教科書から出ます。

合格率が下がってきているとはいえ、

ちゃんと教科書を勉強していれば、合格ラインの6割は正答できます。

 

とは言うものの、やはり不安ですね。

ということで、過去問で復習しつつ、出題傾向を知っておく方が有利です。

これはすべての資格試験に当てはまります。

 

 

今回は「生理学」。

 

ーーー

 

第26回(2018年)の問題より。

 

問題33 糸球体ろ過量を増加させるのはどれか。

1 糸球体血圧の上昇

2 血漿膠質浸透圧の上昇

3 ボーマン嚢内圧の上昇

4 尿管内圧の上昇

(解答 1)

 

問題37 γ運動ニューロンについて正しいのはどれか。

1 軸索は後根を通る。

2 筋紡錘の感度を調整する。

3 錐内筋線維の中央部分に終末する。

4 α運動ニューロンに比べて細胞体は大きい。

(解答 2)

 

ーーー

 

解剖学や生理学のような基礎科目は「知っていないと答えられない」ので

(そのかわり知っていれば即答できます)

やはり教科書や副読本(ギャノングの生理学など)を見ながら過去問を解いていくのがおすすめです。

 

キーポイントは「ホメオスタシス(生体の恒常性)」と「免疫」。

広い意味では「免疫」も「ホメオスタシス(生体の恒常性)」に含まれるかも・・・ですが。

 

生体が「健康(正常)である」=「病気(異常)でない」ように

調節するしくみを研究する学問が「生理学」。

 

代表的な調節機構としてホルモン(内分泌物質)が挙げられるかと思いますが、

今回の問題のように

「腎臓の糸球体による体液量の調節(問題33)」

「γ運動ニューロンによる筋肉の緊張度の調節(問題37)」

といったホルモンを介さない調節機構もあります。

きちんと復習しておきましょう。

 

免疫とは、

「病原菌・病原体など=自分でないもの(MHC*がついていないもの)を排除するしくみ」。

そのしくみーー異物排除の「システム」、「担当」、「職務」を覚えておきましょう。

 

(*)MHC=Major Histocompatibility Complex(主要組織適合遺伝子複合体);

免疫反応に必要な多くのタンパクの遺伝子情報を含む、細胞膜表面にある糖タンパク質
 

 

問題文や選択肢に出てくる用語で

分からないもの、説明できないものが一つもないようにしておきましょう。