はり師・きゅう師 国家試験が迫ってきました。
平成31年 2 月24日(日曜日)。
(合格発表は、平成31年3月26日(火曜日)午後2時)
大半は教科書から出ます。
合格率が下がってきているとはいえ、
ちゃんと教科書を勉強していれば、合格ラインの6割は正答できます。
とは言うものの、やはり不安ですね。
ということで、過去問で復習しつつ、出題傾向を知っておく方が有利です。
これはすべての資格試験に当てはまります。
今回は「生理学」。
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第26回(2018年)の問題より。
問題33 糸球体ろ過量を増加させるのはどれか。
1 糸球体血圧の上昇
2 血漿膠質浸透圧の上昇
3 ボーマン嚢内圧の上昇
4 尿管内圧の上昇
(解答 1)
問題37 γ運動ニューロンについて正しいのはどれか。
1 軸索は後根を通る。
2 筋紡錘の感度を調整する。
3 錐内筋線維の中央部分に終末する。
4 α運動ニューロンに比べて細胞体は大きい。
(解答 2)
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解剖学や生理学のような基礎科目は「知っていないと答えられない」ので
(そのかわり知っていれば即答できます)
やはり教科書や副読本(ギャノングの生理学など)を見ながら過去問を解いていくのがおすすめです。
キーポイントは「ホメオスタシス(生体の恒常性)」と「免疫」。
広い意味では「免疫」も「ホメオスタシス(生体の恒常性)」に含まれるかも・・・ですが。
生体が「健康(正常)である」=「病気(異常)でない」ように
調節するしくみを研究する学問が「生理学」。
代表的な調節機構としてホルモン(内分泌物質)が挙げられるかと思いますが、
今回の問題のように
「腎臓の糸球体による体液量の調節(問題33)」
「γ運動ニューロンによる筋肉の緊張度の調節(問題37)」
といったホルモンを介さない調節機構もあります。
きちんと復習しておきましょう。
免疫とは、
「病原菌・病原体など=自分でないもの(MHC*がついていないもの)を排除するしくみ」。
そのしくみーー異物排除の「システム」、「担当」、「職務」を覚えておきましょう。
(*)MHC=Major Histocompatibility Complex(主要組織適合遺伝子複合体);
免疫反応に必要な多くのタンパクの遺伝子情報を含む、細胞膜表面にある糖タンパク質
問題文や選択肢に出てくる用語で
分からないもの、説明できないものが一つもないようにしておきましょう。