2018年12月9日(日)は、
平成30年保育士試験(後期)実技試験。
科目は音楽・言語です。
兵庫県の受験会場は神戸親和女子大学。
神戸電鉄で、新開地駅から鈴蘭台駅まで。
それから歩くことにしたのですが・・・
坂、坂、坂。
もう、軽い登山。
神戸の気温は3.4℃(午前8時)と寒かったのですが、
(鈴蘭台だからもう1−2℃寒かったかも・・・)
試験会場に着くころには
上着の胸を開けていましたからね、暑くて暑くて。
(気象庁のホームページ「過去の気象データ」より)
大学の中に入っても角度のきつい坂が。
「ここ、女子大じゃなくて城じゃないのか?」
と思ったほどです。
ともあれ、ガイダンス会場の学生会館へ。
実技試験のタイムスケジュールを受け取ります。
「どの科目をいつ受けるか?」は、試験当日にならないと分かりません。
わたしの場合、
受験番号「28310042」なので
音楽 09:39
言語 10:54
です。
試験科目の性質上、
造形(美術)は一斉受験のようです。
お絵描きなら、一斉受験できますからね。
45分かかりますが・・・
音楽と言語は、分刻みで整斉と進んでいく感じです。
待ち時間中のメンタルをどうよく保つかも、大切かも。
ともあれ、
「よっしゃ、きょうはがんばろうかな!」
と受験票をチェックしていたら・・・
受験番号シール4枚のうち3枚が
いつの間にか、はがれている!!!!
(きのうは4枚ともついていたのに!!!)
シールが4枚ないと受験できません。
それぞれの科目で、2名の試験官に、1枚ずつ渡さないといけないからです。
大ピンチ。
係りの方にすがるように相談したところ
「ガイダンス終了後、1号館地下の本部に行って、
そこで(受験番号シールの)再発行の手続きをしてください」
「途中までわたしと一緒に行きましょう。
だいじょうぶです。
音楽の試験には十分間に合いますよ」
とのこと。
係りのひとが天使に見えました。
本当に天使だったのかもしれません。
試験ガイダンスは10分もかかりませんでした。
注意事項が読み上げられるのを黙って聞くだけです。
ガイダンス後、保育士試験本部室に行って事情を説明したら、
3−4分で無事、受験番号シールを再発行してもらえました。
ボールペンで思いっきり手書きでした。
控室で待機し、
時間がくると4ー5人単位で試験室に誘導されます。
そのとき、受験番号と氏名を呼ばれるのですが、
音楽で
「キモトジンペイさん。」
はないだろう! と思いました。
読み間違いにも程がある。「ペイ」しか合ってへん。
「モトキシンペイです!」
と訂正させていただきました。
「音楽」も「言語」も
試験室の前の廊下の椅子に4−5人単位で腰掛け、自分の出番を待ちます。
あとは、誘導員や面接官の指示通りに動くだけです。
入室
↓
あいさつ(「失礼します」「おはようございます」)。
↓
荷物置き場に荷物を置く(←試験官が「置いてください」と言ってくれます)
↓
受験番号シールを試験官にわたす。
↓
試験官が尋ねてくれるので氏名を言う。
↓
試験官の合図で、実技(演奏/素話)を披露する。
※「言語」は立って話すか座って話すかを選択。わたしは座って話しました。
↓
実技の披露が終わったらあいさつ(「ありがとうございました」)
↓
退室(再入室できないので忘れ物がないよう気をつけて)
という流れです。
肝心の試験の手応えですが・・・
「音楽」「言語」
どちらも微妙・・・
●音楽(ピアノ弾き歌い「おかあさん」「アイアイ」:楽譜は、東京書籍さんの「アイ アイ(斉唱:楽譜:オリジナル伴奏A)※2018年保育士試験課題曲」を使用)
高音部で声がかすれてしまった。(「アイアイ」の高い「ド」と高い「レ」)
※ピアノ伴奏は暗譜でノーミス。ほぼ完璧。でも、歌の試験ですからね・・・
他の試験室はどうだったのか分かりませんが、
アップライトピアノで、鍵盤のタッチはやや重かったです。
ご自宅で
電子ピアノやキーボードで練習されている方は(わたしもそうです)、
公民館や音楽スタジオなどを借りて、アコースティックピアノを弾いて練習
されることをおすすめします。
音楽の受験室のレイアウトはこんな感じ。
手書きで恐縮です。
↓
2名の試験官は、わたしの左後ろで、
わたしの後ろ姿を見ながら採点します。
もっとも、演奏中、試験官の視線は感じませんでした。
他人の視線を感じている余裕もなかったと言うべきか・・・
●言語(「おむすびころりん」。台本は、成美堂出版さんの『保育士実技試験完全攻略 ’18年版』(近喰 晴子 監修, コンデックス情報研究所 著)に載っていたアレンジ台本をもとに作成。ほとんどそのまま)
持ち時間3分あるのに、30秒近く早く終わってしまった。
※3分のタイマーが鳴るまで、試験官もわたしも黙っていないといけない。
間が悪いの何のって。
試験官の先生方も「まだ終わらへんのか」とタイマーを2−3回見られていました・・・
2名の試験官と相対するわけですが、
わたしと試験官の中間の距離で、左右に一脚ずつ椅子が置いてあり、
その椅子に3歳の子どもがいると想定して話します。
(椅子には、男の子と女の子の笑顔が描かれた紙がはってありました)
言語の受験室のレイアウトはこんな感じ。
手書きで恐縮です。
↓
こちらも、試験官と何度か目が合ったものの、視線はあんまり感じませんでした。
それよりも、目配せというのか、
左右の子どもに向かって話す視線の配分が大変でした。
真ん中には何もないので、
正面を見ながらだと試験官に話すことになってしまいます。
帰りは、大学前の阪急バスの停留所でタイミング良く乗れたので、
そのまま終点のJR神戸駅南口まで行けました。
実技試験の結果が分かるのは来年。
2019年1月12日(土)~1月20日(日)の期間中に
合格通知書、一部科目合格通知書が郵送されるそうです。
ーーー
来年以降、保育士試験の後期に
兵庫県で実技試験を受けられる受験生のみなさまへアドバイス。
(会場は神戸親和女子大学でしょうけれど、要確認!!)
●鈴蘭台駅から、バスかタクシーに乗って会場に向かいましょう。
日頃運動をされている方は歩いてもいいかもしれませんが、
わたし以外、お一人しか歩いていませんでした・・・
タクシーを使われた方も多かったかもしれません。
●防寒対策は必須。
カイロ、マフラー、手袋(特に音楽、造形)がないと、死ぬよ。
12月の鈴蘭台の寒さをナメたらあかん。です。
今年2018年はエル・ニーニョで「暖冬」のはずなのに・・・
●飲み物を持って行きましょう。
水でもお茶でも、リラックスできる飲み物なら何でもいいです。
でも、炭酸飲料やジュースなど、飲んだ後に口の中がねばつく飲み物は
避けた方がいいかも。
●のど飴を持っていきましょう。(特に音楽、言語)
個人的におすすめなのは、
スイスのリコラ社が作っているハーブキャンディのシリーズ。
カルディコーヒーさん、いかりスーパーさん、
その他、輸入食品を扱っているお店に置いてあると思います。
お値段は300円くらい。15個くらい入っています。
ヨーロッパではメジャーなハーブキャンディのようです。
甘すぎず、おいしいですし(重要)、
食べて1時間経っても口の中が潤う、結構効くハーブキャンディだと思います。
●他人を蹴落として合格する選抜試験(オーディション)ではないので、
他の受験者の演奏やお話が素晴らしくても動揺しないこと。
「このひとの後でやるの!?」とパニックにならないように。
前のひとが、自分にはできない演奏やお話をされるのは素晴らしいこと。
結構なことではありませんか。
わたしたちの目標はただ一つ。
未来の子どもたちが、明るく前向きに育つよう、
思いやりの心や豊かな想像力を持てるよう、
保育・監護できるようになること。
役者やアーティストになることが目標ではないはずです。
●受験番号シールが受験票からはがれないように注意して受験票を保管すること。
割と簡単になくなります。受験番号シール。
前日は4枚とも、受験票にちゃんとついていたんですから・・・
受験票そのものを忘れてしまうこともあるかもしれません。
その場合もあわてずに、係りのひとに相談して指示を仰ぎましょう。
●事前対策(試験前日までに):
録音してフィードバック(セルフチェック)をしておくこと。
すでにされているかと思いますが、音楽・言語とも、
試験前日までにスマホやICレコーダーなどに録音して
時間や内容(間違っていないか、つっかえていないか、音がはずれていないか、など)の
チェックをしておきましょう。
できれば誰かに試験官役をやってもらって、その前で。
ご家族やお友達に協力してもらいましょう。
アドバイスももらえるかもしれません。
独身のわたしは独りで録音・セルフチェックを10回以上やりました・・・
孤独な作業でした・・・
ーーー
それにしても、シアトルズベストコーヒーなんかが入っていて、
「神戸親和(女子大学)っておしゃれだなあ」と思ったことでした。
(日曜日だからでしょう、営業していませんでしたが)
トイレも、入ったら勝手に照明がついて、びっくりいたしました。
【後記】
2019/1/15(3連休明けの火曜日)
郵便受けに結果通知ハガキが入っていました。
その結果は・・・(続きはこちらをクリック!!)