450年以上続く日本一歴史ある飴屋
「みなとや幽霊子育飴本舗」さんに行ってきました。
京都の「清水道」バス停から徒歩7−8分。
近くに空也上人が立てた六波羅蜜寺があります。
お目当てはもちろん「京名物 幽霊子育飴」。
税込み500円。
由来
今は昔、慶長四年京都の江村氏妻を葬りし後、数日を経て土中に幼児の泣き声あるをもって掘り返し見れば亡くなりし妻の産みたる児にてありき。然るに其の当時夜な〃〃飴を買いに来る婦人ありて幼児掘り出されたる後は、来らざるなりと。此の児八才にして僧となり修業怠らず成長の後遂に、高名な僧になる。寛文六年三月十五日六十八才にて遷化し給う。
されは此の家に販ける飴を誰いうとなく幽霊子育ての飴と唱え盛んに売り広め、果ては薬飴とまでいわるるに至る。洵に教育の上に、衛生の上に此の家の飴ほど良き料は外になしと今に及んで京の名物の名高き品となれりと言う。
みなとや幽霊子育飴本舗
「幽霊子育飴」(英語だとGhost Child Care Candy)と
名前こそものすごい飴ですが、
とても優しく懐かしい味で、
お墓の中で生まれた子どものために、
亡くなったお母さんが幽霊となって買ったという話も、
あるいは本当であったのかもしれないと思われるほどです。
市販の飴よりもやや大ぶりで、食べごたえがあるのもうれしい。
子を思うお母さんの愛を形にした「幽霊子育飴」、
これを買うためだけでも京都の清水道に出かける値打ちはあります。
おすすめします。