サービス精神満点のアンコールで大満足! 〜兵庫芸術文化センター管弦楽団 第103回定期演奏会〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

兵庫県立芸術文化センターへ

 

兵庫芸術文化センター管弦楽団 2017-18シーズン
第103回定期演奏会
下野竜也×三浦文彰 ザ・スコットランド

 

を聴きに行きました。

 

公式サイトより

 

会場 芸術文化センター KOBELCO大ホール


オープン以来共演を重ね、PACにとって不可欠な存在となった下野竜也。今シーズンも下野ワールド全開、イギリスゆかりの作品による洗練されたプログラムを届けます。ソリストに迎えるのはヴァイオリンの三浦文彰。2016年話題となったNHK大河ドラマ「真田丸」コンビがここに集結!
 

【出演者】
指揮 下野 竜也
ヴァイオリン 三浦 文彰
管弦楽 兵庫芸術文化センター管弦楽団

 

【プログラム】
ジェームス・マクミラン:ブリタニア
ブルッフ:スコットランド幻想曲

 

(休憩 20分)

 

メンデルスゾーン:交響曲 第3番 「スコットランド」

 

*アンコール

 

服部隆之:NHK大河ドラマ「真田丸」メインテーマ

富貴晴美:NHK大河ドラマ「西郷どん」メインテーマ

 

プログラム前半ーー

ブルッフの「スコットランド幻想曲」が終わった後、

ソリスト(協奏曲の独奏者のこと)の三浦さんによる

アンコール曲の演奏がありませんでした。

 

絶対しなければならない!

というわけではありませんが、

協奏曲の場合、演奏後、

聴衆からのリクエストに応えて、

ソリストによるアンコール曲の演奏が行われることが多いーー

ほとんどと言ってもいいほどアンコール曲の演奏が行われます。

 

ソリストにとっても貴重な営業機会というのか、

 

「こういう曲が好きなんだ!」

「こういう解釈をするひとなんだ!」

「サービス精神があるなあ!」

 

といった「『お得』感」と「ソリストの実力」を聴衆に示すことができます。

 

それが、なかった。

 

案の定、休憩時間中

 

「(独奏ヴァイオリンの)アンコールなかったね」

 

と、残念そうな声がホールのあちこちで聞こえました。

 

そういているうち、

全プログラムが終わった後に、

まさかのNHK「大河ドラマ」のテーマ曲演奏!

 

というのも

 

2016年話題となった

NHK大河ドラマ「真田丸」(作:三谷幸喜)

のテーマ音楽は


音楽:服部隆之
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団

テーマ音楽指揮:下野竜也
ソロヴァイオリン:三浦文彰

 

だったから。

 

そしてさらに!

 

2018年ーー今年の

NHK大河ドラマ「西郷どん」(原作:林真理子、脚本:中園ミホ)

のテーマ音楽も!


音楽:富貴晴美
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団

テーマ音楽指揮:下野竜也
歌:里アンナ

 

NHK大河ドラマ制作の一翼を担っている
当事者(?)によるアンコール曲の演奏だったわけです。

 

サービス精神満点のアンコール曲演奏に、大満足のマチネ( 昼公演:フランス語のmatinee「朝・午前」の意味)でした。