兵庫県立芸術文化センターへ
兵庫芸術文化センター管弦楽団 2017-18シーズン
第103回定期演奏会
下野竜也×三浦文彰 ザ・スコットランド
を聴きに行きました。
公式サイトより
会場 芸術文化センター KOBELCO大ホール
オープン以来共演を重ね、PACにとって不可欠な存在となった下野竜也。今シーズンも下野ワールド全開、イギリスゆかりの作品による洗練されたプログラムを届けます。ソリストに迎えるのはヴァイオリンの三浦文彰。2016年話題となったNHK大河ドラマ「真田丸」コンビがここに集結!
【出演者】
指揮 下野 竜也
ヴァイオリン 三浦 文彰
管弦楽 兵庫芸術文化センター管弦楽団
【プログラム】
ジェームス・マクミラン:ブリタニア
ブルッフ:スコットランド幻想曲
(休憩 20分)
メンデルスゾーン:交響曲 第3番 「スコットランド」
*アンコール
服部隆之:NHK大河ドラマ「真田丸」メインテーマ
富貴晴美:NHK大河ドラマ「西郷どん」メインテーマ
プログラム前半ーー
ブルッフの「スコットランド幻想曲」が終わった後、
ソリスト(協奏曲の独奏者のこと)の三浦さんによる
アンコール曲の演奏がありませんでした。
絶対しなければならない!
というわけではありませんが、
協奏曲の場合、演奏後、
聴衆からのリクエストに応えて、
ソリストによるアンコール曲の演奏が行われることが多いーー
ほとんどと言ってもいいほどアンコール曲の演奏が行われます。
ソリストにとっても貴重な営業機会というのか、
「こういう曲が好きなんだ!」
「こういう解釈をするひとなんだ!」
「サービス精神があるなあ!」
といった「『お得』感」と「ソリストの実力」を聴衆に示すことができます。
それが、なかった。
案の定、休憩時間中
「(独奏ヴァイオリンの)アンコールなかったね」
と、残念そうな声がホールのあちこちで聞こえました。
そういているうち、
全プログラムが終わった後に、
まさかのNHK「大河ドラマ」のテーマ曲演奏!
というのも
2016年話題となった
NHK大河ドラマ「真田丸」(作:三谷幸喜)
のテーマ音楽は
音楽:服部隆之
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:下野竜也
ソロヴァイオリン:三浦文彰
だったから。
そしてさらに!
2018年ーー今年の
NHK大河ドラマ「西郷どん」(原作:林真理子、脚本:中園ミホ)
のテーマ音楽も!
音楽:富貴晴美
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:下野竜也
歌:里アンナ
NHK大河ドラマ制作の一翼を担っている
当事者(?)によるアンコール曲の演奏だったわけです。
サービス精神満点のアンコール曲演奏に、大満足のマチネ( 昼公演:フランス語のmatinee「朝・午前」の意味)でした。