京都国立博物館 開館120周年記念特別展覧会 海北友松展 おすすめ! お早めに! | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

京都国立博物館(京都市バス・東山三条駅すぐ)へ

 

開館120周年記念特別展覧会

海北友松

(かいほうゆうしょう)

 

を見に行ってきました。

 

以下、公式サイトより。

 

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開催概要

展覧会名    開館120周年記念特別展覧会 海北友松(かいほうゆうしょう)
会期    2017(平成29)年4月11日(火)~ 5月21日(日)
会場    京都国立博物館 平成知新館
交通    JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス 交通アクセス
休館日    月曜日
開館時間    午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
※ただし会期中の毎週金・土曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
観覧料    一般 1,500円(1,300円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 900円(700円)
中学生以下無料


展覧会の見どころ

 海北友松(1533~1615)は狩野永徳や長谷川等伯と並び称される桃山画壇の巨匠です。近江浅井家の家臣の家に生まれた彼は、若年を東福寺で過ごしましたが、主家や兄が信長に滅ぼされるに及び、還俗して狩野派の門を敲き、画の道に進んだと伝えられています。いま遺る作品のほとんどは狩野派から独立して以後の晩年期(60歳以降)のものですが、鋭い筆遣いが駆使された気迫溢れる水墨画や詩情豊かな大和絵金碧画などは、ほかの誰の作とも似ていない、まさに友松ならではのものといえましょう。
最晩年まで絵筆を握り続け、83歳でその生涯を終えた桃山最後の巨匠の世界を、心ゆくまでご堪能ください。


きょうの京都国立博物館。

いい天気でした。

 

平日の午前中ということもあって、行列の待ち時間は20分程度。

 

ただただ、素晴らしかった。

特に

 

(作品 筆者 員数 所蔵)
柏に猿図 海北友松筆 2幅 米国 サンフランシスコ・アジア美術館

雲龍図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都 北野天満宮
雲龍図屏風 海北友松筆 6曲1隻 京都 勧修寺

浜松図屏風 海北友松筆 6曲1双 東京 宮内庁三の丸尚蔵館
網干図屏風 海北友松筆 6曲1双 東京 宮内庁三の丸尚蔵館 

月下渓流図屏風 海北友松筆 6曲1双 米国 ネルソン・アトキンズ美術館

 

が印象に残りました。

 

グッズ販売コーナーで「柏に猿図」のお猿さんがモチーフのTシャツと一筆箋を買っておけばよかったかなとちょっと後悔しています・・・

 

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Aún aprendo.(「俺は、まだ学ぶぞ」by ゴヤ)


天才がさらに勉強するとどうなるか?

乱暴に答えると、
 

「美しさを超えた凄味が生まれる。」
 

実際、わたしは友松の絵を前に、ゴヤのことを考えていました。

テーマも生き方も、国も時代も、まったく違うのに。

 

ともあれ、

これは見ないと損する展覧会です。

これは確か。


友松の凄味に向き合えるこの展覧会の会期は21日まで。

今週末まで!

お早めに!

 

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【おまけ】

京都国立博物館の庭に、ロダンの『考える人』が。

いいですねえ。オーギュスト・ロダン。『考える人』。