体調不良の原因をネットで検索するのはコックリさんをやるのと同じ 〜人間は簡単には死なない〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

体調不良をネットで検索すると怖くなるよね ブログネタ:体調不良をネットで検索すると怖くなるよね 参加中

私はならない派!

「体調不良をネットで検索すると怖くなる」というのは、ある意味、自然なことだと思います。

ネットには不安を煽る情報で溢れているからです。
どうして、不安を煽る情報で溢れているのか?
普通のことを書いても誰も読まない、と発信側が思っているからです。

鍼灸師という職業・立場上、わたしは「発信者」側につくことが多いのですが(つかなくてもいいんですけれどね)真剣に調べているひと向けにいい加減なことは書けません。

健康情報はできるだけ一次資料にあたったり問い合せたりして(WHO、NIH、日本の厚生労働省、国立健康・栄養研究所などのホームページやプレスリリースでも、時間の許す限りその引用文献も読みます。たいてい英語で書かれているので大変です)、極力裏をとるようにしています。

わたしの友人のお母さまが、わたしに教えてくれたことを思い出します。
その方はキャリアウーマンで、何人もの部下を抱えていました。
(男女雇用機会均等法の改定前です。どれだけすごいか分かりますか?)
仕事はハードで、生活も不規則になりがち。

大変でしたね、病気になりませんでしたか、と言うと、彼女は笑顔で答えました。

「本木君、人間はそんな簡単には死なんもんやで。そういう風にできてる

もちろん、すべてのひとがそうだと言うつもりはありません。
気の毒になるほどに虚弱体質な方ーー「そんな簡単には死なん」からこそつらい日々を過ごされている方も、いらっしゃいます。

それでも。
彼らを治療しているとき、鍼を打ったり体をさすったりしているとき、ふと彼女の言葉を思い出すことがあります。

相田みつをさんーーあるいは記者会見で号泣してやめた兵庫県の県会議員ーーではありませんが

だいじょうぶ
人間 そう簡単には死なんもんや
だからこそ
あんたは早く元気になって 世の中を明るく照らすんやで
世の中を 世の中をよりよく変えていくために生きてるんやから
自分を見くびったらあかん
勉強できんでも 逆上がりができんでも
ひとを好きになることはできるやろ
そのひとを幸せにしようとがんばることはできるやろ
だいじょうぶ あんたは だいじょうぶ

と思って治療していますね。
「嘘ばっかり」というなら、わたしの首をさしあげます。(いらないか)

話をまとめましょう。

体調不良の原因をネットで調べるひとは、案外、不安を解決しようとしているのではなく、実は逆で、不安であり続けたいのではないでしょうか。

コックリさんをやっているのと同じです。
あれは不安を解決したいのではなくて、自己暗示をかけて不安を増幅させているのです。
だから、コックリさんをやっているうちに気分が悪くなったりするのです。
感受性の強い、自己暗示をかけられるくらい神経質な、それでいて、自分の考えや行動に責任がとれないひとーー「自分で考えるよりウィジャボードに聞いた方が確かだ」と思ってしまえるひとーーは、特にそうです。
「●●さんの気持ちは?」「●●はわたしのことを嫌っている?」あなたの気持ちと行動の方がずっと大事なのに。

本当は「ただゆっくりと休みたい」のでは?

であれば、ゆっくり休めばいいのです。
旅行にでも出かけて気分転換すればいいのです。

それもなかなかできなくてお困りであればーー

そういうときこそ、西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院をご利用ください。
出張鍼灸もしています。
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