冷え性対策
について。
わたし自身冷え性ではありませんが、それでも長時間パソコンのキーボードを叩いていると手足がじーんと冷たくなって、考えるのも嫌になるときがあります。
冷え性は、
自律神経の転調(交感神経/副交感神経のスイッチ)作用やホルモン分泌作用が落ちている
鍼灸治療(鍼灸師による自律神経トレーニング)は、冷え性に有効です。
●サウナなどの交代浴
●乾布摩擦
●自律訓練法(1932年にドイツの精神科医シュルツが考案した自己催眠による治療法)
などの自律神経トレーニングも有効ですし、
●根菜類など不溶性食物繊維の多い食物、スパイスを積極的に摂る(腸を刺激・運動させて熱を産生)
●有酸素運動+カフェイン(コーヒー、緑茶、紅茶など) ※インターバル速歩がおすすめ
も有効です。
そして何より
●からだや部屋(外的環境)をあたためること
衣類や暖房器具を上手に利用しましょう。
ところで、冷え性なんて言葉は東洋医学の本に出ていませんが「体の不調は体の陰陽のバランスの乱れ(陰陽失調)からくる」とあります。
崩れた陰陽を元に戻してあげれば、病気は治る。
陽が不足していれば陽を補えばいいし、陰が不足していれば陰を補えばいい。これが東洋医学の考え方です。
ハッと連想したのが「世界最大最強の戦艦」と謳われた日本の戦艦大和の注排水システムーー傾斜復元機構ーーです。
船の一方が被弾して水が入って船体が傾斜した場合、人為的に反対側に水を入れてバランスを取るというもので、アメリカ軍の戦艦の半分以下の性能だったものの、なかなかよくできた仕組みでした。
これは東洋医学の専門的な話になりますが、冷えというのは足の三陰(肝・腎・脾)の虚=不足からきます。
それぞれ経絡(エネルギ—ライン)の反対側にある経絡は
肝 ⇔ 小腸
腎 ⇔ 大腸
脾 ⇔ 三焦(現代医学でいうと副腎=ホルモン分泌器官に近い場所)
です。
「冷え性の治療法は、腸を動かし、副腎(三焦)を刺激すればいいのでは?」
自分から言ってしまいますが、「神戸・出張専門 はりねずみのハリー鍼灸院」の冷え性の治療成績、とてもいいですよ。
もっとも、これも自分から言ってしまいますが、
わたしがすごいのではなくて鍼灸がすごいのであり、人間の体のしくみーー自然の摂理がすごいのです。