藤本義一の書斎で『小説上の兄弟子』に会う 〜極上の文学空間でスリリングな文学談義〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

きょうは

藤本義一の書斎
に行ってきました。
生前別荘として使っていた作家の故・藤本義一さん(1933-2012)の記念館です。

JR芦屋駅から阪急バスに乗って「奥池」停留所まで。
すごいつづら折りの山道で、停留所に着いたときには乗り物酔いでえづいていました。
停留所の南にあるエンバ美術館のすぐ裏側に「藤本義一の書斎」がありました。

とても静かで空気のきれいなところです。




第一級の作家の過ごした空間に身を置きたかったからでもありますが、
来館の一番の目的は、この記念館の運営のお手伝いをしている、プロ志望のアマチュア作家の方に会うためでした。

最晩年の藤本義一さんのお弟子さんで、
わたしが出張鍼灸をしている患者さまから紹介されたのです。

わたしよりずっと多く本を読み、作品を書き、文学や小説について思いを巡らせている方で、そういう方と文学の話をするのはとても楽しく、刺激的で、有意義でした。

その方に

「海外文学がお好きなら、新潮クレスト・ブックスのシリーズは読んでおいた方がいいですよ」

と勧められ、彼が勧めるなら間違いないと、帰りがけ、三ノ宮のジュンク堂で4冊買ったほどです。



素晴らしい方との出会い、ご縁に感謝せずにはいられない一日でした。