前回、「肩こり」の原因と対策を東洋医学的な考え方から書いてみました。
今回は、
西洋医学的な考え方による「肩こり」の原因と対策
を、前編/後編の2回シリーズでお送りします。
今回は前編。
ところで前回
「肩こりは人間、ヒトであることの宿命」というのは、正しい。
と書きました。
なぜでしょう? 簡単に言えば
(1)二足歩行になった
(2)脳が異常に発達して重くなった
ことが、肩こりと関係しています。
ニ足歩行・直立姿勢になった分、体全体で頭を支えることができるようになった。
結果、脳を大きくできた。
しかし、それにしては大きくなりすぎました。
他の動物と比較してみます。
脳の重さ(g) 脳の体重比(%)で見てみると
ヒト 1375g 2.44%
マッコウクジラ 8000g 0.03%
ゾウ 4400g 0.23%
ウマ 510g 0.28%
ゴリラ 450g 0.50%
ブタ 120g 0.07%
イヌ 100g 3.89%
サル 81g 1.14%
ダチョウ 42g 0.03%
ネコ 32g 0.78%
アオウミガメ 7.5g 0.01%
ネズミ 0.4g 2.78%
カエル 0.1g 0.25%
【参考URL】http://akaitori3.web.fc2.com/nou.html
陸上の生物においてはゾウについで2番目に脳が大きい。
ただゾウの場合、四足歩行ではあるものの体重もあるので、体重比ではヒトの10分の1です。
とにかく、ヒトの脳は、重い。
その重い脳、大きな頭部を支えるのは、肩です。
肩の仕事はそれだけではありません。
二足歩行になった分、だらりと垂れている腕も支えないといけません。
しかも、ヒトの腕はよく動きます。
動くように進化させたと言った方がいいかもしれませんが、その結果、肩は自分の上も下も支えないといけない。
「八面六臂(はちめんろっぴ)」は肩のためにあることわざだと思います。
疲れない方がおかしいくらいなのです。(もちろん、疲れない方がいいのですが)
後編に続きます。
~余談~
有名人の脳の重さを記載しているサイトがありました。
夏目漱石の脳 → 1425g
内村鑑三の脳 → 1470g
ナポレオン三世の脳 → 1500g
ビスマルクの脳 → 1807g
ツルゲネフの脳 → 2012g
アインシュタインの脳 → 1230g
だそうです。
【参考URL】http://brain3.seesaa.net/article/109101230.html
夏目漱石 → 1425g
内村鑑三 → 1470g
桂太郎 → 1600g
ナポレオン三世 → 1500g
ビスマルク → 1807g
ツルゲーネフ → 2012g
カント → 1650g
ブンゼン → 1295g
アナトール・フランス → 1017g
【参考URL】http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/09/index-09.html