その昔、僕は激しい恋をしました。ただひたすら、一緒に居られたら幸せでした。だが、幾星霜の歩みの中で、あれほど身をこがし追い求めたにもかかわらず、その人は消えてしまった。いや、アルバムの中だけに納まってしまったと言ってもいい。
激しく心をすり減らす現代のビジネス社会。貴女が言われるように、人間の尊厳を侵し、人間の魂と霊にゆさぶりをかけ、心をカラカラにしてしまう。努力だけではとうてい埋め切れない渇きを心と肉体に感じて、毎日、毎日が急坂を登るがごとく。それが人生ならば、努めて明るく生きようとしてきた。でも、やはり耐えられない多くの局面があった。
いつしか、僕は第二のその人を追い求めていました。話がしたい。どんな事でも話し合える、聞いてくれるその人が欲しい。甘えとはわかっていても……。
今度のその人は、自分にとって大切なその人には、しかし、もっと前から永く愛する人がいるのだという残酷な現実。涙が止まらない。止まらない。
激しい愛もいつかは穏やかな愛に変わるものだけど、でも、だからこそ愛の余韻を永く延ばすための工夫と努力こそがこれからのあり方かもしれない。
まぶしくて仕方がない時がある
君にみつめられると
下を向いてしまう
けど、君の視線が他へ向くと
今度は僕が見つめてしまう
愛しています。 マリア