将棋本!ブログマガジン
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戦国棋士道事始め

盤上戦術智略の巻

第117局「テレパシー?」

つづく

新刊情報

新刊将棋本!

 

三間飛車のポイント~すぐ覚えてすぐ勝てる14の戦型/杉本和陽・著/税込1848円/四六判/224頁/マイナビ出版・刊
今も昔も変わらずアマチュアに人気の三間飛車。しかし、三間飛車対策は多岐にわたり、苦戦している方も多いのではないでしょうか。一から定跡を覚えるのは大変。そんな方には本書がオススメです!本書は三間飛車の戦術書です。14の戦型の、方針や考え方をコンパクトにまとめて解説しました。ワンポイントでそれぞれの戦型の急所をつかめます。鳥刺しや右玉との戦い方も収録!三間飛車を即戦力にしましょう!

新村田システム/村田顕弘・著/税込1848円/四六判/228頁/マイナビ出版・刊
本書は第71期王座戦挑戦者決定トーナメントで藤井聡太竜王・名人を敗戦寸前まで追い込んだ戦法「新村田システム」を村田顕弘六段本人が書籍化したものです。角道を開けずに銀を繰り出す変幻自在の「村田システム」は第30回升田幸三賞特別賞を受賞、現在ではトップ棋士も採用しています。この本では「村田システム」の進化形である「新村田システム」を余すところなく解説しています。

 

 


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 いまだ成らず-羽生善治の譜/鈴木忠平/2310円/文芸春秋社

2位   西遊棋の日常/西遊棋実行委員会/1155円/マイナビ出版
位   新村田システム/村田顕弘/1848円/マイナビ出版

4位   三間飛車のポイント~すぐ覚えてすぐ勝てる14の戦型/杉本和陽1848円/マイナビ出版
5位   実戦で学ぶ対振り右玉の勝ち方/磯谷祐維/2728円/マイナビ出版

6位   新時代の将棋指し/内田晶&大川慎太郎/2024円/将棋連盟&マイナビ

7位   藤井聡太に学ぶ 天才ではない人のための人生の闘い方/倉山満&上野裕和/1760円/ビジネス社
8位   里見香奈VS西山朋佳 実戦集/将棋書籍編集部/2706円/将棋連盟マイナビ

9位   一撃!対振り飛車へなちょこ急戦/Sugar/1848円/マイナビ出版

10位   2手目△3二銀システム/二歩千金/1848円/マイナビ出版

 

「将棋本平積み面指し度ランキング」は、都内大型書店将棋コーナー数か所を回り、拝見した印象をもとに独断にて判断しております。予めご承知おきいただければ幸いです。

戦国棋士道事始め

盤上戦術智略の巻

第116局「探り合い」

つづく

新刊情報

新刊将棋本!

 

いまだ成らず-羽生善治の譜/鈴木忠平・著/税込2310円/四六判/文芸春秋社・刊
25歳で七冠を制した羽生善治。勝敗の数を超えたその強さと人生を、藤井聡太らトップ棋士たちとの闘いを通じて描く。宇宙のように広がる盤上で駒をぶつけあう者たち―。本書は、名対局の一瞬一手に潜むドラマを見逃すことなく活写してゆく。中学生で棋士となった昭和。勝率は8割を超え棋界の頂に立った平成。順位戦B級1組に陥落した令和。三つの時代、2千局以上を指し続けた羽生善治。そして彼と共に同じ時代を闘ったトップ棋士達の姿を見つめながら、棋士という“いきもの”の智と業をも浮かび上がらせる。「週刊文春」連載時より大きな反響を呼んだノンフィクションに新たな取材、加筆を行った堂々の一冊。ノンフィクション3冠制覇を達成したベストセラー「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたか」の著者の最新作にして新境地。
〈主な登場棋士〉米長邦雄/豊島将之/谷川浩司/森内俊之/佐藤康光/深浦康市/渡辺明/藤井聡太
目次
第1章 時代の声
第2章 土曜日の少年
第3章 人が生み出すもの
第4章 夜明けの一手
第5章 王将の座
第6章 マルクスの長考
第7章 天が与えしもの
第8章 敗北の意味
終章  終わりなき春

実戦で学ぶ対振り右玉の勝ち方/磯谷祐維・著/税込2728円/四六判/256頁/マイナビ出版・刊
将棋AIが発達した今、「対抗形は居飛車が有利」との考え方が強まっています。しかし、実際にやってみると居飛車側も大変ですよね。振り飛車側も工夫や研究を持っていますし、戦型での経験値では振り飛車党の方が上。知らない局面に誘導されれば、簡単に勝てるものではないでしょう。そもそも、四間飛車にはミレニアム、三間飛車には急戦、中飛車には超速、向かい飛車には…なんて、作戦ごとに戦法の準備をするのが辛い。そのように考えたことがある方もいらっしゃるかと思います。そこで、対振り右玉をお勧めします。対振り右玉なら、四間・三間・中・向かい、あらゆる振り飛車と戦えます。更に、右玉は振り飛車党も経験が少ないため、むしろこっちの土俵です。本書は対振り飛車の右玉の戦術書です。磯谷祐維女流初段の実戦を題材にして、右玉で勝つための考え方を解説しました。駒組みの順番、攻めの急所、受けの技術、部分的な手筋。右玉で勝つためのエッセンスを詰め込んでいます。右玉党の方、今までとは違う振り飛車対策を覚えたい方、攻めるより受けるのが好きな方。本書を読んで、新しい武器を手に入れましょう!


西遊棋の日常/西遊棋実行委員会・著/税込1155円/新書判/256頁/マイナビ出版・刊
関西を中心に、様々な将棋の楽しみ方を提案するユニット「西遊棋」。その活動の1つとして、定期的にエッセイを更新しているのはご存知ですか?
今回は、そんな西遊棋に所属している棋士・女流棋士の先生に、全編書き下ろしでエッセイを書いていただきました。飲みの〆には何がいいのか? 糸谷哲郎「〆狂詩曲」
対局前に熱が出ちゃった! 池永天志「熱闘順位戦」学校生活と友達の思い出 木村朱里「掌の紙吹雪」西遊棋を運営するのは大変! 管理人「かんりにんのおしごと!」
個性あふれる22編!読み終えた頃にはきっと西遊棋が大好きになるはず。棋士の日常生活の一面をご覧下さい。
 

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新刊将棋本!

 

2手目△3二銀システム/二歩千金・著/税込1848円/四六判/260頁/マイナビ出版・刊
見たこともない序盤戦術で相手を翻弄し、あっという間に勝勢を築いて勝ち切る。ネット将棋でもアマ大会でも無双できるような、そんな奇襲戦法はないものか…ありました。将棋ブロガーとして知られる二歩千金さんが開発した「2手目△3二銀システム」です。その名の通り2手目に△3二銀と上がり、さらに△4四歩と突いていく独自の世界。そこから「シン・パックマン」や「力戦四間飛車」「角道不突き雁木」につながっていきます。また、相手が飛車先を突いてきた場合もあくまで変態チックな陣形を維持できるのが「2手目△3二銀システム」の真骨頂。こちらは「無理やり向かい飛車」や「都成流」「サイキック腰掛け角」に移行します。「序盤の鉱脈があらかた掘り尽くされた現代将棋においてラストフロンティアといっても過言でない作戦」と著者が言うように、2手目△3二銀は手つかずの未開の地、最後の楽園です。本書で「2手目△3二銀システム」を身につければ相手をキリキリ舞いさせて勝つことができるでしょう。とっておきの奇襲戦法を是非自分のものにして下さい!

一撃!対振り飛車へなちょこ急戦/Sugar・著/税込1848円/四六判/320頁/マイナビ出版・刊
本書で紹介する戦法は、単純明快な駒組みから速攻を繰り出して、振り飛車を一気に攻略するものです。その名も「へなちょこ急戦」!!…弱そうな名前ですが、頼りないのは名前だけ。一度覚えてしまえば、勝ち星を量産できる対振りのドル箱戦法です。
著者はYouTuberのSugar氏。本戦法の創始者で、急所を知り尽くしています。是非本書を読んで、「へな急」をレパートリーに加えて下さい。

新時代の将棋指し/内田晶&大川慎太郎・著/税込2024円/四六判/344頁/マイナビ出版・刊
将棋界初の八冠を制覇した藤井聡太竜王・名人。女流タイトルを分け合う福間香奈五冠、西山朋佳三冠。現在、圧倒的な実力で将棋界を牽引していると言っても過言ではないでしょう。しかし、その牙城に迫ろうとする若手が続々と生まれています。デビュー3年目で竜王挑戦・棋王挑戦と、タイトル戦に2回登場した伊藤匠七段。現在の最年少棋士にして、年間の歴代最高勝率の更新に迫る藤本渚四段。第50期女流名人戦で強豪を次々と破り、プレーオフに進む健闘を見せた内山あや女流初段。各棋戦で好成績を残し、第17期マイナビ女子オープンで挑戦者決定戦に進んだ大島綾華女流初段。他にも服部慎一郎六段、山根ことみ女流三段など、着実に実績を重ねている強豪も多くいます。本書は棋士のインタビュー集です。「将棋世界」2022年11月号~2024年2月号に掲載された「令和を駆けろ!俊英棋士インタビュー」及び「華やかに舞え!女流棋士達のエモーション」に新規書き下ろしを2つ加え、合計32編にまとめました。将来を嘱望される俊英は何を見据えるのか。若々しい野望をぜひお読み下さい!

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新刊将棋本!

 

藤井聡太に学ぶ 天才ではない人のための人生の闘い方/倉山満・著/上野裕和・監修/税込1760円/四六判/232頁/ビジネス社・刊
成功の秘訣は全て将棋と棋士が教えてくれた!将棋の素人にもわかる対局の読み方。負けた時のメンタルコントロールこそが重要。
序 章 将棋は実力がすべて~藤井聡太の何が凄いのかの初歩
第一章 将棋ってどんなゲーム
第二章 将棋の歴史を知れば藤井聡太の凄さが十倍わかる
第三章 将棋の上達法とビジネス成功の秘訣は同じ
第四章 今すぐ使える将棋の手筋
将棋を知らない人にも分かる。藤井聡太の凄さを伝えよう。そうすればビジネスにも人生にも役に立つ!

絶対早繰り銀/黒田尭之・著/税込2794円/四六判/296頁/マイナビ出版・刊
本書は「相手がどんな作戦を選んでも、こちらは早繰り銀一本で敵陣攻略を目指す」というコンセプトの戦術書です。嬉野流や村田システムなど、角道を開けずに自分の得意形に持ち込む居飛車の作戦が流行しています。本書で解説する作戦もそれに類するもので、アマチュアが学習しやすい戦法です。相手が居飛車だろうと、振り飛車だろうと、こちらは飛車先を二つ突いて銀を繰り出していくだけ。玉の囲いは最小限に済ませて、速攻を狙いにします。著者は黒田尭之五段。早見えに定評のあるオールラウンダーで、全戦型の急所を知り尽くしています。「結果図のあとの指し方や、終盤の勝ちきり方がわからない」という方もご安心を。
20局以上の参考棋譜を詳細な解説付きで掲載しているので、講座本編を参照しながら並べていただければ、中終盤でよく現れる手筋や考え方がおのずと身に付くはずです。本書を読み、あなたも「早繰り銀党」になりましょう。

里見香奈 vs 西山朋佳 実戦集/将棋書籍編集部・編/税込2706円/A5判/272頁/日本将棋連盟・刊/マイナビ出版・販売
今、女流棋界で双璧をなす2人が里見香奈(現姓・福間)と西山朋佳です。緻密にコツコツ有利を積み重ねる里見と、些事を気にせず豪快に相手を斬る西山は、タイトル戦の舞台で激戦を繰り広げています。本書は、そんな2人の2023年10月までの実戦66局を全て収めた実戦集。全局解説つきで、なかでも藤井猛九段、菅井竜也八段による注目局8局は詳細解説でお届けします。他に二人のインタビュー、写真も収録。

ひと目の三間飛車/西川和宏・著/税込1584円/文庫判/416頁/マイナビ出版・刊
一問一答形式で後手三間飛車の指し方を紹介する戦術書です。便宜上、局面図及び符号を先後逆にして解説しています。三間飛車は「さばきの振り飛車」と言われ、大駒のダイナミックな使い方が魅力の戦法です。本書では、三間飛車を指す上で重要となる「さばき」の考え方や手筋をたくさん紹介しています。三間飛車はプロアマ問わず流行中で定跡も日々刷新されていますが、汎用的な考え方を身につければ未知の局面でも対応できるようになります。第1章では棒銀や△6五歩急戦という定番の作戦に加え、エルモ囲い急戦対策についても詳しく紹介しています。第2章では居飛車穴熊と左美濃に対して石田流に組み替える指し方を解説します。第3章ではネット将棋でよく見かける嬉野流、アヒル、右玉の対策について述べています。これで奇襲対策もばっちりです!これから三間飛車を始める方にも、三間飛車を愛してやまない振り飛車党にとっても必携の1冊です。

ダイレクト向かい飛車こそが合理的な戦法である/横山友紀・著/税込1848円/四六判/224頁/マイナビ出版・刊
居飛車が王道で、振り飛車は傍流、とわれわれは思い込まされてこなかったでしょうか。本書は、その常識を疑う意欲的な本です。横山友紀四段によれば、ダイレクト向かい飛車という戦法には数多くのメリットがあり、居飛車の▲2六歩という手をとがめることができるのだと言うのです。経験値で勝負する、という発想ではなく、優秀で普遍的な戦法だからダイレクト向かい飛車にする、と自信をもって言えるようになる一冊です。

鈴木システム 四間飛車編/鈴木大介・著/税込1848円/四六判/224頁/マイナビ出版・刊
「久しぶりに戦術書をまとめて思ったことは、AIの影響もあって振り飛車の戦いも大きく変わったことだ。相居飛車の角換わりなどはAIでの事前研究がないととても戦えないが、その重要性は振り飛車にも及んでいる」(まえがきより)。本書は鈴木大介九段が四間飛車の戦い方について解説した本です。現在、居飛車の主流作戦となっている、急戦、居飛車穴熊、ミレニアムの攻略法を、「急戦は▲5七金で受け止める」「穴熊には△4四歩を突かせて攻めの形を作る」など、戦型ごとの急所を紹介しながら「鈴木システム」として1冊の本にまとめました。振り飛車の醍醐味は、さばいて勝つこと。大介流の豪快なさばきは健在で、AIによる研究も取り入れることによって、さらに正確さが加わりました。是非大介流の力強い振り飛車感覚を身につけて、さばいて勝つ楽しさを味わって下さい。

戦国棋士道事始め

盤上戦術智略の巻

第115局「ついに一敗」

つづく

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四間飛車戦記/藤井猛・推薦/税込3674円/A5判/278頁/日本将棋連盟・刊/マイナビ出版・販売

 


四間飛車はこの10年で大きく変化しました。四間飛車美濃囲いVS居飛車穴熊という形が長い間指されてきて、閉塞感のある状況が続いておりました。しかし、耀龍四間飛車、振り飛車ミレニアムといった新しい指し方が現れ、また美濃囲いの形においても端の位を取った銀冠の指し方が洗練されてきたことで四間飛車側が盛り返してきたのです。この状況に居飛車側も変化します。まず、居飛車穴熊が端を受けるようになりました。また、居飛車穴熊への絶対の信頼が薄らいだことにより、急戦やミレニアムなどが見直されることとなりました。特に急戦においてはエルモ囲い急戦や金無双急戦といったこれまでにない形も生まれています。現在は四間飛車側、居飛車側双方が工夫を凝らして戦っている状況で、かつての閉塞状況に比べると四間飛車は指していて楽しい戦法になっています。とは言え、居飛車穴熊対策だけを考えていた頃に比べて戦法が多様化したことで覚えなくてはいけないことが増えたのも事実。急戦やミレニアムなど、正しく対応しなければあっという間に作戦負けになってしまいます。そこで本書の登場です。本書はここ10年のキーになった四間飛車の将棋を62局解説付きで収録しています。本書を通読していただくことで、四間飛車の各戦型における流れと現在のトレンド、駒組みや仕掛けの知識などが一通りに身につくようになっています。四間飛車のスペシャリストたちが残してくれた名局を堪能しつつ、日々の将棋に活かしていただければ幸いです。

斎藤慎太郎の将棋観/斎藤慎太郎・著/税込1859円/四六判/252頁/マイナビ出版・刊

 


きれいに攻めて美しくまとめる。倒れない粘りで逆転する。斎藤慎太郎八段の指し回しは居飛車の手本と評されます。本書は、斎藤八段の実戦を題材にして、将棋の考え方を伝える戦術書です。序盤の駒組みの工夫、中盤の攻防、終盤の寄せ。相居飛車・対振り飛車それぞれの戦型をテーマに、一局を通しての勝ち方を解説しています。一瞬の切れ味と強靭な受けを併せ持つのが斎藤流。本筋を歩む将棋を堪能しましょう!

1手ずつ解説する相振り中飛車/戸辺誠・著/税込1848円/四六判/224頁/マイナビ出版・刊

 


大人気の「1手ずつ解説する」シリーズ最新作!本作のテーマは相振り中飛車です。振り飛車はアマチュアの間で非常に人気の高い戦法ですから、中飛車を指していて相振り飛車になることは多いでしょう。対居飛車の勉強はたくさんしているけども、相振り飛車は「なんとなく」で指している…。そんな中飛車党の方は多いのではないでしょうか?実は相振りにおいても、中飛車側が押さえておくべきポイントが複数存在します。そのような急所を押さえておけば、未知の局面に遭遇しても正しい手が選べるようになります。本書で相振り中飛車のセオリーを学んで、ニガテを克服しましょう。著者は本シリーズの「先手中飛車」「ゴキゲン中飛車」を著した戸辺七段。併せて読めば、あなたの中飛車はどんな作戦にも対応できるようになります。

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新刊将棋本!

 

藤井聡太 進化を続けるケタ外れの天才頭脳棋士99の秘密/アストロノート・著/税込1540円/インテルフィン・刊



14歳2ヶ月で史上最年少のプロ棋士となり29連勝の無敗新記録を樹立、そして21歳で史上初の八冠を達成した藤井聡太。本書は幼少期から現在まで珠玉のエピソードで藤井聡太の秘密に迫る1冊です。
〈CONTENTS〉より
第1章・天才的頭脳、その凄さ[AI超えの一手!読み切る力]
第2章・歴代最強、その源とは[進化する強さ!不動のメンタル]
第3章・師匠、憧れの存在[レジェンド棋士たちが語る藤井]
第4章・藤井と戦った棋士たち[ライバルは現れるか]
第5章・幼少期、育まれた才能[神童はどのようにして生まれたか]
第6章・素顔の藤井聡太[趣味、ライフスタイル、好きなもの]
巻末付録
藤井聡太伝説[番外編●エピソード集]
藤井聡太 八冠への歩み[巻末付録●藤井年表]

藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦―八冠の先へ/日本経済新聞社・編/税込1650円/283頁/日本経済新聞出版・刊

 


勝率1%からの逆転は、なぜ起きたのか―?将棋史に残る名勝負「王座戦」(第71期)を通して、天才・藤井の強さ、思考に迫る。・結果よりも内容や充実感を求める姿勢
・いったん諦めた上で、勝ち筋を探る
・定跡にとらわれない
・継続して研鑽を積む、ライバルの存在
・「異次元」ともいうべき計算能力
・逆転を成功させるコツとは
・リフレッシュ法もゲーム
王座戦主催である日本経済新聞社編だからこその豊富な写真、資料も必見!計算力の高さは「天賦の才」と言えるかもしれませんが、結果よりも内容や充実感を求める姿勢を貫いている点も強さの一因ではないでしょうか。2023年10月30日に日経本社でトークショーとともに催した自戦解説会では、五番勝負の中から「会心の譜」を選んで解説して下さい、とお願いしました。すると、藤井王座は、シリーズで唯一敗局となった第1局を選んだのです。対局に勝ったとしても、構想のミスや納得のいかない手があれば、藤井王座は悔やみ、反省して、次の対局に活かそうとしています。勝っても、内容的に納得できなければ、心の底から悔しがる姿を見て、「だから、藤井さんは勝つんだな、強くなるんだ
な」と痛感しました。本書のもう一人の主人公は、永瀬九段です。「藤井聡太が勝ち続ける理由」の一つとして、永瀬九段を研究パートナーとして選んだこと、そして、2人で継続して研鑽を積んできたことを挙げないわけにはいきません(「歴史的で運命的なシリーズを振り返る―『はじめに』に代えて」 一部抜粋)。

将棋と麻雀。頭脳戦の二刀流~49歳からの私の挑戦/鈴木大介・著/税込1540円/四六判/192頁/ART NEXT・刊

 


将棋の最高段位、九段の著者、初めての自伝!小学生で「奨励会」に入ってから、麻雀Mリーグに49歳でデビューするまでの過酷な将棋界の定め、2人の天才「羽生善治と藤井聡太」との対局―反抗、挫折、初めて語った苦悩から何度も這い上がり、新たな「二刀流」への挑戦に至るまでを、赤裸々に語る!本書は「頭脳戦の二刀流」にチャレンジする大介プロが、勝負の世界で身につけてきたこと、将棋と麻雀それぞれの師、羽生善治と藤井聡太という二人の「天才」との対局、「Mリーグ2023-24」で闘って感じたこと、二刀流の未来ビジョンまで「史上初の頭脳戦の二刀流」思考を全てを網羅。観る将&観る雀、将棋や麻雀を強くなりたい人、新たな世界に踏み出したいビジネスパーソンなど、全ての挑戦者に贈る初の自伝である。特別対談「攻めの流儀」佐々木寿人×鈴木大介も必読!

藤井聡太がやさしく教える棒銀戦法の指し方/将棋書籍編集部・編/藤井聡太・監修/税込1518円/A5判/208頁/日本将棋連盟・刊/マイナビ出版・販売

 


棒銀とは、飛車と銀を使って攻める戦法です。銀がまっすぐ進んでいく様子から、そのように名付けられました。棒銀は攻撃力が高いうえに覚えやすく、初めて戦法を指したい方にお勧めです。更に、棒銀一つで居飛車・振り飛車両方と戦うことができます。本書では、主に序盤の駒組みと中盤でリードする方法について解説しています。1手1手説明しておりますので、自分のペースで読み進めていきましょう。

 

反撃する現代四間飛車~はじめ先生と学ぶ新研究~/鈴木肇・著/税込1804円/四六判/224頁/マイナビ出版・刊

 

 

急戦、ミレニアム、穴熊…四間飛車を指していると、居飛車にやられて嫌な作戦がたくさんありますよね。いつも受け身になってしまい、勝ちにくい展開になってしまう。そのような経験はないでしょうか。攻める四間飛車を覚えたい。そんな方に本書をお勧めします!本書は、次の一手形式で学ぶ四間飛車の戦術書です。全問三択で、はじめ先生の研究を楽しく学べます。実戦的で面白い手筋が満載!攻撃MAXの四間飛車を楽しみましょう!

戦国棋士道事始め

盤上戦術智略の巻

第114局「心理戦」

つづく

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