「衣食足りて礼節を知る」が「衣職足りて健康を知る」になる日は来るか?」 part 3 | 35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。



現在、中学2年生の長男は、あまり勉強しない。
いや、ほぼしないと言うべきね。

エイリアンはとても心配そうだった。




「勉強、興味ないみたいだねー。」




そうね。そんな感じ。
私もそれなりに心配してたけど。


で。どうしたか。




「ねえ、この本。読んでくれない?」





長男の学校では、朝、授業の前に10分間の読書タイムがあるそうで。




「もし、この本を全部読んでくれたら、
もう “勉強しなさい” とは二度と言わない。約束する。」





息子は読んでくれた。
それ以来、私も約束は守っている。



ま、テスト前になると 、



「テストの準備はいいの?」




とは言うが。




でも、




「勉強しなさい」



とは言ってないもんねー。

何事にも抜け道はあるものよ。
ふふふふふ...




私が長男に手渡したのは、『ユダヤ人大富豪の教え』



一度読んだことがあったこの本。
ふと、もう一度読んでみたくなって数年振りに読んでみた。

読後、もう息子にうるさいことは言わないと決めた。

もしかして、大切なのは、息子に何かを言うことじゃなくて、
私が息子にどんな姿を見せられるかなんじゃないだろうか...?


ある日を境に、一成人として扱われ始め、3人の子供の親になり、
そのことを自覚する期間が長くなるにつれ、
私は、誰に頼まれたわけでもない義務を勝手に背負い込んだ挙句、
心の中にある現実から逃避するようになっていたらしい。



「好き」と「嫌い」

この2つの感情はとても単純だ。

そして、天と地ほども違う対極的な2つの感情は、
原始的で本能的でもあるため、とても力強い。

両者とも人間の体内で生まれ、凄まじいエネルギーとして蓄えられ、
臓腑骨肉へ伝播すると同時に、体外へ勢いよく解き放たれる。

そのこと自体に差はない。

ただ、どちらを選ぶかで、人生は大きく左右される。



『心のチキンスープ<5>』という本に、こんなくだりがある。



【自分の仕事が好きですか?】

『わが道を行き財をなす』という本に興味深い調査が紹介されている。

二つのグループ、総計1500人に、20年後、追跡調査を行ったものだ。

被験者の83%を占めるA郡は、将来やりたいことがあって、
とりあえず資金稼ぎのために働いている人々、残りの13%のB郡は、
お金のことは後まわしにして、自分が今やりたい仕事をする人々である。

調査の結果は驚くばかりのものだった。

20年後、1500人中101人が富豪になった。

その101人中100人までは、好きなことを追求する道を選んだ
Bグループの人々だった。


「自分の仕事が好きだ」と胸を張って言える人は、
心臓病にかかりにくいことをご存じだろうか。

マサチューセッツ州保健教育福祉部は、心臓病の原因調査アンケートに

「あなたは幸せですか」「自分の仕事が好きですか」

という二つの質問を付け加えた。

その結果、「はい」と答えた人は、心臓病の罹患率が低いことがわかった。



(太字部分は抜粋)




そうだった。

人生で一番大切なことは、小さい頃の私がよく覚えている。

好きな遊びに夢中だったあの頃。
時間もおやつも夕飯も、家に帰ることすら忘れた。
帰りが遅くて、家に入れてもらえなくなってもやめられなかった。


『好き』という気持ちは、誰かに教えてもらうものでも、
何かから学ぶものでもない。
お母さんのお腹の中にいる時から、ごく自然に備わっているものだ。

つまり「好き」という感情は、脳の生理的な働きであって、
人間性そのものなのだと思う。
それに逆らって生きようとするから、きっと辛くなる。




エイリアンの治療院に来ていたという、ある患者さん。

30代の男性。脳梗塞になって働けなくなったという。
奥さんと子供は家を出て行った。

この患者さんと会ったことはないが、
エイリアンから聞いたこの話を、私はいつまでも忘れることができない。


たとえ好きな仕事をしていても、病気になることはあるだろう。
でも、治れば好きな仕事が待っていると思うことには希望がある。

そして、希望は脳と体を活性化する。




状況が許す範囲内でいい。
正直になって、自分の心だけが知っている「好き」に従って生きる。

それの何がいけない?

子供たちに買ってあげられるおもちゃの数は減るかもね。
食卓に上るおかずの数は減るかもね。

でも、長い目で見たらそれが何だろう?

親が「イヤだイヤだ」と思いながら稼いだお金で買ってもらったおもちゃ。




「大人になると、いやなことを我慢しなきゃ好きなものって買えないんだな...」




子供たちが、いつの間にかこう思うようになるとしたら?


今の私にとって、子供たちが病気にかかることや事故に遭うことを除けば、
子育てにおいて、これ以上に恐ろしいことはない。


人生は我慢するためにあるわけじゃない。
楽しむためにあるはずだ。


だから、正直に生きる。
自分自身と脳内相談した結果のことだ。

別に蒸発しようとか、駆け落ちしようってんじゃない。





「これでいいのだ!」





バカボンのパパの名言は、人生の核心を恐ろしいほど見事についている。



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