その日のクラスは女子だけだった。
大学生や20~30代の人が5、6人くらい。
指定の教科書があって、その日の話題は、確か結婚か恋愛。
私は、いつも教科書の内容はそこそこ。
あとは、生徒さんが興味ありそうなことを話すようにしていた。
今日は女子ばかり。
ちょっと突っ込んだ話をしてもいいかなと思った。
「みなさん、日本の男性をどう思いますか?」
上級クラスなので、みんな日本語が上手だ。
「日本の男性は優しいと思います。」
こう答えたのは、大学生の彼女。
へえ。そうか?
「どんなところが優しいと思いますか?」
「愛してるとか、きれいだとか、ちゃんと言ってくれます。」
ああ。なるほどね。
でもね、お嬢さん。
そんなセリフ、吐くのに5秒も税金もかからないのよ?
「下心という日本語を知っていますかー?」
立ち上がって、ホワイトボードに
大きく “下心” とキュキュッと書いた。
「もしかすると、優しい日本の男がそう言うのは
あなたの体が目当てなのかもしれませんよー。気を付けなきゃダメですよ!」
一体、何の授業だ。どんな教師だ。
でも一旦走り出したら止まらない。
「日本には、昔からこんな言葉があります。」
飲む 打つ 買う
再度、ホワイトボードに大きくキュキュキュ。
「飲むは大酒飲み!打つはバクチを打つ!買うは女を買う!
これが日本でいう3大結婚してはいけない男です。
いいですか?こういう言葉があるのは、こういう男がいるからです!」
ボードをバンバン!
何と実用的でためになるクラスだろう。
ところでみなさん、みのもんたって知ってる...?
以前、台湾人男性とつきあっている日本女性と話したとき、
「台湾の男の人は、マメで色々手伝ってくれて優しい」
こう言っていた。
隣りの芝生が青く見えるのは、どこの国でも同じなのね。
その日のクラスは、最後に “胃袋・お袋・堪忍袋” の話をしておしまい。
エスプレッソのように濃い授業だったに違いない。
わははははははは!!

やっと桜が満開になった週末は雨降って寒し。
先週行っといて本当に良かった。
これは去年、のと鉄道・能登鹿島駅で撮った桜。
とてもきれいでした

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
応援してくださってるあなた!





