「エイリアン、恐るべし! part 1」の巻
「エイリアン、恐るべし! part 2」の巻
自分の子かどうかを “気” で判断する男、エイリアン。
だとすると...?
「ねえ、もし私が浮気したらわかる?」
「わかるよ。」
「どうして?」
「汗の匂い違うよ。」
は?汗の匂いが違う?
「汗の匂いが変わってくるからわかるよ。」
何...?犬...?
「結局、他の人の気が混ざっちゃって、
君の毛穴からでる汗の匂いが違ってくるよ。だからわかるよー。」
運動や入浴後にかいた汗でもわかるそうだが、
特に汗ばんでいる必要も、服を脱いでいる必要もないらしい。
毛穴から沁み出す独特の“匂い”でわかるそうで、
首筋に鼻をやり、クンクンするとわかるとか。
「へえ、じゃあ、私が浮気したことあるかどうか、今わかる?」
「わかるよ。」
クンクン...
「匂いしないね。」
ああ恐ろしい!
この男。
浮気の確証に、携帯電話のチェックも興信所も必要ない。
「ねえ、もし私が浮気したらどうする?」
「いいよ。君が幸せならかまわないよ。」
わはははははははははははははははははははははははははははははは!!!
何と爽やかで歯の浮くようなウソだろう。
一体どうした。皇潤でも買って一気飲みしたか?
いや。
この場合ウソというより、頭の中でそう思っていても
心がそれについて行っていない、と言うべきだろう。
日頃の言動を見ていればわかる。
私にとって、浮気とは覚悟そのものだ。
今までの師弟関係、婚姻関係、家族関係。
そのすべてをうっちゃってもかまわない。
そう思うだけの覚悟がなければ、絶対にできない。
浮気はバレなきゃいい。
この言葉は、私には無縁だ。

うちの居間にある、通称「犯人ライト」
テレビで観る取調室の電気スタンドに似ているから。
長男の宿題用に活躍中。
「カツ丼、食べるか?」
宿題中の息子を見ると、ついこう言いたくなる。
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