6通目「郵便の父」 | 絵本の里けんぶちからの手紙

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地元紙「北都新聞」さんに寄稿しています。
(2020年10月~
その中から定期的に発信していきます。

<2021年10月下旬掲載分>

 

緑だった葉が色とりどりにお化粧をはじめましたね。

みなさんお元気でお過ごしのことと思います。

 

 

さて、大河ドラマをご覧になっていますか?

今回の「晴天を衝け」主人公は渋沢栄一さんです。

 

大河ドラマで渋沢さんが取り上げられることを知ってから

心待ちにしていたことがあります。

それは、もしかしたら「郵便の父」と言われている前島密さんとの活躍が

描かれるのではと期待したからです。

それが叶って10月3日放送回でめでたく登場しました。

 

↓↓↓ 1円切手になっている前島密さん

    郵便局窓口でいただいた飴

 

 

 

前島さんが江戸時代の飛脚制度を応用した仕組みを考案しますが、

その矢先、渡英が決まり構想を引き継いだ杉浦譲さんが創設を担ったことが

再現されていました。

 

 

ドラマの中で印象的だったのが手紙を送付し返信を待つ場面です。

切手が剥がれ落ちることなく貼られていること、

消印も押してあること

そしてなにより手紙が届いたことに感極まり

仲間と感動を共有した表現がされていたことです。

 

 

わたしもドラマ同様に手紙が届くのが楽しみで

郵便配達の赤い車を見ると嬉しくなります。

 

それは過去に綴った想いを未来へ運んでくれる車だと思っているからです。

どんな人がどういった気持ちで手紙を書き、

梱包した荷物が運ばれているかを想像するのが好きです。

 

 

現在は、手紙や荷物が届くことが当たり前になりましたが、

改めて郵便局員さん各運送会社のみなさんにお礼申し上げます。

 

 

歴史を振り返えると1871年に郵便の取り扱いが

開始され翌年には全国に郵便局網を延長し、

更に次の年には全国を同じ料金で配達する均一料金制度を導入したそうです。

 

 

もし前島さんとお会いすることができたら

「切手、便箋、封筒、ポストカードと様々なデザインや種類が販売されていますよ。」

「消印も各地の景色や観光地をモチーフにしたものがあります。」

などお話ししてみたいです。

 

 

郵便事業が立ち上がり150年経った今年、

前島さんのお陰で手紙を書く楽しさや受け取る喜びを知ることができ

お礼と感謝の気持ちを伝えたいです。

 

↓↓↓ 郵便局で買えるご当地フォルムカード

    「ライラック」