きょうから1通目を書いていきます。
お付き合いいただけたら幸いです。
わたしは、子どもの頃から外で遊ぶよりは、
家で絵を描いたり、文字を書いて過ごすことが楽しかったです。
絵本や紙芝居を買ってもらい家族や友達に
観客になってもらい読みました。
さて、みなさんがこうして読んでくださっているブログ
現在は、スマホ・タブレットといった便利なツールがありますね。
幼少期にはそんな素晴らしい文明は無く
もし、連絡を取り合うとなれば手紙か電話が主流でした。
わたしの母は、手紙を書くことが多く、書き方を教わりました。
成長の節目にいただいたお祝いのお礼状を書きました。
「はじめはなんて書くの?」
「次は、どんな言葉を書いたらいいの?」と質問しながら書いたものです。
自分の両親よりも年上のおじさんには「伯父」、
年下は「叔父」と書くと教わり覚えました。
わたし自身も手紙を書く楽しみを覚え
いとこや友達によく書きました。
いつしか郵便屋さんが来ることを心待ちにし、
手紙が届く嬉しさを知ったのもそのころだったと記憶しています。
母が亡くなって13年たちましたが、
一緒に手紙を書いたことは、母と触れ合えた大切な時間となり
いまでも心に残る楽しいひとときとなりました。
みなさんもどうぞご家族と笑顔あふれる日々をお過ごしください。
<北都新聞 2020年10月29日 掲載>