タブレットでの学習が当たり前になり、辞書で調べたり、図書館に行ったりして、手間と時間をかけなくても答えを即座に知ることができるようになりました。
便利な反面、映像で答えを知ることの危険さも感じています。
見たもの = 答え
そこには、単一な世界観しかないように感じます。
「見たもの」と「答え」の間には、自分の考えが入り込む隙間ありません。
本来なら、答えに行きつくまでにさまざまな考え方があり、紆余曲折しながら導き出すことで思考回路をつくっていくのではないでしょうか。
だからこそ「書くこと」が大切だと思っています。
例えば、黒板に書いてあることを、ただノートに書き写すだけでも、後で読み返したときに読みやすいだろうか、覚えやすく書いてあるだろうかと考えて書きますよね?
それだけでも、考える力はついてくるものなのです。
なかには、書くことが楽しくなって勉強に意欲が出てきた子や、自主的に作文コンクールに挑戦する子も出てきているんですよ。
文字で気持ちを伝えることができたら楽しいですよね。
まずは、書き写すことから始めてみませんか?