事例:小学2年生のお子さんとのカウンセリングNO5(自律神経失調、不安障害との診断から) | カウンセリングルーム ハルモニアのブログ

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こんばんは。
少し間が空いてしまいました。
年末はやはりバタバタしますね。


さて、連載の続き、

女の子の2回目の来室の話です。

女の子は玄関から、前回の手順通り、スリッパを履かず入室。

前回より落ち着いて、物珍し気に女の子の座わる椅子の後ろにズラリと並ぶ精油のボトルを見て、

『わ~キレイ??』
と声をあげひとしきりながめてから、上着を椅子にかけ、お椅子に腰掛け、ホッと一息付き、私に身体を向け、姿勢を正す。

この段階でもすでに変化が現れている。

『こんにちは。』
と私は女の子とお母さんに挨拶し、女の子に身体の向きを変え視線を移す。

『こんにちは。』と女の子とお母さん。

『どおでしたか?』
と女の子に向かう私。

『来る時の車の中で、日差しが眩しくて暑かったようで、具合悪くなりそうだったんですが、先週のお帽子を手で作って大丈夫でした。』
と、お母さんからのご報告。

『そうでしたか~』
と私は視線をお母さんに移してニッコリ頷き、視線を女の子に戻すと、

『そうなの~??
大丈夫だったんだよ!』
と、女の子は誇らしげに語る。

『すごいね~』
と、私は目を丸くして驚嘆の声を上げ、重ねて小声で、
『魔法使えたね~』
と、ささやく。

彼女は目をキラキラさせながら、話をする。

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女の子を動かした魔法の言葉は。

『ちょっとまってて。』
『だいじょうぶ。』

自分のペースで落ち着いて、いろいろな事が出来るようになったそうです。


行動の変化は、

お母さんに、送り迎えしてもらえれば、学校へ行ける。

ただし、
この時点ではまだ、女の子はお母さんが別室に待機していると思っている状況です。

お昼休み、上級生15~16人と大縄跳びを160回跳んで遊んでいる。

元々幼稚園の頃から、スポーツもやっていたお子さんなので、本来の姿を取り戻したようです。



そして主訴であった、

不安障害【自分1人になると不安、具合悪くなる時を想像すると不安が押し寄せてくる。
学校へ行き、お母さんが居ないと不安から泣き崩れる時もある】の問題は解消。

自律神経失調症【頭痛、腹痛、朝起きられない、立っていられない、立ちくらみ、低血圧など】の症状は快癒。

これらは、10日での変化です。


長くなるので、今日はこの辺で。
いよいよ、次回は最終回です。

カウンセリングの様子を含めて詳しくお伝えしていきたいと思います。

つづく。