お立ち寄りいただき

ありがとうございます照れ

 

このブログは

介護予防や認知症(予防を含む)を

身近に感じていただきたくて

 

認知症ケア専門士と

介護予防運動指導員の資格をもつ

作業療法士が

心を込めて書いていますドキドキ

 

 

 

私には現在

アルツハイマー型認知症の家族がいます。

 

現在の介護度は1。

 

掃除機をかけたり

洗濯機や乾燥機をまわしたり、

食器洗いはできますが

料理はしていません。

 

 

この家族の最近のブームが

「台所入り口にある食器棚の中身を

 片側に大移動させること」です。

 

 

食器を棚の片側に寄せる家族 

 

取り出しやすく並べていた食器たちが

ほぼ全て 

棚の右側に移動されていたので

初めて目にしたときは

ビックリしました。

 

その家族に見つからないように

素早く さりげなく元の配置に戻して

なかったことにウインク

 

 

でも 後日またまた

同じようなことがありました。

いたちごっこあせる

 

 

ある日 その家族が

「この食器棚を右半分だけに

 することはできないか?」

と 私に相談してきました。

それは 難しい相談 ガーン

 

 

食器棚は

天井近くまである大きなもので

左右にスライドさせるガラスの扉がついています。

 

その扉の左半分側を

本体も含めて取っ払いたいのだそう。

 

こんな食器棚 縦半分に分けられません

 

 

棚を半分にしたい理由 

 

元々は 

「何かに使えるかもしれないから」

と断捨離することに消極的だったこの家族。

 

ですが 最近は 

不用品を捨てることに積極的なんです。

 

それにしても 棚を半分にとは斬新びっくり

 

 

なぜ半分にしたいのか尋ねてみると

 

「食器棚を半分にして 

 横にあるドアを

 二人同時に通れるように

 大きく開きたいから」なんだそう。

 

 

家族の考えはこうです。

 

食器棚の左側には

廊下に続くドアがあるのですが

このドアのサイズだと

大人が一人ずつしか通れない。

 

でも 大勢の人が来たときに

ドアは広いほうが通りやすい。

 

ドアを大きく開きたいけど 

横にある食器棚が邪魔。

 

だから 食器を棚の右側に寄せて

左側を半分取っ払えば

食器棚の後ろにあるだろう扉を

大きく開くことができる。

 

 

食器棚の後ろは壁なんですが

想いと段取りは 理解できる笑い泣き

 

 

 

現実的な話に戻ると

この家は二人暮らしで

大勢が来ることはなく

 

私たちが皆で訪れても

台所の扉の所で

渋滞することもありません。

 

なので 扉を拡げる必要はないのです。

 

 

繰り返される言動の先にある想い 

 

食器棚の中身を

繰返し移動させていた理由は

人が通りやすいように

横にある扉を拡げたかった です。

 

 

でも 本当の理由はおそらく

「寂しい。みんなにもっと来て欲しい」

なんだと感じました。

 

 

毎日 誰も来ない。

(昨日も会っているのは覚えていない)

 

狭い入り口だから 皆が来づらいのかも。

 

皆が来やすいようにしよう。

 

 

もしかしたら

こんなふうに考えたのかもなあ。

 

 

 

繰り返される問いや訴えは 

どんな安心を求めているのか?

どんな不安があるのか?

 

問いや訴えの内容から 

ちょっとズレたところに

相手が求めるものがあることもあります。

 

 

家族の言動から 

そう思った出来事でした。

 

 

 

本日も

最後までお読みいただき

ありがとうございましたドキドキ

 

 

介護予防と認知症予防のパートナー