免許返納してもらいたいのに
なかなかうまくいかない状況にある方に向けて
今日は書きます。
とはいえ
うまく免許返納してもらうコツは
書いてません。
ただ
うんざりするやりとりから
前進するかもしれない「見方」を
シェアできたらと思っています。
ところで免許を
簡単に返納できない理由は
① 生活の不便さや
② 返納しなければ危険だという
自己に対する判断力が低下していること
だけが原因でもないんだと感じます。
返納を拒む困ったオヤジ
免許返納を拒む方にとって
車を運転することの意味って
なんだろうと考える機会がありました。
私と同世代の方に向けて
オンラインで
「親の介護に備える講座」を
開催したときのことです。
ある受講者さんが
お父様の免許返納で苦労している
という話をしてくれました。
病気により体に障がいが残り
年齢的にも運転は難しくなった。
実際に運転もしていない状況なので
「そろそろ車と免許を手放そう」と
家族がどれだけ訴えても
お父様は拒まれるそうなんです。
ご家族としては
車を維持する費用も無駄だし
意味がないのにと、
このことに関してお父様は
「困ったオヤジ」扱いでした。
運転する意味
今現在 運転していない車や
更新できるかも怪しい免許なのに
手放そうとしないお父様。
状況を冷静に判断できないほど
知的レベルが低下したのか?
自身を過信しているのか?
車に執着して
頑固なだけなのか?
この「困ったオヤジ」さんにとって
車と免許にはどんな意味があるのか
気になりませんか?
父親としての役割
このお父様に
直接お伺いしたわけではないので
実際のところはわかりません。
受講者さんのお話を伺い
私がそのとき感じたのは
お父様が
とても家族想いの方っぽいと
いうことでした。
そして ふと思ったのです。
このお父様にとって 車は
父親としての役割を果たす
大事な道具だったのでは?
いまや
車を運転することができない
とわかっていても
それが 無意識に
「父親としての役割」
「家族を助けてあげられる道具」
となっていれば
到底 車も免許も手放せないですよね。
あくまで 可能性の話です。
大事に想うからこそ
実際のところは
ご本人すら意識していないかもしれませんが
もしお父様が 運転を通して
父親であることを
全うしようとされているなら
それでもこのお父様は
家族に心配をかける
「困ったオヤジ」でしょうか?
使わない車の維持費も
ただムダなだけ…
ではなくなるかもしれません。
障がいを得たお父様が
変わらず父親として大事な存在なんだと
ご自身を受け止めなおすまでの
心の安定費用と思えば また違うかも!?
元々 ご家族は お父様に安全に暮らしてほしいと願い免許返納を願った。
一方 お父様も ご家族に できるだけのことを変わらずしてあげたいと思っていたならば
両片想い状態なんですよね。

こちらの見方が変わったとしても
お父様の免許返納には
なかなか至らないかもしれません。
でも 相手の想いに気づけたら
少なくとも
会話はこれまでより温かくなるはず。
というわけで
うんざりするやりとりから
前進するかもしれない![]()
という「見方」の話でした。
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました![]()
介護予防と認知症予防のパートナー
