2週間 放置しておりました![]()
私のライスワークである
認知症専門病院での作業療法活動のひとつ
風船バレーのことを
もう少しだけ書きます。
前回のふりかえり
認知症が中等度~重度で
言葉を介したやり取りがスムーズでなく
体も思うようには
動かせなくなっている患者さん方は
ただ風船が飛んできただけでは
思うように打ち返せなかったりします。
顔面キャッチは切ないです![]()
なので
患者さんが風船を打ち返せるように
私は以下の3点を意識しています。
①患者さんが風船に気づいて反応できるような
風船の届く速さと距離をとる
*近すぎは禁止
②風船に注意を向けてもらう
③反射的に手が伸びる位置に風船が届くようにする
工夫のバリエーション
ところで
私は一人の患者さんと
最低3回 平均5回ほど
くり返し風船のラリー(打ち合い)をします。
これ
認知症の進行した方には有効です![]()
ラリーを1~2回しただけだと
何をしているのか
何を求められているかに気づいた頃に
自分の番が終わってしまうのですが
5回くらいラリーすると
こちらの意図を察して
楽しんでくださる方も増えます。
さて 風船ラリーは
各患者さんの
情報受け止め能力とか対応力に合わせて
ラリーの難易度を以下のように変えています。
心身共に能力高めの方の場合
手の届く範囲のあらゆる方向へ
風船の到達位置を変えて飛ばす。
風船のスピードも緩急をつけ
餅つきのようにラリーすることも![]()
レベル高めの人が並んでいるときは
ランダムに風船を投げて
緊張感をあげることも。
眠気がある方の場合
2人手前くらいから声かけし
ご本人の番がくるまでに覚醒を促す。
覚醒度が上がるとラリーも早くなる。
動くものに目を向けてしまう
人の動きが見えにくい席にする。
気づきやすい方向から風船を投げる。
1回1回
意識が風船に向いているか確認し
必要に応じて
声掛けや風船の存在アピールもする。
言葉が伝わらない方の場合
身振り・手振りで
してほしい動きを伝え
軽く練習してから本番に入る。
視力障がいのある方の場合
手に風船をもったところからスタート。
投げてもらうことを主とする。
できたことを互いに喜び合う
私は 風船ラリー中も
ラリー直後も声掛けをします。
「やった~。
うまく飛んだよ。
天井まで届いたね。
さすが○○だね~。
今日も絶好調
」
たかが 風船バレーですが
あなたと気持ちよく風船ラリーができて
私はすごくうれしかった
という気もちを込めて
ハイタッチしたり
お礼を伝えたりすると
患者さん つられて
にっこりしてくれます![]()
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どうにかこうにか
風船バレーだけは可能
という方も多い療養病棟でも
これを 日々くり返すうちに
笑顔や体の動きが出てきた患者さん方。
作業療法では
その人の残存能力や
らしさと繋がる瞬間を求めて
こんな工夫をしています。
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました![]()
介護予防と認知症予防のパートナー
