あっという間に
今年が終わろうとしていますね。
今年は暦とはうらはらに
長い秋を楽しめたように思います。
年末年始も神奈川県は
比較的暖かめ だそうですが
皆さんのお住まいの地域は
いかがでしょうか?
今日は 勤務先の認知症専門病院の
ある日の患者さんとのできごとを
書こうと思います。
大声で叫ぶ患者さん
おやつ時間が終わり
人によっては 夕方のソワソワが始まり
人によっては うとうと眠たくなる
昼下がりのことでした。
患者さんのほとんどが日中過ごす食堂に
ある男性患者さん(以下Aさん)の
女性の名前を繰り返し大声で
呼ぶ声が響きました。
Aさんは 普段口数も少なく
大声を上げることも
誰かの名前を呼ぶこともないので
誰の声なのか
私はすぐにわからなかったほどです。
Aさんは 腹部に強い痛みを訴え
奥様の名前を呼んで
助けを求めていました。
心配する患者さん
うとうとしていた患者さんたちは
食堂内に響き始めた
Aさんの大声に驚き
ざわつきはじめました。
「あの人 大丈夫なの?
すごく痛がってるよ。
病院へ行かなきゃ
いけないんじゃない?」
と 私に声をかけてきてくれたのは
車いすの横についているブレーキレバーを
興奮のあまり 折ったこともある
女性患者さん(以下Bさん)。
ブレーキの根元からポキッと
入院当初は 大興奮だったというBさんは
今ではすっかり 穏やかに戻られてます。
Bさんは Aさんの様子を心配し
事態の収束まで
見守り続けておられました。
突然来て 突然消えた痛み
Aさんの痛がり方は尋常ではなく
痛みの原因として予想できる疾患を
持病にお持ちでした。
手遅れになる前に
その疾患に対応できる病院を
受診してもらおうということになり
病棟職員が手配にバタついていたとき
涼やかな顔をして
食堂内を横切るAさんの姿が![]()
当のAさんは
「え?おなか?痛くないよ?」
何を聞くのだとばかりに
キョトンとするAさん。
タイムリーに電話が繋がっていた
Aさんの奥さんによると
以前も そのようなことがあったが
Aさんは痛みが消えた途端に
治療を拒否してしまったので
無理に受診はしなくていい と。
食堂に平和が戻る
その後 Aさんは
普段と変わらない生活に戻り
Bさんは ホッとしたように
笑顔になって 他患者さんと
おしゃべりし始め
うとうとする患者さんは うとうとし
落ち着かなくなる患者さんは
病棟内を歩き始め
認知症治療病棟の食堂に
平和が戻りました。
年末は
大みそかまで出勤予定の私。
患者さんと交わす
年末のあいさつが大好きです。
今年も無事に 年を越せますように![]()
皆様も どうぞ
よい年をお迎えください![]()
活き活きと暮らしたい方をサポートする
神奈川県 綾瀬市の居場所
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました![]()


