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Harmas 二十四節気のつれづれ日記

一年を二十四等分した節で日々のさまざまな出来事を綴った日記です

立秋が過ぎても毎日暑い日々が続いています。

少しバテ気味の日々、中々ブログをあげることが出来ずすみません。

今日は先週半分しか廻ることが出来なかった“房総のむら”に行ってきました。

着いて間も無く、長崎に原爆が落ちた時間を迎えました。追悼の黙祷を館内放送していました。

アブラゼミやミンミンゼミに混じってツクツクボウシも鳴き始めていました。静かに黙祷を捧げました。投下から80年が経ちました。

 

今回は先月末訪ねた“房総のむら”の続き。

風土記の丘資料館脇の定点観測

 

有料施設の森で咲き誇るヤマユリ。

その周りの森にもあちこちでヤマユリは咲いていました。

丸でヤマユリが“房総のむら”の主役のよう。

大輪から放つ甘い濃厚な香りが森全体を包み込みます。

 

 

ゴンズイの果実が赤くなってきました。

 

コミスジチョウ

 

クヌギやコナラの雑木林の定点観測

 

遊歩道沿いにはアキノタムラソウが増えてきました。

 

同じようにサジガンクビソウも出てきました。

 

ヒサカキのトンネルの定点観測は薄暗い小路となっていました、

 

坂田ヶ池のほとりの林床ではカシワバハグマが大きくなってきて、蕾が出始めています。

 

樹液が出ているシラカシにアカボシゴマダラが吸蜜しています。

 

水性植物園のハンゲショウは花の時期は終わり、葉も色付いた白からレモンイエローへとなっていました。

 

蓮が咲き始めようとしています。

 

今回はよくタマムシに遭遇します。

 

陽射しがピークを迎え、木陰で休まないと危険な暑さです。今年は例年にない暑さでフィールドに出掛けるのも躊躇ってしまいます。

 

 

光から始まる「春」に対して風から始まるのが「秋」。

 



今日、二十四節気は“立秋”を迎えました。
この日を境にして、風が少し変わり始めます。
湿り気を帯びたものから湿度が低い乾いた風です。

今年は各地で気温が40℃を越える異常な夏で、まだまだこの夏の盛りは続きそうです。

残暑お見舞い申し上げます。

皆様もご自愛なさってください。

 

秋を感じる風はあともう少しです。

 

 

七月も終わろうとしています。例年に無い暑い日が続いています。

週末は台風が関東に接近してきそうですが、雨が恋しいので影響が出ない程度降って欲しいです。

 

先日訪ねた定例の“房総のむら”の様子です。

 

うだる暑さの平日、お昼前にお邪魔しました。

有料施設の入り口にアサガオ。

ヒマワリにアサガオ、やはり夏の代表する花はいいですね。

 

上総の農家の畑ではオクラが花を咲かせています。

 

雲が多いも湿度が高く蒸し暑い。すぐ汗が吹き出てきます。

 

生け垣のイヌマキには果実が出来ています。

 

キキョウ

 

ホオズキはオレンジ色に染まってきました。

 

ツバキの果実

 

周りの林から甘い清涼な香りが漂ってきます。濃い緑の林のなかに色鮮やかな大輪の白い花が現れます。

ヤマユリ

 

 

アカメガシワの果実

 

おまつり広場にある農村歌舞伎舞台

 

シラカシのできたてのドングリ

 

夏枯草(カゴソウ)のウツボグサ

前回紫色の花穂をつけていたウツボグサは花が終わると褐色に変化して枯れたように見えます。

 

安房の農家に向かう途中には沢山のヤマユリが咲いています。濃厚な甘い香りでむせかえりそうです。

 

安房の農家でもキキョウがお出迎え

 

クヌギにミヤマカミキリがいました。

 

すぐ隣にある下総の農家の庭先に植えてあるハマナスは果実ができていました。

 

前の林のウワミズザクラも実りの季節。

甘くて美味しいですが、何せ小粒過ぎて食べ応えはありません。

この林床にもヤマユリがたくさん。

 

上総の農家にもどり、田んぼに下りる道へ。竹林の下ではヒヨドリバナが咲き始めていました。

 

 

マムシグサ

 

 

池には茶色のソーセージのようなヒメガマの花穂が出来ています。

 

アキカラマツソウが咲き始めました。

 

アキノタムラソウ

 

古墳時代の再現された住居近くにもヤマユリが咲いています。

 

施設内は至るところでさいています。丸でヤマユリの楽園。ヤマユリが主役の里山になっています。

 

コナラの倒木に玉虫を見つけました。

 

武家屋敷近くの梅林傍にあるミヤギノハギが咲き始めました。

 

施設を抜け出して周りの里山を歩いていきます。

次回紹介します。

 

 

 

 

雲の中の筑波山山頂、冷たい強い風が吹く男体山から御幸ヶ原を抜け、女体山へ向かいます。

 

天候は変わらぬまま、滑りやすい岩場の道を進みます。

 

ミミガタテンナンショウの果実

 

女体山御本殿で御詣りを済ませて山頂へ。

 

全く何も見渡すどころか見えません。

登山客で賑わう場所のひとつですが、流石のこの景色ではいませんでした。

長居することなく、筑波高原キャンプ場に向かって下りていきます。

登山道脇にはシモツケが見頃

水滴の付いた花序は丸で宝石のように輝いて、また晴れた日とはひと味違って観れます。

 

先月のコアジサイに変わり、大型のアジサイのノリウツギが山を彩ります。

装飾花の蕚片

 

ムラサキシキブの花

 

そしてニッコウキスゲの生える場所へ。 

やはり花の時期は終わっていました。

若い果実に。

 

トリアシショウマも果実へとなっていました。

 

この傍にナガバノコウヤボウキの花を見つけました。

 

 

先月観た植物の殆どが花の時期を終えて果実へと。

ウリノキ

 

トチバニンジンの花を観てみたかったです。

 

ハナイカダの果実はまだ緑のまま。

 

ツクバネソウは花が終わりました。

 

相変わらず森はモノクロの世界が拡がります。 

 

薄暗い登山道をぬかるんだ足元に気を付けながら下りていきます。

一息着こうと辺りを見渡したとき、目線の高さと同じ位置に薄暗い森に一際鮮やかな何かが発光している物体が!

 

発光しているわけではなく、薄黄色の花が沢山付いたオニノヤガラでした。私自身初見でしたので驚きが先立ってしまいました。

真っ直ぐ伸びた花茎が、鬼が使う弓矢の“矢”に似ていることからそう言われました。

葉緑素を持たず、光合成を行わない、菌従属栄養植物です。

イワタバコとニッコウキスゲの花を観れなかった落ち込んでいた私に、筑波の鬼さんが思わぬお土産をくださった気がします。

 

筑波高原キャンプ場に到着。雲は低く垂れ込めていますが、ようやく下界が見えてきました。

 

キャンプ場ではオカトラノオがあちこちに咲いていました。

 

キャンプ場から林道で真壁の町に。

オトギリソウが咲いています。

 

ヤブカンゾウは遠くからも良く判かります。

 

 

筑波山中腹のミミガタテンナンショウの果実は色付いていました。

 

林道も終点。街並みが現れてきました。

民家のムクゲが夏本番の訪れを見せてくれました。

 

帰り道、ようやく天気が回復してきました。

来月こそはイワタバコの花を観ないと!

 

 

 

 

朝から中々優れない天気。梅雨明け直前の筑波山へと向かいました。

 

先月蕾だった女体山のニッコウキスゲがまだ咲き残っているだろうか、また男体山山頂付近の岩場にあるイワタバコが開花しているか確かめたく訪ねたのです。

 

真壁町から観た山頂付近はまだ雲の中。暑いとはいえ、一枚羽織るものをデイパックに忍ばせて登りはじめます。

 

林道脇にはオカトラノオがちらほら観られます。

 

チダケサシ

 

オオバギボウシ

 

ホトトギスの鳴く静かな林道の両側に生える樹木は春咲かせた花が実りの季節に。

 

クロモジ

 

エゴノキ

 

緑の中一際鮮やかに咲く南国チックな花はネムノキ。

 

ハキダメギク

 

ヒヨドリバナはまだ蕾

 

林道の突き当たり、ユースホステル跡地に着きました。

リョウブの花が見事に咲いています。

 

 

アカメガシワも咲いています。

 

共に甘く爽やかな香りが、蒸し暑い山中を一瞬忘れさせてくれます。

そして御幸ヶ原に向かって登山道を登りはじめます。

 

林床ではオオバジャノヒゲの花があちこちに咲いていました。

 

コアジサイやコゴメウツギの花は終わり、道からは華やかさは無くなり、濃い緑一色となりました。

 

ハルゼミの脱け殻

 

湿った場所にイヌトウバナが咲いています。

 

 

ミズタマソウかと思ったらタニダテでした。

 

ふと空を見上げるとアサギマダラが飛んでいました。

 

いよいよ雲の中へ。

湿度が増えてきます。

 

ユキザサの果実

 

クモの巣にも水滴が

 

 

御幸ヶ原の展望台もうっすら

男体山は全く見えません。

 

それでも行ってみます。人は流石に疎らです。自然研究路経由で山頂を目指します。

研究路入り口に小さな花を見つけます。

キヌタソウ

 

立身岩からの眺めは真っ白でした。

 

山頂北側から上がっていくとサルナシの果実が鈴なりになっている木を見つけました。

 

イワタバコはまだ咲いていませんでした。早かったようです。

 

男体山の御本殿に御詣り

 

御本殿の周りに咲く花たち

シモツケ

 

ノリウツギ

 

リョウブはまだ咲き始めでした。

 

ホシザキユキノシタは終わりを迎えていました。

葉の裏側は赤い。

 

急に風が出てきて汗が一気に冷やされていきます。

30℃を越えていた下界でしたが、この時は22℃まで下がっており、流石に半袖ではきつく、ウィンドウブレーカーを着用しました。持ってきて良かったです。備えあれば憂いなし❗

 

濡れた岩場を下りる覚悟していたのでグローブも着用。低山とは言え何が起こるかわかりませんので用意は万全に。

 

後半に続きます。

 

 

今日は二十四節気の“大暑”。夏最後の候を迎えます。

 

梅雨が明けて、ここのところ天気が安定しています。

夏の花たちが色とりどりに咲いていて目を楽しませてくれます。

 

ヤマユリ

 

キキョウ

 

オクラ

 

関東では連日の猛暑で一雨が恋しく感じる今日この頃です。

 

田んぼは稲が順調に成長しています。

 

案山子さん暑い中御苦労様です❗

 

 

 

関東地方は未だに梅雨明けが発表されていません。

ここ数日が梅雨最後の大雨になると天気予報士が伝えています。

 

先週梅雨の晴れ間に市川大町公園の長田谷津にお邪魔してきました。そろそろもみじ山にヤマユリが咲く頃と思い訪ねたのです。

 

今回は市川大町駅側から入っていきます。

谷津田に下りる階段でいきなり噎せる程の甘い香りが漂ってきます。ヤマユリが鈴なりに咲いています。

ただ、前日の雨で茎は倒れ掛かり、一部は花弁が散っていました。ここでの撮影は断念して先に進みます。

 

ヤブミョウガの花が咲いています

 

ハンゲショウの花と色付いた葉

 

ソクズの花 独特の臭気がありますが、果実には甘味があります。クサニワトコとも言われています。

 

フキバッタ

 

コブシの果実

 

オオシオカラトンボのオス

 

ハンノキの果実

 

ジュズの花穂

 

ガマの穂

 

湿地に入れないように柵がしてあり、その柵のロープに沢山の虫たちを観ることが出来ます。

キツネノボタンではなくナナフシ

伸ばした前足から尾まで30cm はある大きなナナフシでした。

 

オオシオカラトンボのメス

 

カマキリの赤ちゃん

 

ヒメヒゲナガカミキリ

 

オオクモヘリカメムシ

 

気温は30℃を越えてきてます。風もなく蒸し暑い谷津でした。

 

北側斜面の側に流れる水路はオニヤンマの棲み家。

ヤゴはロープまで這い上がって羽化します。

 

ヒメヒオウギズイセン

 

谷津の終わりはもみじ山の麓の池に流れ着き、そこから水路へ。

暑さの中に、ここだけは別世界の「涼」があります。

水の流れと木陰が産み出します。

 

木陰になっている林床でヒヨドリバナが咲き始めています。

 

そしてもみじ山へ。

アキノタムラソウが咲いています。

 

チダケサシ

 

市川大町駅側の入り口にヤマユリが咲いていたので、てっきりこのもみじ山でも沢山観れると期待していたのですが、僅か二本しか観ることが出来ませんでした。

 

 

 

「房総のむら」同様、途中で枯れてしまっていたり、蕾がなかったりと、毎年あちこちで観られたもみじ山のヤマユリはどうも今年は変です。

 

残念な思いを残し、山を降りて再び池の淵を歩きます。

カリガネソウの花が咲いています。

独特な形の可愛い花ですが、近くに寄ると臭気が!

 

アカボシゴマダラ

 

ヒメギス

姿がキリギリスに似ていて、小型であることからそう名がつきました。

 

訳のわからない、ただ綿か何かと思って触ったらバッタのように跳び跳ねた!

アミガサハゴロモの幼虫らしい

 

ホソミドリウンカもまた変わったシルエットしている昆虫です。

 

陽の当たる湿地ではミソハギの花が咲き始めました。

仏前にこの時期飾ることから「盆花」とも言われます。東京地方では新盆に当たるこの時期から咲き始めます。

 

 

梅雨明け前、谷津は水の中にいるような蒸す湿度と高い温度の中、確実に夏本番を向かえようとしていました。

先日の「房総のむら」の続き。

ヤマユリが各地で咲き始めている話を聞いて、ここでも咲き始めているか確かめに行ってきました。

 

有料の施設内は七夕の準備が行われているなか、ベニバナをはじめ、キキョウやオカトラノオ、タイサンボク等が咲き、ホオズキやウワミズザクラ、キリの果実が目立っていました。

 

林床ではマムシグサの果実が目立ちます。秋に向かい赤くなっていきます。

 

ヒヨドリバナはまだ蕾。もうすぐで開花を迎えます。

 

下総の農家から水田に下りていくと土手にタケニグサの花が咲いています。

 

資料館下の池の淵にトクサが開花しています。

丸でツクシを連想させます。

 

そしてハンゲショウが花を咲かせ、葉を白くさせていました。

 

資料館脇に立つトウネズミモチの樹冠は淡いクリーム色に。沢山の花が咲いて、蒸せるほどの香りを放っており、沢山の虫が蜜を吸いにやって来ています。

 

その下ではまだガクアジサイが綺麗に咲いていました。

 

施設内では幾つか通行止めの箇所があり、枯れてしまって倒木の恐れがあるアカマツやコナラを伐採していました。

鬱蒼としていた林でしたが伐採により明るくなり、新たな木が育ち、林床にも新たな植物が出てきて、環境が代わっていくことでしょう。

 

 

オカトラノオが咲いていますが、今年は綺麗な“虎の尻尾”に中々巡り会えません。湾曲した尻尾は根元から先まで白い花が付いていないのです。形もずんぐりしたものも多く、この暑さの影響なのでしょうか?

漸く形がまあまあなのを見つけました。

 

武家屋敷の庭にはキキョウが咲き始めています。

 

有料施設の入り口

 

ここを出て一息付いて周りの里山を散策します。

 

資料館脇の定点の森

 

日中の真上からの陽射しで葉が遮り影を作っています。時折吹く風が涼しさを運んできてくれて、この暑さを一瞬忘れさせてくれます。

 

その近くにヤマユリの大きな蕾を発見!期待が高まります。

 

資料館脇の古墳群には毎年この時期ウツボグサがさきます。例年ならこのウツボグサが出る前に草刈りが行われるのですが、今年はまだのようで一部でしかウツボグサを観ることが出来ませんでした。

 

花序全体の姿が弓矢を入れる靱(うつぼ)に見えるこからそう名がついたと言われています。

 

古墳群を出て資料館裏手を歩いていると、あの甘い強烈な香りが漂ってきます。香りがする方向へ向かうと念願のヤマユリが咲いていました。しかも何輪も咲いています。喜びも一入、思わず小躍りしたくなるほどです。

深い緑の林の中に一際鮮やかに咲くその姿は正に「森の女王」です。

 

更に遊歩道を進んで行きます。

脇には青紫色したアキノタムラソウが咲き始めています。「アキ」とつくと何処と無く寂しさを感じてしまいますが、夏本番を向かえたこの頃から咲いています。まぁ、暦では夏も半分が過ぎていますが。

 

コナラやクヌギの林立する定点場所

 

この辺もヤマユリの花をちらほら見かけますが、今年はどういうわけか、小振りなものが多く、形は崩れ、中には途中で枯れてしまっているものも見掛けます。

この暑さと小雨が影響しているのでしょうか?

 

定点のヒサカキのトンネル

 

酒田ヶ池に向かって下りていきます。

ここでもヤマユリが咲いていました。

 

ここでは初見のオオバノトンボソウです。

 

葉の形がササバギンランのように見えて、先月訪ねた際、ここに咲いていたんだと思って勘違いしていました。

羽のないトンボが串刺し(失礼)されたような姿です。

 

湿地にはハンゲショウが咲いています。

 

池の周りを抜けて旧学習院初等課正堂に向かいます。

途中の民家の軒先に植えてあるタチアオイは梅雨明けを表す最上部の花が咲き始めていました。

 

梅雨明け宣言してもおかしくない天気でした。(8日現在関東地方の梅雨明けはまだです)

 

旧平野家住宅前に変わった花が咲いています。

ムラサキニガナは茎が1m程、弱々しくひょろとした姿ですが、ピンク色の小さな花がぶら下がって咲いています。

 

庭先にはギボウシが咲いています。

 

旧御子神家住宅ではヒメヒオウギが咲いています。

 

生け垣のマサキの花

 

ホタルブクロもまだ咲いていました。

 

ヤマユリに堪能できて満足の日でしたが、この空梅雨と猛暑が今後どう出るのか心配でもあります。

引き続き観察していこうと思います。

 

 

 

昨日関東の梅雨明け宣言はありませんでした。

この先まだスッキリしない日もあるようです。

梅雨明けを知らせるタチアオイの花は最上部まで咲いたのですが・・・

 

今日は二十四節気の“小暑”。

今年は例年なく強い陽射しが降り注ぎ、気温も高め。

小暑がこれなら大暑はどうなってしまうのでしょう?

そして七夕を迎えます。

 

晴れて夜空を見上げるのも良しですが、空梅雨だけに一雨降って寝苦しい夜から解放されたいものです。

 

強い陽射しを森の緑が貪るように吸収していきます。

そんな緑の濃い季節になります。

 

 

くれぐれも熱中症にはならないよう、皆さんご自愛ください。(小生、人生初の軽い熱中症に掛かってしまいました)

 

先日公開した「ホシザキユキノシタを観に紫峰の山頂へ その2」でしたが、私のミスで削除してしまい、再度あげることにします。

 

男体山山頂のみにしか生育していないホシザキユキノシタを観たのち、女体山山頂を目指します。

 

イワタバコ、ホシザキユキノシタそして今回最後の目的の花である「ニッコウキスゲ」を観に。

 

ミミガタテンナンショウの果実が出来ていました。有毒なので食べられません。

 

ガマ石近くに自生するヒイラギソウは花の時期は終わりを迎えていました。

 

女体山神社手前の階段に上がろうとしたら、センチコガネが何やら沢山集まっています。

 

女体山御本殿にお詣りしてから見渡せる山頂の岩場へ。

雲は相変わらず取れず、視界はあまり良くありませんでしたが微かに霞ヶ浦が見えます。

女体山から男体山を望む

 

筑波山ロープウェイ山麓駅(つつじケ丘駅)を望む

 

山頂はコゴメウツギが満開を迎えていました。

 

山頂から次なる筑波高原キャンプ場を目指して登山道を下りていきます。

マタタビの果実が出来ていました。

 

そしてこの先を下ると少し拓けた登山道に出ます。

ここに筑波山で唯一、ニッコウキスゲが咲きます。

ただ残念ながらまだ蕾でした。あと一週間ほど後でした。無念!

 

この辺りはニッコウキスゲのみならず、タツナミソウがあちこちに咲いていました。

 

そしてトリアシショウマも観られました。まだ咲き始めでしたが、ニッコウキスゲの花が観れなかった分、取り返したかと?

 

更に下りて行くとハナイカダの果実が生っていました。

葉の上に花を咲かせて結実する不思議な植物。

花を船頭に、葉を筏に見立てたことからそう名が付いています。

果実は黒くなる頃食べることが出来ます。

 

その近くに筑波山では初めてお目にかかるウリノキの花が咲き始めていました。

白い花弁が反り返って咲く姿が可憐です。

 

更にこちらも初見のトチバニンジン

葉の集まった部分から細長い柄を出し、その先端に花序をつける姿が特徴です。

 

 

更に下りていきます。広くなった登山道の両側ににコアジサイが満開でした。

 

ホオノキの幼木

 

やはり何度観ても好きなエンレイソウ

 

筑波高原キャンプ場まで下りてきました。

まだ霧掛かって遠くの視界はあまり良くありません。

 

植栽されたカルミアが見頃を迎えていました。

 

男体山山頂ではまだ蕾だったシモツケはここでは開花しています。

 

そしてトリアシショウマもここではきれいに咲いています。

 

 

林道に出て更に下りていきます。

ナワシロイチゴの花が咲き始めていました。

 

林道沿いにホタルブクロも観られました。

 

今回、ニッコウキスゲとイワタバコは時期尚早でしたが、ホシザキユキノシタをはじめ、思いもしなかったウリノキやトリアシショウマの花に出逢えたので満足の一日でした。

今月、時間を見つけてイワタバコの花を観に行きたいと思います。