メンターたかはしの「人生"直球”アドバイスBLOG」

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15年ぐらいHarley-Davidson乗りで、波乱万丈なアラフィフ人生を歩んでいるビジネス系コンサルタントが「カリスマメンター」の顔として書く「直球ブログ」。ビジネス、自己啓発、恋愛、人間関係、お金などなど…いろいろなジャンルで書いてみようかと思っています。

【2020年6月4日更新】


自粛解除となりましたが、本格稼働できない日々が続いています。

まぁこういう時は普段ではできないorやっていなかったことをやっています。
特にダンベルや踏み台昇降台までも購入して、自宅で筋トレもやっています。

今まで普通でなかったことが、普通になりつつある現実を踏まえ、常に自分に
以下のことを言い聞かせております。はい。


「最も強い種が生き残るのではなく、最も賢い種が生き延びるでもない。 

唯一生き残るのは、 環境の変化にもっとも適応できた 種だけである。」


誰が言ったとか言わなかったなどの諸説はありますが、それはともかく
この言葉を非常に重く受け止めています。

まずはお互い心身ともに健康に心がけましょうね。

いつもいつも私のブログを読んで頂き、ありがとうございます!!
皆様に閲覧して頂けることが励みになります。


高橋 宗照

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都内も自粛解除になり、今日から?ステージ2にアップするらしいですね。

武漢・中華ウィルスがまだ市中に普通に存在していること。

数は少ないながらも感染者がいること。そして感染力はそれなりにあること。

いまのところワクチンや治療薬が開発途上であること・・・ など。

といった現実や事実は何ら変わっていませんが、
さすがに経済を再起動させないといけないので、各国とも解除ムードです。

自粛解除=感染の心配はないんじゃね?

ということではありませんので、もう各人レベルで「気を確かに持って」感染しないようにするしか

ありません。

 

先日私がパーソナリティをやっている

FM HOT(83.9Mhz)「高橋宗照のビジネス通信」(毎週月曜日9時前後)

でも話しましたが、中華ウィルス発生の「Before After」は経済、仕事、生活、意識や考え方を激変
させたと言ってもいいでしょうね。

「いままで普通だったことが普通じゃなくなる現実」

です。

 

さて・・・

そんな中、(本格稼働とは言えないまでも)学校の授業もちらほら再開したところも多く、

オンライン授業オンリーだったのが、リアル授業も始まったことでしょう。

ビジネスでは以前からテレビ会議というものがそれなりにありました。

この会議システムを使った研修もかなり多く実施もさせていただきました。

まぁコロナ前から頻繁に活用されていた企業は非常に少数ではありますが・・・

前回も話しましたが、この自粛の影響で学校でさえオンライン教育を「しぶしぶ」始めた感が

ありました。

 

画像はバレッドプレスより とても良い内容でした!一見の価値あり

 

 

そして実際のオンライン教育の実際も拝見しましたが、はっきり言えば・・・

提供している側(つまり教師側)の意識は・・・

「どうせオンライン教育なんて意味ねーし」

「所詮この自粛期間中にしか使えない代物」

としか思えないほどの低クオリティなわけです。

 

その低クオリティと言っている理由は・・・

決して提供される動画?の「作品クオリティ」(グラフィック性が高いとか音響性が素晴らしいとか)

を指摘していません。言いたいのは「そもそも論」の部分です。

テレビ会議であっても、ZOOMであってもネットにつないで「双方向性」のコミュニケーションを

図れることが「ツールの利点」なのに、なんと供給されている実際を観ると・・・

 

※「ただ単に授業で教えることを一方的に流すだけ」

「当然ライブ性や双方向性もない」

「これオンラインだよね?と思ってしまうくらい、ずっと静止画(笑)おまけになんの抑揚もない
淡々と
した話し方」

 

もちろん中には一生懸命作成されている学校もあるのでしょう。

しかし私が観た例は、都内の公立小学校と同じ都内にある私立中学校の例です。

残念ですが、どんな一生懸命にやろうとも、結果がすべてです。

ビジネスにおいてもプレゼンテーションの例を取れば分かる方もいっらしゃるでしょう。

つまり、こんな「そもそも論」の正しい認識や理解ができていないからこんな結果になるの

ですよね。

 

これなら一律に文部科学省や都や県の教育委員会がそれなりに費用をかけて、

話すのが上手いプレゼンテーターを登場させ、

学年ごとに履修内容の動画を編集して、

それこそYouTubeあたりにアップして動画視聴させた方がよっぽどマシ

 

なのでは?と思わず苦笑しながら観ていました。

生徒一人あたりにアカウントを作成させ、パスワードまで付与させて、面倒な

それらのプロセスに時間と費用をかけるなら・・・です。

(まぁ、学校や地域によって履修内容やスピードが違うだろ?の異論はあるでしょうけど・・・)

 

まして、今は誰もが様々な動画を視聴できる時代です。

お手軽なZOOMなどのフリーサービスも登場して、オンラインでの双方向性も経験している

人が多いのです。功罪は別にして、小学生の子供だってNintendo SwitchPlayStation 4

などでゲームを通じてオンラインでの双方向性が「あたりまえ」なのです。

 

実際のような授業を受講している生徒の集中力なんて、当然続くわけがありません。

鼻ホジもんですよね(笑)

 

教育のIT化?

あぁ、そんなのは今の現状から観たら遠すぎる
未来です・・・
教育現場の方々が
「普通じゃなかった普通になる=ニューノーマル」が理解できない限り。

 

特にビジネスでは「ノーマルなこと」が学校では「アブノーマル」なんですから。

たぶん保護者の方で、(決してIT関連企業でなくても)ビジネスの最前線でネットを多用している
環境にある方であれば、もう内容的には苦笑を通り越してがっかりします。

 

ちなみに自粛解除目前に、平然と保護者を学校に呼びつけ説明会を体育館で開催しちゃう

というセンスでもそのダメっぷりが露呈しています。

(何のために各家庭からメアドを取得しているんだよ?)

紙とFAXが大好きな機関ですから、そのセンスに疑問すら持てないの
でしょうね・・・

(保健所の感染者数の報告がFAXだったという報道は絶句しましたけどね。そして特に50代以降の

職員がネットやPCが苦手だっただから・・・みたいな報道には行政の実態を垣間見ることができました)

いまだに昭和ノーマルなんですよね。

 

 

子供の教育について学校という機関には、期待はするけど、アテにしない・・・です。

 

あまりにも学校も教師も勉強しなさすぎです。
子供たちに教育するのと同時に自分たちでも
「新しいもの(まぁ民間では普通ですけど)を学ぶ」姿勢は必要です。

子供たちは毎日が新しいものを学んでいるのに、
教える側はちっとも変わらない(変わる気もない?)

そんなのでは、真の意味での教育にはなっていません。

 

 

 

 

 
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緊急事態宣言が出され、既に解除された地域もありますが・・・

まだ私が住んでいるところ(関東圏)は今月末にどうか?という感じですよね。

いろいろな意味で「武漢コロナウィル」の”感染拡大前”と”その後”ではかなり変わりました。

そしてこういう「緊急時」こそ、組織や個人の「真のパフォーマンス」が露呈しやすいよな・・・と

感じています。

 

さて・・・今回の件です。

長期間子供たちが学校や塾等へ行けず、学習の遅れなどが叫ばれている中で、それを埋めるべく

オンライン授業を始動している教育機関も少なくありません。

ビジネスの現場では既にオンライン会議などでzoomなどのツールを使うことも増えました。

 

 

                                                                                                         (画像はzoom より)

 

とはいえ、教育現場では緊急事態に対応するためえらくバタバタしているようですが、その中で
垣間見えたことがあります。

 

それは・・・

 

これだけ世の中ではITの活用が叫ばれている中、学校はこんな程度なのか?

 

これはそもそも学校関係者や教育委員会などの方々の

「ITにおけるリテラシー※」と「世の中(ここではビジネス界と一応言っておきます)
で要求されているレベル」
とは、あまりにもかけ離れている。


※現在日本での認識は「ある特定分野の事象や情報を正しく理解・分析・整理し、それを
自分の言葉で表現したり、判断する能力」を指します。英語が持つ本来の意味「識字」や

「識字率」とは異なります。

 

いわば

 

学校が世の中の変化と常識にあまりにも無頓着
過ぎる機関であること。

 

を保護者は「あらためて」認識しておくべきです。

 

まず以下の画像です。これは某区立小学校での実際の画像です。

実際の保護者の方から「このような学校の対応はどこかおかしいのでは?」という相談をこの画像と

共に頂きました・・・

(注:プライバシーに関わると思われる部分は十二分の配慮して画像処理をしています)

 

そもそもこれは、オンライン授業を開始するにあたり、各生徒に付与されるIDやPASSを

「わざわざ」保護者に学校へ来させて、封書として渡すというのが主旨なのだそうです。

(きっとこの過程は”不要不急の外出”にあたるので、自粛には該当しないのでしょう・・・)

そして実際に保護者が学校に行ってみると、こんな感じで封書が置いてあったそうです。

 

 

え?( ;∀;) まじすか?

ちなみに非常に開放的な下駄箱(妙に懐かしいです)に刺さっている茶色の封筒が「その封書」です。

 

 

さらにその封書の中身はというと・・・

そりゃあ重要だわさ・・・

 

実際には無造作に置かれ放置されていたわけでなく、学年ごとに時間帯を区切って保護者を
登校させて、さらには(密を防ぐため)少し離れたところから先生方が下駄箱の様子を観ていた
のだそうです。

 

はっきり言ってダメすぎます!!

あまりにも
ITや他のことに関するリテラシーが低すぎます!!

 

●そもそもオンライン授業なる「IT技術」を活用するのに、なんでまだ紙??

(ちなみに学校にはメールアドレスなどは登録しているにも関わらずです)

→通販サイトで利用者数が〇万人の規模じゃないでしょ。それに学校という極めてクローズドな

世界なのだからメールでなぜ対応をしないんだろ?

 

●非常に重要なIDとPASSをなぜこのような「開放感満載な下駄箱」に置く??

(先生方が観ていると言っても、多くの保護者が来たら誰が何をしたか分からんでしょ)

→百歩譲って「わざわざ」来させるなら、せめて氏名等を確認して「手渡し」すべきでは?

だって、この行為は”不要不急の外出”にあたるのでしょ?そして来させるのは「当たり前」と感じ、

しかし自分たち(教職員)は密な接触は避けたい・・・って理屈に合わないでしょ?

ちなみに時間帯を指定されていますから、保護者側は下駄箱あたりで「密」になったそうです。

当たり前です・・・

 

●個人情報保護の観点から言っても、まったくもってNGでは??

「重要」とは仰々しく書いておきながら、現場での対応はこの程度。

ましてITにおけるIDとPASSは非常に重要なのですから、提供側自身からみすみすこんな漏洩する

ような対応をしていても、現場の教師が「危機感」すら感じていないのが「危機的状況」なんですよね。

 

確かに時間のない中での苦肉の策なのでしょう。

しかし「急いでいるから」という理由であっても、最低限の常識やルール(原則)は守るべきです。

知らないというのは「理由」になりません。
いまのIT運用等における常識以前の問題なのですから・・・

 

つまりこの程度の常識やリテラシーも持てない(理解していない?)方々が、子供たちを
教えて
いるのです。ましてオンライン授業なんて序の口のレベルで、今後はよりあらゆる方面で

IT化が加速するはずです。

ビジネス現場でやっている方々なら既に分かっていることや実践していること(半ば常識)が、

学校では全くないのでしょう。おそらく(あえて言い方を変えれば)民間がやっていることと比較すると、

いまだに紙が大好きな昭和の感覚なのかもしれません。

 

ますます学校に期待が持てないなぁ・・・と実感したしだいです。

ちなみにいまだFAXでの連絡が多いのも学校の特徴です。

あぁ・・・紙とハンコ文化、万歳(笑)

 

 

次回は実際のオンライン教育の現場についてお話ししたいと思っています。

やれやれ・・・((+_+))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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引き続き、「親が最低限教える、注意すべき「たった3つのこと」からの続きです。

今回はコミュニケーション編3になります。

 

今回は親子でできるプレゼンのトレーニングです。

プレゼンというと、渾身のパワーポイントを作り発表する・・・と想像される方も結構多いのですが、

所詮パワポは「手段」であって、プレゼンの「目的」ではありません。

プレゼンの「目的」とは・・・

相手から理解ではなく納得を得て、こちらが要求
する行動を相手にしてもらうことを促す

ことだと思っています。

 

今回は社会人相手ではないので細かいことは言いませんが、このプレゼントレーニングをするなら

最低限保護者さんは以下の図(会話の流れ)を知っておいてください。

 

 

①子供は会話において論点が抜けることが多い。

 

長女が小学生低学年のころの話し・・・(もう20年くらい前の話し)

(子供はいつも話題が唐突です)
長女「ねーねーお父さん、”何でだろ?”って知っている?」

私「え?(こいつは何を言いたいんだ?)」(かなり怪訝な顔を私がしたのでしょう・・・)

長女「だからさぁ~”何でだろ~”だよ!」

私「はぁ?(”何でだろう?”という日本語を知っているかだと?こいつはついに頭がイったか?)」

(さらに娘へ憐みを伴った怪訝な顔・・・)

長女(エアギターを弾きながら)「”何でだろ~何でだろ~”って歌っている人たちだよ」

私「あぁ、それは知らないなぁ・・・それ誰??」

 

私は普段はあまりテレビは観ません。しかし子供はよくテレビを観るので、私よりはるかに芸能系

の話題に詳しいわけです。
そのため、彼女の頭の中はこの人たちのイメージでいっぱいなわけです。

テツandトモさん(画像は プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMESより)

 

しかし私はと言うと、額面通り「何でだろ」という日本語でしか認識できません。

だから話が噛み合わないのです。

 

これはいかんなぁ・・・と思い、これ以降は長女(ともかく話すのが大好き)が話し始める前に

「まずさ、これから何の話をしたいの?」
「何ついて話したいのかな?」

と会話の冒頭に都度聞くようにしました。しばらくすると自然と自分から「論点」を言うようになりました。

 

 

②結局言いたいことは何?一言で言ってみ。

子供に限らず、長々と話した末に「結局この人は何を言いたいのだろう?」と思わざるを得ない方は

世の中にいっぱいいます。

子供のころなら、親やじじい・ばばあは優しく聞いてくれるし、話題を先回りして理解もしてくれます。

子供同士の会話にしても「お互い頼りないコミュニケーションしかできない」から、お互いそれなりに

意味も通じます。

しかし・・・大きくなるにつれて、他人は先回りしてまで理解しようと思わないから

おめえは話しが長ぇーし。

何を言っているのかさっぱりわからん。

といったことを言われるようになります。

まぁまだ面と向かって言われているならまだしも、社会人になるとまず言われません。

仮に上司が部下にこう思って、ついこんな言い方をしたら今の世の中「パワハラ」なんて言われ

かねない。ただしそれなりの評価だけはします。

 

ともかくこういう感じにならないために、できることはともかく保護者が子供と話していて

あーでも、こーでもないとぐだぐだと話し始めたら

 

「わかったわかった。
   じゃあそれを一言で言えばどうなる?」

「句読点を含めて20字以内で言うと?」(笑)

→これ小学生、中学生ならわかります。懐かしいですよね。

 

と言って「話しをまとめさせるクセ」を付けさせてください。

ここで注意して欲しいのは、この質問をして子供に「僕のや私の話しなんか聞きたくないんだな・・・」と

感じさせないことです。

なぜ「要約した話が必要なのか?」を最初は
その都度伝えること
です。この補足は結構大事です。

 

 

③なぜそういう結論になるのか?
自分なりにその理由を考えさせて、
自分のそれらを言葉で言わせること。

 

この理由を考えさせて、言わせることはとても大切です。

そもそも考えていることが、うまく言えない(表現できない)方があまりにも多いのです。

小さいころは親やじじいやばばあが、少し大きくなると友達が、そして多少色気づくと

彼氏や彼女が主な話し相手になります。

この方々に共通していることは、
 

「先回りして判断、理解してくれる」

(あ~あなたの言いたいことはそういうことだよね)

「表現や言葉が足りなくても、お互いが属する
社会の中で共通認識できる」

(あ~だよねー)

 

といったコミュニケーションを取ります。

つまり自分の意思や感情をうまく表現できなくても「何気に」「びみょうに」「やばいくらい」で

最後は理解できてしまいます。こんなコミュニケーションを続けていて、いきなりプレゼンですと

言われて上達なんかできるわけがない。

 

最初はひとりよがりの理由であっても構いません。

ともかく考えさせて、言わせることを繰り返すのです。

「なぜそう思ったのか?」「どうしてそういう結論になったのか?」という質問は重要です。

 

そして何度も言っていますが「何気に」「びみょうに」「やばい」と言った曖昧な言葉

(これを私は「ふんわりワード」と言っています)

は言わせない。言っても「何気にって、なにが?」「やばいとは?」と質問で突っ込むことです。

 

 

④ともかくまず①~③を最優先に教える
(体験させる)こと。
行動はこの後でもよい。

もちろんこの「行動」が言えることは大切なのですが、まずは①~③を徹底して言えるように

させてください。その後でも構いません。

正直言えば、私たち社会人でもこれが言えない方はたくさんいます。

というより、この部分をきちんと言えないから、仕事でも恋愛でも苦労するんですよ。

ここは少し重要なので、次回にお伝えしますね。

 

コミュニケーションはどこに行っても、一生必要なスキルです。

このスキルの有無で人生が大きく変わると言っても決して過言ではありません。

でもこの部分も学校では「ほとんど教えられない」ことです。

コミュニケーションはある程度のレベルまでなら、センスではなく実践から学び体得できる

ものです。

 

 

ここまで読んで「あ~なんだか難しいな~」と思っている方もいるかもいれません。

よく私たちは「いまの世の中はグローバルだ!」なんて言っていますが、ただ言っているだけでは

何も変わりませんよ。

ちなみにこれらのことは欧米ではほぼ「小学生まで」に学習する内容なんですから・・・

 

 

 

 
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引き続き、「親が最低限教える、注意すべき「たった3つのこと」からの続きです。

今回はコミュニケーション編2になります。

 

前回に保護者さんが、質問すべきポイントをあげました。

 

何をやって欲しいのか?(結論、言いたいこと)

なぜやって欲しいのか?(理由)

 

この問いかけは、まさに「論理的」と言われるものなんです。

(詳しくはこちら

 

実はこの思考方法や伝え方は「欧米や諸外国では当たり前過ぎること」なのです。

まぁ言い方を変えれば日本はこういうコミュニケーション手法はあまり取りません。

だからいくら英語を学んでも上達しない・できない理由の一つにこの思考方法が

有無があると思っています。(そもそもの母国語の語彙力・量の有無も大きい)

 

例えばこんな感じです。

これはトリンプ元社長の吉越浩一郎氏(日本能率協会マネジメントセンター)より

「残業ゼロ」の仕事力 からの抜粋です。

 

***************************************

(吉越氏の奥様はフランス人だそうです)
 

妻から「夕飯は何を食べたいか」と尋ねられ、私が「肉料理」と答えたとしましょう。


吉越家では、ここで終わりになりません。
次に必ずその理由を言わなければならないことです。

 

しかも、「なんとなく」や「そんな気分だから」はという感情や感覚ベースの言葉はすぐさま却下されます。

最近は野菜中心だったし、魚は昨日食べたろ。それに、先日手に入れた赤ワインもそろそろ
飲んでみたい
から、今夜は肉料理がいいと思うんだ」というような明快なストーリーがあって、
やっと美味しい夕食にありつけるのです。

***************************************

 

これをそのまま読めば「へぇー」とか「ふーん」という感覚しか持たない方もいるでしょう。

では実際にこのような会話を日本の夫婦の間でするでしょうか?

大抵は理由も言わないし、聞きもしない・・・というケースが多いのではないでしょうか?

逆に毎度こんな聴き方をされると「あぁ~うざいなぁ・・・」と思うパートナーもいるでしょう(笑)

(良い悪いは別にして、この当たり前の土壌があるから「忖度」や「阿吽の呼吸」を生むわけです)

 

では、この本の内容を分解すると・・・

 

●私が「肉料理」と答えたとしましょう。

→肉料理が食べたい!という結論

 

●なぜ肉料理が食べたいのか?

→食べたい理由(だいたい3つ程度)

 

これはあなたがわが子を

「将来どの世界に行っても生きていける子供」

にしたいと真剣に思うのなら、小学校の低学年からすべき「会話」の仕方なんですよね。

単に英語が話せる、だけでは意味がありません。

特に「何気に・・・」とか「何となく・・・」「びみょうに・・・」「やばい」などで会話が済んでしまう

ことに慣れてしまうと、「相手にも通じる理由」を言える子供になんて育たないです。

 

子「やばいよ、やばいよ!!」

保護者「何がどうやばいの?」

子「やばいから、やばいんだよ~!」(うまく説明できないから、これしか言えない)

 

ここまで読んで・・・

「うちの子は海外なんて行かないし、
日本で一生暮らすんだから問題ないさ」

という方もいらっしゃるでしょう。

最近ではビジネスパーソンに問われているコミュニケーション能力で、ほぼ必須と言われて

いるのが「プレゼンテーション」のスキル。プレゼンというとだいたいこんなイメージですよね?

 

 

もちろん間違えではありませんが、こんなことをやる人は特殊な人、限られた人のみ・・・

なんて思っていませんか?

はっきり言います。これからのビジネスパーソン(技術系であっても)には必須な能力なんです。

 

セミナーでプレゼン実習も兼ねた研修も多くやりますが、プレゼンのテクニック以前の問題で

結論と理由、つまり・・・

論理的な伝え方ができていない子はこんなこと
でも苦労する
んですよ。

 

(将来は分かりませんが・・・)現在の日本の学校ではまず教えてくれない内容です。

海外は小さいころからきちんとこの部分も教えるんですけどね。

ちなみに研修やセミナーでほとんどは①日本人もしくは日本に在住されている方を対象にして

いますが、たまに②海外(特に欧米)の方を対象にしたセミナーもやります。

(もちろん、私は日本語ですが)

 

ここでいつも興味深いなぁ~と思うのが、①と②の方の反応です。

①の場合、まずセミナー終了後や途中であっても「ほとんど」質問されません。

②の場合、途中であってもそうですがかなり質問が出ます。

この差は何なのだろう?と思って、とある方に教えていただき納得しました。

 

①の場合、子供のころ家から学校に行く際に親が子供に

「ちゃんと先生の話を聞いてきなさいよ!」と言って送り出します。

(確かに私もうっすらそんな記憶が残っています)

しかし

②の場合、子供のころ家から学校に行く際に親が子供に

「ちゃんと先生に質問しなさいよ!」と言って送り出すそうです。

 

もしこの傾向が正しいのであれば、この毎日の習慣は大きいです。

あとは文化の違いも大きいとは思いますが。余計なことを言うと「無粋」と言われ、忖度すること・

できることがビジネスパーソンのスキルの一部になっているのも事実ですから。

(わかるだろ?な?これ以上言わせるな・・・的な感じ。で、これを言われた側も「御意」の一言で
すべて解決??)

 

 

ただこの文化的な背景は変わらないまでも、一方では論理的な伝え方ができることも

求められていることも知っておくといいでしょう。

 

ちなみに前述した吉越氏は著書の中でこのような主旨も書いています。

「欧米では、この論理的な思考や解釈が必要ですし、これだけで良い」

「しかし日本の場合は、これからはもちろん論理的な思考や解釈も必要ですが、GNNという

要素も入れてバランスを取った方がよい」と。

 

GNN=義理 人情 浪速節

 

これよくわかります。

 

次回は実際に家庭でできるプレゼン能力の鍛え方をお伝えします。

 

PS

最近はあまり放送されなくなったのですが、何気に好きなのが「時代劇モノ」。

そしてよくありがちなシーンが悪代官と商人の密会シーン。

お互いあまり余計なことを言わず、最後は「お主も悪よのぉ・・・ぶはははは」的なシーンは

安定なので観ている方は安心?すらしちゃいます。このイメージ思わず好きです(笑)

あぁ・・・忖度と阿吽の呼吸で思わずお互い「ニヤリ」なんて日本的美意識全開であります。

 

画像は悪代官と愉快な仲間たち より

 

キャッシュレスでは味わえない山吹色のインパクトはやはり絶大なんでしょうねぇ・・・

いまは「こんにゃく」か??(笑)

 

 

 

 
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引き続き、「親が最低限教える、注意すべき「たった3つのこと」からの続きです。

 

今回この3部作?の記事には実は順番があるんですね。

ともかくもっとも基礎となるのは、

●国語と算数に落ちこぼれさせないこと。

(→語彙力と論理的思考力の向上)

●お金の管理を通じて、お金との付き合い方を体験させる。

(→経済的に将来失敗しないための訓練)

 

これらは今回お伝えするコミュニケーションとも深く関連します。

つまり・・・語彙力や論理的思考力がなければ、そもそも伝えたいことが他人には伝わらないし、

当然算数も弱いので数字にも当然弱い。

数字に弱い人は、そもそもお金との関係性が弱い。また数字にも弱いから、俗に言われている

「パフォーマンスが高い」ビジネスパーソンになんてなれるわけがない。

社会人で言われる「パフォーマンス」の指標の多くは「売上や利益」(成果)ですから。

 

多くの企業でのコンサルティングをやっていますが、特に人材の教育で観ている視点があります。

 

時間=数字=お金(売上や利益など)

 

という方程式があります。これはいまのところ例外がほぼないと私は思っています。

つまり「時間にルーズな人は数字にもルーズ、そして数字にルーズであればお金関連にもルーズだ」

という法則です。だからまず最初は時間を守るように教育するのです。

考えてみてください。

大学生の時は、(私も含め)「死ぬほどヒマ」なんてことがよくありましたよね?

この程度の人間が時間の管理の方法を考えると思いますか?でもいまはどうですか?

中には「お金を払ってでもいいから、時間が欲しい!」と感じることが多々ありますよね?

しかしこれらをどう教育しても、時間にルーズな人は存在します。これはもともとの知識やスキル

が不足しているからなんですよね。

 

コミュニケーションは範囲が大きいので、いくつか分割してお伝えしますね。

 

●まずコミュニケーションの基本は、

「聴く、聴ける」ことです。

子供は「自分中心」(世界は自分を中心に回っている=天動説)が基本になっています。

だから言いたいことは何でも言います。相手の興味や関心などはまったく関係ありません。

まして自分の言っていることは「100%」親に理解してもらえていると、信じて疑ってもいません。

もちろん親なら子供の言っている「支離滅裂な話し」であってもある程度は「何を言っているのか?」

などは把握できます。

しかし世の中で「コミュニケーション」と言われれば「話すこと、話すスキル」と思われがちです。

もちろんこの感覚は間違えてはいませんが、「ヒアリング能力」つまり「聴く、聴ける」能力の

次に養うことなのです。

 

相手が何を言っているのか?

それを自分なりに理解できているのか?

それを基にして自分の感情や考えを相手が理解できるように話せるか?

 

という順番なのですから。話す(アウトプット)ばかりに専念して、聴く(インプット)が疎かに

なっている人があまりにも多いのです。

だから多くの大人が死ぬまで必要な他者とのコミュニケーションに苦労しているのですよ。

 

さて・・・このヒアリング能力を養うには、親や保護者さんの質問が大切になります。

保護者が言った内容を、大抵の子供は「テキトー」に聞いています。

まぁその内容の多くは子供にとって「極めて不都合な内容」が多いですからね。

(部屋を片付けろ、少しは家事を手伝え、いい加減ゲームはやめろ など)

 

その際に保護者が知って欲しい事実は

言ったから、伝えたから、子供は理解しているという幻想を決して持たないこと

です。

その際に質問してください。

 

「もう一回私が言ったことを言ってみてくれる?」

これだけでいいです。

この質問の後に話す内容が、子供の理解度ですから。

 

そして大切なのは保護者も話す時に、ただこれをやれ、こーしろあーしろだけではなく

 

何をやって欲しいのか?(結論、言いたいこと)

なぜやって欲しいのか?(理由)

 

を意識して伝えてください。

(この大切さは次回あたりにお伝えします)

 

ちなみに人は理解しただけでは行動しません。納得するから行動するんです。

(理解と納得は違いますよ)

だから子供があなたの要求に納得したかどうかはすぐ分かります。

それはあなたが何らかの要求をした後、すぐにその要求に沿った行動をするか否か?

という点だけを観ればいいのです。

 

言葉ではいくらでも嘘は言えるが、

その人の本音は行動に出る。

 

という法則も知っておくといいでしょう。

 

次回もコミュニケーションについてお伝えします。

 

※早速このブログへの反響を頂きました。

前々回の「語彙力」のアップで、飛躍的に語彙力が上がった例を教えてもらいました。

その方は、子供が小学生の時にひたすら「天声人語」を書き写すことをさせたそうです。

(天声人語の内容についての是非はここでは問いません・・・)

ともかく毎日やらせるのだそうです。ここまで来たら修行僧の写経のようです(笑)

その過程で当然子供にとって意味が分からない言葉が出てきますが、その時に必ず調べさせる

ことをしたそうです。(スマホではなく、辞書だそうです)

大切なのは「文章を読ませる」「書かせる」「調べさせる」といった具体的な語彙力アップの方法

だなぁ・・・と感心しました。

 

PS

最近プロフィール写真と実際がちょっぴり違いますよね?と言われました。

決して偽装や捏造はしていません(笑)

一応最近の画像をあげておきます・・・ちなみに普段は眼鏡はしませんが、乱視がひどくなったので

外では眼鏡をする機会が増えました。

 

 

 

 

 
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「親が最低限教える、注意すべき「たった3つのこと」からの続きです。

 

デフレは既に脱却している・・・という意見もありますが、①正論から言えば全然デフレなんて脱却して

いませんよ。(だからGDPだって上がるわけがない)

そんな中、②昨年消費税を増税して、今年になって武漢コロナウィルス・・・経済的な視点から言えば

最悪です。そして東日本震災発生から今年で9年を迎えますが、いまだ復興なんてしていない場所も

多く、さらに③国民から「復興特別所得税」と言う名目で増税しちゃっています。ちなみにこの手の増税については「人類史上初?」とも揶揄され、当然これは被災地の方々も含む増税で、これほど残酷な政策を取ってしまう国は類を見ません。そもそもは国がプライマリーバランスを黒字化する目標に舵を切ったためなのですが・・・

 

なぜこんな話を冒頭にしたかと言いますと、ここにある①~③を大人として子供(まぁ中学生以上で良い)に説明できますか?

①なぜGDPが上がらない?そもそもGDPは何か?

②どこか経済的に最悪と言えるのか?

③え?これのどこが残酷なの?プライマリーバランスとは何?

 

私たちは、生まれてから死ぬま「お金」と付き合っていきます。

前述した内容も経済(=お金)に関わることですが、ほとんどの方が説明できません。

これは学校でもそうですが、まずお金のことは教えてくれません。

しかし人が生きていく上で、大切なスキルや概念の一つとして「お金」について教えるべきです。

 

最初に言います。

学校の教育に期待なんてしちゃダメです。

もう学校は半ば「託児所の延長」みたいな施設と
思っていた方がちょうどいいです。

あなたの子供がこれから激変する社会を生き抜く

ための最低限の知識やスキルの習得を他人任せ

にしないことです。

 

ノーベル文学賞受賞作家で「マイフェアレディ」の作者としても知られているジョージ・バーナード・ショーの言葉が極めて的を得ています。

 ある記者から、「人生で一番影響を与えられた本は何ですか?」

という質問を受けて彼は

「預金通帳さ」と答えたという話です。

 

 

まさに言いえて妙な言葉です。

 

さてご存知の通り、通帳の構成は「預かり」と「引き出し」の2項目のみです。

そうなんです。つまりお金の管理は「入る」「出る」の2点だけをまず考えることです。

当たり前のことですよね?

では当たり前だからお金の管理が誰もができているのでしょうか?

いくらキャッシュレス決済だの、〇〇ペイだの言ったところで、基本はこの管理なのです。

 

子供はそもそもこの概念が分かりません。

基本的に子供にとってお金は「お金の生る木」から得られると思っています(笑)

つまり親からは「お小遣い」という名目の定期的な収入、そしてじじいやばばあからの臨時収入も

あります。(盆暮れあたりは臨時収入が増大します)

では、大人になってこの木が生えているご家庭はあるでしょうか?

私もこの木があったら喜んで何本も庭に植えますが、残念ながらありません。

つまり「入る」ために何をすべきなのか?どのような努力が必要なのか?までは子供には考える

必要がほとんどありません。ましてそのお金を増やす努力もしません。

だって、木からまたもらえば(もぎ取れば)いいことですから。

 

だから優先的に教えるのはまず「出る」方の管理なのです。

そのためにお小遣い帳は有効です。ノートだろうがアプリだろうが構いません。

ただ書かせているだけでは意味はありません。そもそも子供にとってはつまらない作業だし、結果的に

このつまらない作業が「どのように」自分に影響するのか?などがリンクしないからです。

その際必要なのは、月末あたりに、

記載された金額(残額)と実際の現金の照合をするのです。

そして・・・

記載された金額と現金が合わなければ、次のお小遣いの支給はなし、という決め事をします。

すると当然子供は必死になって「出る」管理をし始めます。

しかし「いつ」「どこで」「何を」「どれくらい支出したのか?」が把握できなくなります。

その際は「書き留める」か「レシートを保存しておく」かの2点があるよ、と言う程度にアドバイスをして

細かくは言わないことです。本人に考えさせるのです。

 

人から教えられた知識はすぐ忘れるが、

その知識から得た知恵は一生忘れない。

 

ということを教育する側は覚えておくべきです。

ちなみにこれは小学校3年生くらいからできます。

そして高学年になると「それなりの知恵」が出てきます。

現金は変えられないが、帳簿は多少の改ざんできると(笑)

これも(良い・悪いは別にして)知恵の一種です。私はこの部分は「あえて」観ないことにしていました。

(あまりにも激しい改ざんは、指摘して却下しました)

 

実はこれは2人の娘に実践した内容なんです。

 

ここまで読んで頂いて、「あ~うちはそんなにお金に困っていないから、好きなだけお小遣いを上げています」というご家庭もあることでしょう。

それはそれで構いません。しかしです。

あなたの子供が将来に渡ってお金に困らない子にならないかどうかなんてわかりません。

急にこんな武漢コロナウィルスなどという自分の責ではない「突発的なリスク」だって十分にあるのですから。

 

また中学生くらいになったら、「入る」の部分も学ばせましょう。

多くの人は「入る」=「どんな仕事をするのか?(どんな経済活動をするのか?)」と同義語になります。

どんな働き方、どんな職業でも構いませんが、お金にまつわる働き方を知る意味ではこの本がお勧めです。(20年くらい前の本なので、少し時代的な背景が違うかもです・・・)

ちなみ中学1年生でも十分に読めます。

 

 

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントロバート・キヨサキ著

 
これからあなたの子供は日本で生活していくかもしれません。
海外で生活するかもしれません。
しかしどこに行っても(正確に言えば未開の奥地以外)お金との付き合いは必要になります。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 
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「親が最低限教える、注意すべき「たった3つのこと」についての詳細と具体的な方法をお伝えします。

 

①国語、算数で落ちこぼれないこと。

と書きました。

「なぁんだそんなことかよ!当たり前でしょ?」と思った方が多いでしょうね。

ではなぜそう言えるのか?はなかなか具体的に言えない方も多いと思います。

「国語や算数は基本的なことだから」なんて回答は具体性に欠けていますよ。

 

まず詳しく言えば・・・

●算数は論理的な思考ができるための
基礎的概念を醸成するから。

 

子供のころ、やれ因数分解だの、方程式だの、いろいろな計算という訓練をしてきました。

応用問題では文章を読んで求められている解を出していました。

証明問題では、あーでもない、こーでもないという(子供にとって)独特な言い回を駆使して

解を出していました。

 

計算問題は必ず=(イコール)で結び、簡略化した解を出しました。

これって言いたいことはいっぱいあるけど、「要はこういうことです(つまり結論)」という思考に

直結します。例えば証明問題では、「理由をさんざんあげて結論はこうなんです」的な展開を

したと思います。つまりこれは言い方を変えれば、この訓練はまさに

論理的思考の展開なんですよ。

 

昔これを読んでいるあなたが子供だったころ、こう思いませんでした?

「こんなことをやっても大人になったって全然役立たないじゃん!!」と・・・

まぁ確かに毎晩飲んだくれて帰ってくる大人(私の場合は父)が玄関でへべれけになっている

姿を毎度観ていた私は「こいつ、きっと2次方程式なんて解けないだろうな」と思っていました(笑)

 

子供に対してなぜこのような勉強をするのか?といった

「勉強をするそもそもの目的」

をちゃんと教えられる大人があまりにも少ないから、子供にとって半ば「イミフ」なことばかりを

やらせている・・・これじゃモチベーションが上がらない子が多いのも納得できます。

ちなみに「いい学校に入って、いい会社に入るために必要なんだ」は、説得力もないし、もう

そんな「昭和臭」が漂うような社会から変わってしまっているのが現実なのですから。

 

ちなみにちょうど小学校3~4年生のころから算数が難しくなります。なぜか?

それまでは「太郎くんはリンゴを2個買いました。花子さんはリンゴを1個買いました。2人合わせて

リンゴは何個になるでしょう?」と言ったような「子供でも実感が持てる数字」を扱っていました。

しかしこのころになると分数や割り算などの「概念」に移行するからです。その概念が分からないと

だいたい算数はおちこぼれます。概ね小学校4年生~です。

 

既にこの時期を経過しているお子さんを持っている方は焦るとは思いますが、まだ大丈夫です。

リカバリーショットは打てます。ではいつリカバリーショットを打てばいいのか?

タイムリミットは「中学1年の夏休みまで」です。ちなみにこの時期までに克服しておこないと、

今後のその子の人生はそれなりに苦労します。

 

この時期までに徹底して小学校5年生~6年生の算数ドリルを徹底してやらせるのです。

ひたすらやらせるのです。もう親の気分は星一徹です(笑)

ここは大きなポイントです。

忙しいとは思いますが、ここで保護者さんは徹底して介入することです。

ちなみに社会人になって「論理的思考」ができない方は、ほぼ例外なく「算数、数学」に対して

苦手意識を持っています。

 

ここで「論理的とはそもそも何か?」もお伝えしておきます。

「小難しい内容や言葉を言う」ことが”論理的”ではありません。

結論があって、

それに対する明確な理由があること。

(なぜその結論に至ったのか?というもの。原因でもよい。)

たったこれだけのことです。でもこういう思考や表現ができないビジネスパーソンはたくさんいます。

 

 

 

 

次に国語についてです。

●国語は理解、表現するだけのものではなく、

その人の意識や感情に直結するものだから。

 

ここでは国語というと漠然としたものになってしまうので、あえてこの国語力を「語彙力」とします。

この「語彙力」の不足は最近特に深刻です。

よく20代のビジネスパーソンからの意見で、「語彙力に自信がありません」と吐く人があまりにも

多いのです。

まぁこの語彙力のなさを「ボキャ貧」とも称されますが、これは単に話せる・理解できる語彙が少ない

だけでなく、あらゆる思考やスキル、さらにはその本人の意識にも多大な影響を与えます。

 

ベネッセコーポレーション 「第2回 現代人の語彙に関する調査」からの抜粋です。

この調査の中の”思考力・表現力と「語彙力」の関係”において、

語彙力が低いグループと語彙力の高いグループでの差を出しています。

ビジネスに直結する内容「だけ」を挙げれば・・・

※()内の内容は私が補足しています。

 

●目的に応じて情報を整理し、正しい情報や必要な情報を、客観的に評価・判断できる。

(情報整理力、分析力)→36.7%差

主張とその根拠とを結びつけた論理的な説明ができる。

(論理的な説明、論理的な思考)→36.4%差

●文章を書いたら、読み直し、読み手にとってわかりやすく修正できる。

(文章表現力)→36.1%差

●目的に応じて自ら必要な情報を探し出すことができる。

(情報探索、検索、リサーチ力、調査・収集能力等)→34.8%差

●皆に何かを説明するとき、図表や箇条書きなどを加えて、分かりやすく伝える工夫ができる。

(プレゼンテーション力)→32.0%差

●その場の状況や相手に応じた言葉遣いや話し方ができる。

(交渉力、対人折衝力)→28.7%差

 

これらの言い方を変えれば・・・

語彙力のない子は、
語彙力のある子と比較すると、

少なくともビジネススキルを発揮する上で、

概ね30~35%のハンデを負っている

と言えなくもありません。

 

またこのようなスキルのハンデだけではありません。

日本語は同じ内容を表現するにも多種多様な表現が存在します。

 

私たちの思考は言葉からできているのです。
つまり語彙力(ボキャブラリー)の多さが、

思考力の差異にも現れるのです。
 

例えば・・・怒るという感情を表現する言葉だけでも、これだけあります。

(実際にはもっとあります)

激怒 憤怒 憤激 激昂 激高 癇癪 立腹 怒気 憤懣(ふんまん)
怨念 反感 鬱憤 怨嗟 怨恨などなど。

また平易な言い方であれば、

ふくれる むくれる むっとする つむじを曲げる ヘソを曲げる などもあるでしょう。

では・・・怨念とへソを曲げるは同じ怒りの度合いでしょうか?違いますよね。

ヘソを曲げた程度では貞子にはなれませんし、へソを曲げるたびにこうなられても困ります・・・(笑)

映画『貞子』公式 (@sadako3d) | Twitter より

 

つまり語彙力のなさは、本人自身の意識(”感情のひだ”)が豊かになれず、TPOに

合わせた表現や意思疎通もかなり困難になるということなのです。

そして英語教育に必死になる前に、少なくても小学生までは保護者が以下のことを意識して

教えてください。

 ・わからない言葉を「調べる」習慣をつけさせること。すぐに大人に聞かない。

 ・読書、ネットの記事などともかく「文字」に触れさせること。

 ・語彙力が豊かな人と会話する機会をなるべく設けること。

 ・「びみょう、やばい、すごい、なるほど、可愛い」を頻繁に使わせない。また保護者も言わない。

 またこれらの言葉で表現したら「何がどうすごいの?」などと突っ込むこと。

 ・言っていることがわからなければ、必ず聞き返して再度本人に言わせること。保護者が先回り

 して子供の表現する機会を奪わないこと※

 

※ちなみにここは私も苦労しました。子供との会話の際に特に「じじい、ばばあ」に口を挟ませないことです。子供の親なのですから、子供の言っていることは一言えばだいたい何を言いたいかくらいは分かります。しかし「教育のために」に、あえて「え?なに?それどういうこと?もう一回言ってみて」と質問しているのに、じじい・ばばあは「先回りして」余計なアシストをしがちなのです。

「〇〇ちゃんはこう言いたいのよねぇ~」など余計なことを言います。だから子供はこの程度の言い方でも

大人(周囲の他人)は理解してくれていると思いがちです。

その状況がずっと続いてしまった末路は・・・社会に出て「あいつの話しは結局何が言いたいのか、さっぱりわからん」と”影”で他人からこう評価されてしまっているのです。そういう方はあなたの周囲でもいっぱいいるでしょ?

 

 

あと・・・小学生からの英語教育の是非をここで言う気はありません。

しかし・・・

 

外国語は所詮母国語以上には上手になれない。

母国語のレベルが「外国語レベルのマックス」。

 

ということは知っておいた方がいいです。

 

長くなりました。

次回は「お金」についてです。これからのキャッシュレス時代を生きる子供には必須の内容です。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 
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前回の続きです。

経営コンサルティングや研修などのお仕事をやっているとよく聞かれるのが、

「今後のビジネスパーソンにとって必要なスキルは何ですか?」といものです。

まぁ・・・上げたらキリがないわけですが、あえて言えば最低限必要なスキル(力)とは

以下の3つをあげています。

 

●論理的思考力

●問題発見/解決力

●コミュニケーション能力

 

これらについて詳しいことは追々お伝えしますが、これらスキルのさらに基盤なるというか
基礎ではなく「地盤」に近いものがあります。カッコよく言えば、これらスキルの「インフラ」とも

言えるものがあると思っています。

実は成人して社会人になってしまうとこれら「地盤」や「インフラ」って見えないんですよね。

これらは社会人になるとほとんどの人が気にしないことではあるのですが、実はこれらの能力

欠落、崩壊していると、社会人になっていくら教育しても「スキルや思考が上積みされない」

ということを実感しています。

だからいくら知識として知っていても(ドヤ顔で言っても)結果的に実践できない。

社会人における評価基準は「知っている、記憶している」ではなく、その知っていることを

「できるかどうか」なのですから、当然評価もあがらない・・・

 

では・・・本題でもありますが、
わが子が将来こうならないために、
親がすべきことは何か?

 

ちなみにこれらはほぼ小学校で言えば最低限4年生までに身につけさせたい内容です。

 

①国語、算数で落ちこぼれないこと。

②お金について体験から学ばせること。

③日々コミュニケーションの訓練をすること。

 

になります。

各々については、次に詳しくお伝えしていきます。

 

PS

昨日はもう10年以上続いている(何気に長寿番組?)FMラジオの収録しました。

まぁこの時期ですから「新型武漢ウィルス」について、経済や社会の今後について収録しました。

オンエアは3月6日(金)~の予定です。

FM HOT (エフエムさがみ)83.9MHz「高橋 宗照のビジネス通信」 毎週金曜日8:35ごろ~

 

 

 


 

 
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このブログを書くのが久しぶりになってしまいました…

理由は仕事とプライベートが多忙を極めていたためです。(まぁいろいろありましたが)

 

さて・・・ここのところの武漢肺炎の件で、2月~4月の研修やセミナーのほとんどが

延期になりました。そのため急に「毎日が日曜日」状態になってしまったので、

こういった形で発信しようと思って、このブログを再開した次第です。

気ままに書いていますので、気長にお付き合いいただければうれしいです。

 

実は今回からしばらく続く?この「現代社会を生き抜く子供の育て方」と言うテーマ

なのですが、最近はこのようなテーマの講演も結構増えてきて、この手の内容を

聴きたい方が増えたのでしょう・・・

また多くのビジネスパーソンとお会いして、特に若年層と言われる20代の方々と

お会いしていて「ある傾向に気づいた」のも書く理由の一つです。

 

●「おいおい、社会人になるまで家庭や社会でいったい何を学んできたの?」

●「モチベーションがあがらない」「やりたいことが見つからない」

●「失敗することへの強烈な恐怖感と激しい承認欲求」

●「自己実現という言葉は知っているが、その実現方法をまるっきり知らない」

●「そもそもうまく人間関係を構築する術を体得していない」などなど。

 

まぁ事実として私は54歳ですから、徐々に第一線から退く方向に進んでいるわけです。

(「まだまだ若いもんには負けない」などという言葉が出ること自体・・・

それは老化している証拠なんですよね)

これから社会で活躍される若年層のビジネスパーソンや子供たちの”後方支援”を

するのが私のような年齢の役割なのでしょう。

 

はっきり言います。

現在を観ると、将来のビジネスや社会の在り方にそれなりの危機感

を私は感じています。(もちろん昭和が良かったなんて、そんなことを言う気はありません)

 

そして学校では何も教えてくれないし、そもそも学校で学ぶ様々なコンテンツや

システムにおいて、いまだ昭和臭が激しく漂っています
(昭和的な赤ちょうちん系は大好きですが、これはいただけません)

 

勉強さえしていれば、それでOK!

いい学校に入り、いい会社に入れば安泰さ。

あとは会社や社会が何とかしてくれるから大丈夫
でしょ。寄らば大樹の陰と言うでしょ。

 

これ、もうとっくに終わっている概念ですよ。

こんなに激しく時代が変わっているのに、学校や親はいまだにこの概念を拠り所にしています。

もちろん「そんなことはない」と思う方もたくさんいらっしゃることでしょう。

では、そうでなければ「どのようなこと」を私たち大人は子供たちに具体的に何を教えているので

しょうか?(ちなみに知っていても、できなければ、それは「知らない」ことと同じことですよ

俗に言われる「世の中(政府、企業、組織、社会など)」が、現在の武漢コロナウィルスにおける一連の
対応を見れば理解できるでしょ。

学校でいい成績さえとっていれば、何とかなっていない世界なんです。

多くの大人が上記に書いた内容の解決策やその具体的な手法すらできないのです。

こんな旧態依然とした言い方は、あなたの子供がいずれ大人になった時にきっと気づきます。

「これって詐欺じゃん・・・」と。

 

私は子供の教育の専門家ではありません。

だから、逆に専門家が持っていない視点で言える
こともたくさんあるのです。

 

実際「子供の教育の専門家」は、現在のビジネスや社会の動向や意識にあまりにも疎いと感じています。(まぁ閉鎖された環境ですからね、学校は特に・・・)

 

そのような危機感と、現在子供さんを持つ保護者の方からのアドバイスもあり、今回このテーマを
いろいろ書いてみようかと思っています。

 

ちなみに私は娘が2人います。

(私自身のことはプロフィールをご参照ください)

 

長女は今年で28歳。大学卒業後、JICAに入り2年間アフリカのルワンダで

身体的ハンディキャップを持つ子供の就学支援をやっていました。

今は一旦日本に帰国して、海外での活動ができるために再度大学院に

入り、将来は海外で自身のライフワークを実現するために努力しています。

 

次女は今年で25歳。もともとは服飾関係のデザイナーを目指していましたが、

現在はジュエリーデザイナーとしてデビューを果たしています。
(もちろんデビュー作はリリースされた瞬間に購入したのは言うまでもありません)

 

私は心から二人の娘を尊敬しています。

私とはまったく別の道を歩んでいますが、彼女らの結果ではなく、今に至るまでのプロセスに尊敬して
います。

 

実は・・・結果はともかく、彼女たちを育てる時に

「どこに行っても生きていける力」

を身に着けさせることを目的として教えていました。

 

当時子育てをした観点も含めながら、今回のテーマを書いていきますので、よろしくお願い致します。


まさに親しかできない(というより、他者を頼れない)
自分の子供へのサバイバルトレーニングです。

 

 

現代社会を生き抜く子供の育て方ー親が最低限教える、注意すべき「たった3つのこと」

 

現代社会を生き抜く子供の育て方 その①「算数と国語は絶対おちこぼれさせないこと」

 

現代社会を生き抜く子供の育て方 その②「お金との付き合い方を体験から学ばせる」

 

現代社会を生き抜く子供の育て方 その③「コミュニケーション編1」

 

現代社会を生き抜く子供の育て方 その③「コミュニケーション編2」

 

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こんな記事があった。


”仕事で私が壊れる 人生を搾取する「全人格労働」”

 

実はこれは今に始まったことではないのだが、あえてこーゆー

記事になるといろいろ考えさせられるね。

 

今は昔のように「働き方」が多種多様だから、このようなことが

起きやすいんだろうけど、一つには誰にでもある「不安感」が

今の時代は大きいんだと思うな。

 

もちろん結論なんかこんなブログで出るわけもないのだが、

これからもっとこーゆー話は出てくるんじゃないかな。

いままでは何とかバランスを取ってきたんだけど、そのバランスを

取るのがすごく難しくなってきているんだと思う。

 

以前サラリーマンだった時、よく言われた言葉で

「わが社の常識、世の中の非常識」

というのがあったけど、会社や企業という中にいると時には善悪の

判断基準やバランスが世の中にアジャストできなくなることがある。

 

生きていくため

家族を養うため

自己実現するため

 

という「本人にとっては真っ当な」理由が大きくて、いままではそれで

何とかやって来れたんじゃないのかなぁ。

でも「何となく漂う不安」もあってこの理由だけではバランスが取れなく

なってきているんじゃないかと思っている。

そう・・・

 

世の中も・・・

個人も・・・

あなたも・・・

わたしも・・・

 

最近思うんだけど、全体の既存のシステムがいろいろな意味でうまく

作動しなくなってきているからだと思う。その結果が今回ような記事に

カタチとして現れただけなんじゃないかと。

 

たぶんこれからもっと私たちが拠り所としていた「当たり前のこと」=

「既存のシステム」の破たんはどんどん出てくるんじゃないかな。

変化することって大事じゃね?と口では言っていたけど、いよいよ

それがシャレにならないくらい「その変化に適応しなければならない」

時代に突入するんじゃないかな。

 

毎日観るニュースはみんなそんな感じだもんね。

たぶん2020年まではこんな状態が続き、その後は一気に動から静へ

移行するんじゃないかと。

 

情報に一喜一憂することもあるけど、常に全体を観ることも大事だよ。

今年は少しなーんにもしない時間を少しでも作ろうと思っている。

自分は自分。

他人は他人。

参考にはするけど、立場や置かれている状況でやることは違って

いいんじゃね?とは思うけどね。

 

なぜか埼玉県蕨市のおっさんばっかりが集まっているバーで飲んだ。

料理がサイコーに美味しかったなぁ~

 

 

 
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