フジワライブキ先生に施術してもらいながらインタビュー
その383
鍼灸師の実情とデザイナーの意地
綿谷 今回も前回の続きですが・・・このブログを本にするために、鍼灸師になりたい人が読んだらためになる話が、何かありましたらお願いします・・・。
藤原 えーと・・・どっちのエピソードですか?
綿谷 「どっち」とは?
藤原 おもしろい話なのか、真面目な話なのか・・・。
綿谷 そりゃあ、真面目な話に決まっているじゃないですか!
藤原 真面目な話だったらいくらでもありますよ。
綿谷 それだったら最初にそれを話してくださいよ!
藤原 いや、真面目な話を載せる本に方向転換するって知らなかったんで!
綿谷 僕も知らなかったですよ!
藤原 ははははは!
綿谷 ははははは! ・・・けれど、あんまり真面目な本を作ってもおもしろくないので・・・せっかく僕と藤原先生で作るのでユーモアがあるユニークな本にしたいです! ・・・真面目な情報なら今の世の中、インターネットで調べればいくらでも出てきますし・・・。
藤原 まぁ、そうすね。
綿谷 ですので、ちょっとくだけた感じの気楽な内容の本にしたいです・・・。
藤原 マンガ的な感じですかね・・・。
綿谷 そうです。なんだったら、鍼灸師になる気がない人が読んでもおもしろい本にしたいです・・・。
藤原 なるほど・・・それだったら・・・やっぱり、タイトルを変えた方がいいと思います。
綿谷 いやいや、「鍼灸師になりたい君へ」ってタイトルは気に入っているので・・・ですので、今より鍼灸師に関するコラムを充実させようと思います! コラムの数も増やして・・・そうして、現状の藤原先生のエピソードは、ほぼ今のままで行かせてもらえないかと、出版していただくアメージング出版さんの方にお願いしてみます。
藤原 それこそ、ニーズの問題ですからね・・・僕みたいなアホな鍼灸師の日常を知りたい人がいるのか、それとも、真面目に鍼灸師の実情を知りたい人が多いのか・・・。
綿谷 「真面目に鍼灸師の実情を知りたい!」と思って買って読んだら、読んだ人が「ふざけんなっ!」て思ってしまう本になっちゃいますかね・・・けれど、本になった暁には、藤原先生の患者さんは絶対に増えると思います!
藤原 まぁ、どこまでの人が、手に取ってもらえる本になるかによりますけどね・・・。
綿谷 それはそうですけど・・・2年前、藤原先生がフリーランスになったときに「僕のデザインの腕で、藤原先生の患者さんを増やしてあげよう!」って僕は大見えを切ったのに、ぜんぜん、藤原先生にお客を呼べていないですよね・・・。
藤原 くくくくく!
綿谷 藤原先生の患者が僕の宣伝で1人として増えていない・・・。今までに、チラシ作り、ポスター作り、このブログを書き、果てはホームページまで作ったのに・・・誰1人として患者さんが増えない・・・ですので、この本を作っても藤原先生の患者が増えなかったら・・・僕の負けです・・・。
藤原 デザイナーとして最後のアタックなんですね。本にすることが・・・。
綿谷 そうです。これが、最終アタックです! ここまでやってダメだったら・・・僕は自分のことを本当に才能のないダメダメデザイナーだと認めます・・・。
つづく・・・