フジワライブキ先生に施術してもらいながらインタビュー
その381
モクモクの話
綿谷 えーと、このブログを本にする話なのですけど・・・出版していただけるというお約束をしていただいたアメージング出版さんに、原稿を全て送りました!
藤原 おー。
藤原 ・・・そうしましたらお返事が来まして。
藤原 何ですって?
綿谷 返信メールをプリントアウトしてきました・・・ゴソゴソ・・・これなんですけど・・・えーとですね、「全体としてわかりやすい」と、そして「『おしえて! フジワラせんせー!!』は有意義なコラム」だし「『自律神経って何なのさ?』の話には学びがある」と高評価でした!
藤原 うれしい評価ですねー。
綿谷 ・・・ですが、「『これだけは誰にも負けないみたいなものは僕にはない』の話は、鍼灸師にあまり関係がなく、鍼灸師に興味がある方から読むと長く消化不良」とのことでした。
藤原 ははははは!
綿谷 但し書きとして「藤原先生のお人柄を伝えるのであれば良いと思います」とのことでした。
藤原 あー、そうすね。
綿谷 なので「これだけは誰にも負けない・・・」の話は・・・。
藤原 コンパクトにしましょう!
綿谷 そうします。短くします・・・。それから、さらに、「全体的にもう少し鍼灸師に関する内容を盛り込んだ方が良いと感じております」とのことでした。
藤原 あー・・・もう少し、鍼灸師になりたい学生さん向けの内容とかを盛り込んだ方がいいのかな・・・。
綿谷 ということで、藤原先生にもうちょっと鍼灸師のお話を聞こうかなぁと思うのですが・・・。
藤原 了解しました!
綿谷 施術を受けながら・・・。
藤原 そうですね。では、うつ伏せから・・・。
綿谷 よろしくお願いします。よいしょよいしょ・・・。
藤原 う~ん・・・何の話をしたらいいですかね?
綿谷 あの~・・・、以前に聞いた、あの話はどうですか? 鍼灸の専門学校時代に授業でお灸の実習をみんなでやっていたら・・・。
藤原 あー、はいはい。みんなでお灸をしていたら、教室の中がお灸の煙でモクモクになってしまって、窓を開けて換気をしたのですけど、そうしたら向かいのビルにそのモクモクが全部吹き込んで行ってしまって、向かいのビルからすごいクレームが来ました。「もぐさ臭い!」って・・・。
綿谷 ははは! ・・・その話、おもしろいですねー。そういう話、他にもありますか?
藤原 え、こういう話ですか?
綿谷 ん?
藤原 もっと学生さんの参考になる真面目な話の方がいいと思いますけど・・・。
綿谷 え・・・僕は、そういう「鍼灸師おもしろ話」をもっと入れた方がいいのかなぁと思ったのですが・・・。
藤原 いやいや、その考えは違うと思いますよ。本の編集の方は「お灸モクモクの話」は、よろこばないと思います・・・。
綿谷 え~・・・僕はずっと「お灸モクモクの話、どこに入れようかなぁ」って考えてました・・・。
藤原 まぁ、著者は綿谷さんなので、それでいいなら、それでいいです・・・けれど、編集の方は、言っている意味は違うと思いますよ。
綿谷 え、そうなの!?
藤原 「そうなの!?」って・・・だって、モクモクの話って、鍼灸師になろうと思っている学生さんは求めていない情報だと思いますよ。
綿谷 いやいや、「鍼灸の学校に行ったらみんなでお灸でモクモクするんだ! 楽しそー!!」って思うかも・・・。
藤原 思わないです!!
綿谷 思わないの? もしかして編集の方のご意見って「鍼灸師おもしろエピソードを増やして」ってことじゃないの? ・・・そ、そうなのかっ!
藤原 「そうなのか!」って。何を今さら言ってるんですか!
綿谷 いやいや、僕、本当にそういうおもしろ話を入れればいいんだと思ってたので。・・・
藤原 もっと鍼灸師になりたい学生さん向けに有意義な話を編集者さんは求めているとだと思います!
綿谷 そ、そうだったのか・・・けれど、本のどこかに入れたいなぁ、モクモクの話は・・・。
つづく・・・