システマUSAのクワンリーからのヴラディミアセミナーへのメッセージです↓


つい数週間前、偉大な友人であり創始者であるミカエル・リャブコ師が亡くなって以来、初めてヴラディミアと再会した。
そのときに自分の中で今までにない大きな気付き(ブレイクスルー)が起きた。


今まで幾度となく、ヴラディミアと接してきて、その度に彼の深いリラックスかつ準備された状態と私の状態は、これまでも十分に対照的だった。
しかし、今回彼と接した中で、私は彼の中により深くクリーンな何かを感じた。 
冷静さの海に裏打ちされた、「完全無欠な情報の感知」という表現が適切だろうか。
私はまず、このヴラディミアの状態に対応して、自分自身をよりカームでいられる’’場所’’に調整し始め、彼に向かっていく前に自分自身をゼロ(無)にしようとした。

すると信じられないことに、彼はどういうわけか私により同調するようになり、私のわずかな意図や思考の出現さえも拾い上げた。

まるで拡声器のダイヤルを耳をつんざくようなレベルまで回されたように、私の感覚と意識のダイヤルが回されたのだ。 このような感覚を覚えたのは、ミハイルと一緒にワークをしたときと、アトス山(*ギリシャ正教会の聖地)で特定の神父と話していたときだけだ。

システマでは、他のライフ・アート(生涯を通して学ぶもの)と同様に、生徒は次のように自問するかもしれない...。
自分はこのトレーニングに何を求めているのか?インストラクターは、私を真理に近づけるために何を提供してくれるのか?これらの質問の答えは、私が次の世代に伝えたい/伝える必要があるものだろうか?


何年もかけて答えは少しずつ変わってきたが、システマにおける私の旅と進歩の連続性は、源にとても近いところにいたからこそ保たれてきたのだと気づいた。
ミカエルがいなくなったことで、源も少し変わったと言えるかもしれないが、次のことを考えてみよう。


「エネルギー保存の法則」と呼ばれる物理学の非常に基本的な法則によれば、私たちの宇宙という閉ざされたシステムにおいて、エネルギーは創造されることも破壊されることもない。ただ、変換されるだけなのだ。
それと同じように、ミカエルがこの世を去ったとき、彼のエネルギーと知恵の一部は完全に私たちのもとを去るのではなく、それを受け入れる準備ができている特定の人々に届くと私は思っていた。

ヴラディミアとの今回の交流で感じたことがある。それは、このエネルギーが彼の中で大きく共鳴し、それによる彼の新しい状態とそこから生まれるワークが、私たちが次に進む新たな章を示してくれている。 これこそが私がシステマに求めているものであり、私のグループやファミリーに伝えていく価値のあるものなのだ。神がそう望むなら。

ヴラディミアの変遷、そして現在地を感じられる幸先の良いこの時期に、大西さんと北川さんが主催する大阪と東京でのセミナーに、時間と資源を投資してヴラディミアと直接トレーニングすることを強く勧めたい。
同じような目標に向かって努力している人には、どちらのイベントにも参加して後悔することはないだろう。

日本はマスターたちの心の中で常に特別な位置を占めてきた。それは日本が、繊細さが伴うものへの深い習得に高い価値を置いて、一生懸命に取り組む、世界に残された唯一の場所のひとつだからだろう。

そこでお会いし、一緒にトレーニングができることを楽しみにしています!

幸運を、

クワン リー



セミナーの日程↓

4/6(土),7(日)
大阪セミナー『知覚と適応』

4/12(金)7:30-9:30pm
クワン リー 
東京特別クラス

4/13(土),14(日)
東京セミナー『非破壊の戦闘術』